2025年9月2日火曜日

アンズで自家製ジャム作り 今時の甘酸っぱいジャムは

木で 熟したアンズのあの色はなんとも言えない郷愁を誘う色。
全体は黄色で枝が付いているところは赤っぽいオレンジ色が乗り、私には幼い女の子のほっぺのイメージがする。

この画像は6月のもの。
まだ完熟ではない。


生のあんずを食べたことが無い人は多いのじゃないだろうか。
産地では時期には店頭に並ぶようだけど、なぜか産地以外では売られていないらしい。

有名な産地は長野県北部地方であるけれど、太平洋に面した東海地方の今の我家でも特別な技術無くしてできるのに、他に産地の名は聞こえてこないのはなぜかナ。

アンズに限らず、近頃の果物は糖度の高い(より甘い)ものが人気のようだ。
適度な酸味を感じられるフルーツを美味しいと感じるの人が少ないので、生のアンズには手が出ないんだろうか。

余談になるけれど、昔(江戸~明治あたり)は果物のことを「水菓子」と言ったようだ。
そんな時代にはフルーツの甘味でも十分に甘いと感じられたのだろう。

そんな昔と比べると今の果物は総じて、品質改良で随分甘くなっているのにそれでも・・・
まぁそれはともかく、今年の我が家のあんずは良くできた。

大好物の私は生食でどんどんイケてしまい、お腹が不調になるのではと心配になるほど。なので木から自然に落ちたものや虫や病気で少し傷ついた実を冷蔵保存しておいてジャムにした。

保存容器が足りず一部は生の実を冷凍しておき、8月にまたジャムを作った。
その時の簡単なレシピを記録しておこう。

材料 生あんず(解凍)適量
   砂糖・・アンズの目方の20%
       (20%は酸味が強めなので、30%くらいが食べやすい?)
手順(皮付き) 
1、よく洗って種を抜き(みぞに沿って切ると簡単に取れる)、4つ割りくらいにカット


2、1をミキサーにかけて更に砕く。すぐにドロドロになる
3、アンズの目方を量り鍋に入れ、好みの割合で砂糖を加える


4、弱火で煮こむ
焦げやすいので頻繁になべ底から混ぜ合わせ、ちょっと緩いかな?位で火を止める
冷めると締まってちょうど良い硬さになります


ミキサーを使わず包丁でカットし、形が残っている場合は
手順3で砂糖が溶けるまで放置し、自然に溶けたら4に進み形がほぼなくなるまで煮込む。

杏はペクチンをかなり含んでいるようで、楽にジャムになるので、これも嬉しい。

ところで生食の皮ごと食べるのと、皮を剥いてから食べるのとでは味が違う、ように感じる。
皮がついた実のほうが酸味が強いと感じるが、私的味覚?

酸味が気になる人は皮なしで煮ればもっと美味しいかも。



























































































甘いだけのジャムより、私にとっては嬉しい

2025年7月1日火曜日

「一年中食べられる」といわれる九条ネギ

 2025.06.29

一度種を蒔いただけで5年間そのまま収穫を続けた九条ネギが、どんどん増えて、どんどん食べたいけれど冬季以外はやっぱり硬くて、、、

九条ネギとはそういうものなんだそうだが、柔らかく美味しく食べられる期間が長くできないだろうか。

株受自体は勝手に更新しているけれど、5年もそのままではまずいような気がして
思い切って全部転地(植え直し)しててみた。


1か所2本ずつにして植えると10mにもなった。
また同じ量になった。
この時に選別すればいいものを、やっぱりもったいなくてみんなお引越ししてみんな植えたから。

別の畑に移転しただけで株自体が更新されるのだろうか・・
気分転換にお引越ししてみた、だけになるのでは。
それならば、いったい私は何をやったのだろう?

やってしまってから調べると、植替え(転地)によってネギはまた健康に育つとのこと。
良かった!
そうだ以前にも調べて、そういうことが分かったのでじゃ植え替えてみようと場所の選定をしていたのだった。

時期は適期だったかどうか、それより雨の予報が全くないことが気がかり。
梅雨明けの宣言も予報もなくて、雨もない。

更に気づいて、なるべく早く柔らかいネギができるよう一部は地上部から5センチくらいで葉をカット。ここから出てくる新葉は柔らかいはず。
いつ頃新芽が出て来るだろうか。

2025年6月21日土曜日

カボチャの授粉

 2025.06.16

10日位前からカボチャの雌花が次々に開花し始めた。
当時は雌花ばかり。

今日初めて雄花が咲いた。


花弁の中を除くと


奥にちょこんと1本飛び出たようにある、これがオシベ。
待っていた雄花が咲いた日には、雌花は開いていなかった。

翌日1つの雌花が開たので、さっそく交配です。

開いた雌花はこれ ↓


雄花との違いは花の根元に丸い球状のもの(子房といってやがて実になる)が出来ている。
花の中を覗けばメシベが6本整列している。


どうやって交配(受粉)させるのか。

先ず枝から摘み取った雄花の花びらを全部取り除いて、オシベを裸にしたら
その柱頭をメシベに擦り付けて完了。

このまま待てば2か月ほどでカボチャが出来上がるはず。

この受粉作業は本来小さなムシ達がやってくれるのですが、必ず成功するとは限らないので確かな受粉をするにはこんな風に人口授粉をすればいいの。

カボチャは花が大きいので作業が楽ですが、メロン、小玉スイカなどは花が小さいのでなかなか大変で成功の確率は小さい。

咲いたタイミングが悪く授粉できなかった雌花は、やがてこんな姿になり生涯を閉じることに。


開花のタイミングがうまく合わずに、ムダ花がいっぱい咲き自然消滅することに。
もったいないことだけど自然界にはそんな植物がいっぱいで、首尾よく子孫を残せるものはごく少数であることは知られている。

幼い頃の記憶によると、捨てられた野菜くずの山のような所から勝手に出てきたカボチャの苗が実をつけて、やがて食卓に上がった・・。

でも、自分の手で交配させて実らせてみたい。
たくさんなくていい、2つか3つもできればいいのだから。

美味しいカボチャができたら、その種を春まで保存してまた植えて・・と持続可能な家庭菜園は楽しい。



2025年6月3日火曜日

モズ

 2025.04.23

少し前までは、「ほうれんそうってなかなか芽が出ないし、発芽が揃わないね」と言ったものです。
それが最近のほうれん草の種は芽が出易いように薬剤処理?をしてあったりします。
種蒔き技術を持たない人でも何も考えずに楽に発芽させられるようになりました。

黄色い矢印の文字が「発芽処理済みの種」

でも安価な種はだいたいそんなことはしていないので、いつものように1日水に浸してから冷蔵庫で1日2日お休みしてもらうことで、土に蒔いた時に数日で揃って発芽します。

今回も浸水→冷蔵庫の手順を踏んだようですが、そうしたことをすっかり忘却。
(実際にこの時に使った種はこれではなく未処理の安価の種)

何日かして、他の物を取り出すために冷蔵庫を覗いて、これは何?

色、形から、これはホウレンソウの種に違いない。
すっかり忘れていたのでかなり昔のでは、と一瞬ゾーとした。

記録を見て1週間前から冷蔵庫に入れていたようだ。


という経過のもとに、こういう状態の種を蒔いたのです。
せっかく出てきた芽を折らないように、そーっと置いてそーっと土を掛けました。

何も撒かれていない畑を毎日眺めて、まだかな・・、ホウレンソウって発芽に時間がかかるから、まだ4日しか経っていないから・・まだ早いよね・・なんて思っていた。

だって記録には蒔いたと書かれているんですから。
だってこの場所の土をいじった記憶が、ぼわっとあるし。

ボケ?痴呆?
このようなコトは昨日、今日に始まったことじゃなく、私の得意技みたいなものだと身近でみている者は言う。

だからボケというよりモズなのです。

芽が出ている種を植えたのだから、土を掛ければ普通に地上に発芽します。
大丈夫、経験済みです。
え?😂

2025.04.26
ほらね!
発芽した種を土に埋めて3日目には緑色の双葉が出始めた。


蒔かないタネは生えないというけれど、正にそのもの。
種を蒔かないで、出るのをいくら待っても芽は出ない。

蒔いたら3日で出た。
まだ先が(たぶん)長いのだからしっかりしなさい、私!


2025年5月30日金曜日

健やかな育苗

 2025.05.30
我ながらホレボレ・・なんて😓


写真だからというのではなく、実物も穴一つなく本当にきれい。
だからこんなこともあると自慢したかったんです。

こんな風にできることもあることを、肝に命じておかなくては。


オレンジ色のポットとその右はキュウリ
ちょっと窮屈そうだけど、本葉はまだ2枚。
もう少しここで頑張ってもらわねば。

その手前の白いトレーの中の手前右はカボチャ。
よく見えていないけど2本。
もう植えてやらなくちゃ、という雰囲気だね。

白トレーの中の他の3つはメロン。
これも葉数がまだ足りないから、もうひと頑張りしてもらおう。


う~ん、これも生き生きしていい色だね。

奥側はどれもピーマン。
昨年植えていた場所に5月になってから自主的に?芽が出てきたので、ポットに鉢上げししたらこんな風になって・・

来年からは種からの栽培ができそうだ。

ピーマンって畑に移植するにはもっと大きく育ててからの方が良さそう。
植付けの場所、見つかるかナァ。

そして手前はどれもキャベツ。
5月4日に播種して、もうじき1か月になる。
この時期は成長が早い。

もう移植できそうな苗もあり、先日植え床に元肥をすき込んだので数日中にはお引越し。
この春はキャベツがよくできているので、期待してしまう。

これらは発芽後には陽に当たりながら虫よけネットを張った囲いの中で大事に育てられて、立派にここまで育ったというわけで、可愛い。


ーーーといい気になっているのだけれど、何だか雨が多くて先が不安な日々。
今は梅雨の前触れと言われるけれど、本梅雨はどんな陽気になるのか。





2025年5月10日土曜日

逆立ちカボチャのその後

 人間で言うなら逆子の状態で顔?をだしたカボチャ。


その後どうなったか?

このまま見捨てるには忍びないし、根から出てきたらどうなるのかという興味もあってしばらく観察。

翌日
葉も見えてきました。


双葉の先が白く見えるのは、種の殻を被っているから。

発芽から1週間後、茎も伸びて双葉と根が繋がって見えてきました。

がんばれ、頑張れと地上に出ている根に土をかけてみましたが・・


ここまででした。

外にでてしまった根は徐々に枯れて来、the-end.

播種時に向きを考えずに埋めたことで起きた悲劇でした。
後から出てきた2つ目の芽に期待します。




2025年5月7日水曜日

カラスとイタチごっこ

 2025.05.07

相手がカラスだと カラスごっこ?

やっと芽をだした3センチ程の新芽が、元のサツマイモごと引き抜かれた。
芋ごと引っ張り出されて、こんなことするのかと驚きながら
助かりそうなものはまた埋め直した。

↑被害初日

↑2日目
翌朝またやられた。
コノ~!


カラスは今度は芋をしっかりかじっていた。
近くの電柱の上から私を見下ろして、ガアー、ガー。

なめられてるなぁ、私。


サツマイモの苗の芽出しにネットを張った。
取り敢えず閉めだしたけど、どこまで警戒すればいいのか。