2022年1月19日水曜日

真冬の結球レタス  テント栽培実験

西瓜栽培用のテントで保温

12/1の定植時はまだそれほど寒くはなかったので、防風目的のアンドンで保温もできるような気がしていた。


それが暮れあたりからは雪が降り、ほぼ毎朝のように氷が張るほどの冷え込みで、ちょっと見は元気に生きてはいるもののかなりきついのではと気づき、危機感。

株にして4つ。それもキャベツの株間に。
どうやって守ろうか。

一つずつ個々に覆いをするしかないが、それにはテントかキャップだ。
ホットキャップというのがしっかりしていて保温効果もありそうに思ったが、ちょっと高価。
手持ちの資材で似たような機能のものを探すとこれがあった。


ペラペラのビニールで、ちょっと変形の小学生の防災頭巾のような形の袋状で、上部に通気用の小さい穴がある。これまた華奢な支柱(被覆した細いハリガネ)がセットになってるのだが、風速10メートルの季節風に耐えられるだろうか?

物置の中を見回し、プランター菜園用?の太目で小型のU型支柱を見つけ、セットしてみたらうまく治まり、ビニールの裾を周りの土で押さえて出来上がり。これならしっかりしている。

10月半ば過ぎに種を蒔いて12月1日に定植しておよそ1月半の結球レタス。
施工作業をしながらの思い付きで、現状の4株を2株は上のように保温対策をして、残る2株はそのままアンドンだけで栽培を続けてみよう。

その結果どんな成長の違いが出るのか(出ないのか?)を見極められれば、次から大いに参考になりそうだ。

気温20℃での発芽

順序が逆になったけれど発芽についても実験で、常に20℃を保っている屋内で発芽させた。

暖地の域内といえども、10月半ば過ぎに外で何の覆いもせずに発芽させるのは無理。手製のミニハウスも夜は気温が下がるので却ってよくない。
そこで、定温の屋内で管理した結果4日で発芽した。

その後の育苗は戸外で手製のミニハウスの中。
ポットの底を地面から離し、晴れた日中はお日様に当て夜は物置の中の生活で凡そ40日。
ひょろひょろと徒長するのが怖かったので、本葉が2~3枚になった頃早めに畑に定植。

アンドンで風をよけてやり自分の根でしっかりと立ち上がったのでそれで安心し、寒さ対策をすっかり忘れていた。

ぼぉーっと見てるんじゃないよ!
ってことで今回はここまで。

この先は、明らかに成長がみられるようになったら投稿する予定。





2021年11月18日木曜日

ショウガの花

 春に植え付けた普通の大ショウガに花が咲きました!

何年も生姜を栽培していて、花が咲いたのは初めて。
間違いなくショウガに咲いた花です。


あまり鮮明な画像ではないのですが、全体としてこんな風だと思ってください💦

ミョウガの花のようなという表現もありますが、それほど大きくは無く、そう、ウツボグサやオドリコソウに似た形で、花の色はいろいろあるようですがうちのはアズキ色。

開花期間は瞬間で1日でしぼんでしまうようですが、1株から次々に花茎が出てきます。

10月、葉が少し疲れてきたかなという頃に新芽かと思えるような状態のものが数本出ているのに気が付き、まだ生育中・・にしてもいつもの新芽とチト違うなぁ、と。

もしかして”花”?
ググってみたらありました。
いろいろな画像が出てきましたが、私のとまったく同じ姿形のもあったので間違いなく花です。

なぜ今年に限って花が着いたのだろうか。

ショウガに花が咲いたという記事はかなりあったけれど、どんな条件で着花したのかは書かれていなく、そんな中でこんな情報を見つけました。
産地といわれる地方でもなかなか見られないようです。

専門誌とみられるものではこんな風に。
よく理解できないけれど日照条件が絡んでいるらしい。

栽培方法がいつもと違う点は、里芋の株間に植えたことくらいですが、これが関係していたのか?
ショウガはカンカン照りの場所よりむしろ里芋の葉での半日蔭くらいの方が良いという根拠の様。これが開花の条件だったのかな?

生姜の栽培ではどこでも、いつでも花が着くわけじゃなく、かなり珍しい現象であることは確かであることがわかり、大変貴重な経験をしました。

参考までに肝心の根塊の出来はどうかというと、私の経験上ではたぶん最高の出来。
1株を掘り上げてみましたが、よく出来ていました。いつもの年より立派なくらいです。


手前にある塊は種生姜です。
これも食用になり、このまま埋めておけばまだ新しい根ができそうにしっかりした状態でした。





2021年3月15日月曜日

石灰でうどん粉病が消えた

 エンドウに発生したうどん粉病がきれいに消えた。

春一番に必ず出てくるのがエンドウのうどん粉病。
今年もやってきた。

病気が出始めたころのキヌサヤエンドウがこれ。
病気が出た箇所に消石灰を撒いてみた。


恐る恐るで散布して、しばらく撒いたことを忘れていたが、6日後に「あ、そう言えば・・」と確認。

うっすらと灰白色になっていた2か所に撒いておいたが、6日後の結果はこの通り。

ここも↓

ここも↓

きれいだ!

散布後に1回か2回雨が降っているから、石灰はそこで流されているだろうから、散布してすぐに効き始めたのではないか。

消石灰がうどん粉病のようなカビには効くことがよくわかった。
カビだけかどうか、イチゴにも撒いてみた。

散布前には症状は出ていなかったが、今の状態はこれ。


やっぱりきれいで、とても生き生きしている。
イチゴに撒いたのは、病気予防が目的。
やはりうどん粉病に罹るし、褐斑病のような病気にもなりやすいので、もろもろの予防を期して。

石灰の働きを教えてくれたのはこの本
病気だけじゃなく、害虫にも効果があるようだ。


いままでは苦土石灰を土壌改良としての使用しかしていなかった。
石灰の種類はいくつかあって、扱いを間違えると逆効果にもなるとのことなので、良くよく理解しないといけないが、正しく利用すれば効果絶大。
その後のイチゴとエンドウはー
イチゴは実が終わるまで虫も病気もなく、葉は生き生き。

収穫物は多くがアリなどに持っていかれましたが、実ったのは石灰をまいてから2か月も経ってからなのでこれは石灰とは無関係。

収穫が始まってからの散布はまずいので、アリには目をつぶってしまった。
来年はポリマルチを考えたい。

エンドウは、一旦はうどん粉病が消滅しきれいになったものの10日後には再び始まったので、今度は苦土石灰を散布。
これは効果が出ませんでした。

消石灰はアルカリ度が高いので頻繁に散布するのはためらわれ、苦土石灰も効果があるとの記事も目にしたので苦土にしたのですが、読み方が違った?








2021年2月26日金曜日

カブは隣と触っていると腐る

間引き手間を間引いた結果がこの姿。


おしくらまんじゅう状態で育っていた。


たくさん作りすぎて消費しきれずに、栽培放棄してしまった。

昨年秋に数回の種まきをして、どれもいつもになく良くできてしまい楽しくて次々と作った結果が食べきれなくて放棄。食べごろには8cmくらいになり、そのままにしたら更に風呂太った。
これは10月末に蒔いたものなのでほぼ4か月経過。
今でも少し厚めに皮を剥けば美味しく食べられるから、ちょっと不思議。

蕪の調理法って意外に少ないのと、ちょっと苦みがあるせいか販売で出しても売れない。
私は蕪の漬け物が大好きなんだけど。


2021年2月1日月曜日

きぬさやえんどうを1月から収穫開始

 1月初旬には霜にやられたのかぐったりしていたエンドウも、今は復活してサヤを付け始めた。


花の数はまだごくわずかで、実も5日で3~4枚だけどすでに3回収穫している。


きれいな姿。
もっと数が増えてから取ったら、なんて思っていると鞘が固くなってくるので、たった3枚だけど収穫し、汁の実に。
2枚のお椀と1枚だけのお椀になるけど、仲良く分ける。

今年は収穫開始が早かったように思う。
種を蒔いたのもいつもより1~2週間早かったのだが、収穫開始は(正確じゃない)20日~1月早い。

種は同じものなので時々の気候で生育が違ってくるのだろうか。
これで、収量や終了時期も同じようにずれるかというと、これがわからない。
「生き物」なのだ。

人間に都合のいいように結果を出そうとするので、もったいない終わらせ方をしたり次の作物の適期がずれてしまったり。
結果に順じて次を栽培していければ無理が無いと思うが、そうはいかないのが「栽培」。



2020年12月29日火曜日

白菜の水不足による異常

外見は全く何も異常がない白菜を半分に割ったら、中の葉が一部分茶色く枯れていたり又は腐っていたりということがある。




今年の白菜がそれだった。
11月に入ってから年末近くまで何日も雨が無く寒い日が続く時期、砂地に植え付けて間もないタマネギが心配で何回もの水やりをした。
プロの畑でも機械や既存の装置で散水しているのを何回か目にしたが、それほど雨が無かったのだ。

その水不足の害が白菜に出たのだ。
外見は何の変化もなかったので、まさかこんな風になっているなんて想定外。

水気が無いのになぜ腐る?

植物は土の中の水や養分を吸い上げて生存、成長していくわけだけど、土中に水が極端に少ないと水によって(水に溶けて)運ばれる養分も当然不足することになる。

何が必要かはそれぞれ違ってくるが、白菜は特にカルシュウムが必要なのに取り込めずその結果がその時期に作られた葉に異常をきたした。本来カルシュウムは肥料として施さなくても土の中にあるもので足りるものらしいが、それを吸い上げることができなくてカルシュウムが不足した結果葉先が枯れ、枯れた結果腐敗した・・となる。

だから病気というより「生理障害」になるのだろう。

葉先だけの異常だから、そこだけ取り除けば家では使えないことはないが、手がかかり使い難い。まして販売はできない。

この水不足による生理障害は事前に防げるのだろうか。

極端雨が少ない、と思ったら給水した上に石灰でも施せば対処できるのか。
タイミングが難しそうだが、調べてみる価値がありそうだ。 



2020年12月19日土曜日

白菜の結球と収穫

 9月7日に種を蒔いた白菜が、出来上がってきた。
播種後80日で収穫できるという「郷秋80日」なので、やや遅れたけれど本格的な寒さになる前に結球できたので、まぁ目的達成となった。

90日近くかかって、12月になってから完成した球を結束。


完全に巻ききれていないものもいくつかあり、果たして最後まで行きつくのか?


10月下旬から注視していたある畑の白菜が、今同じように出来上がってぼつぼつ収穫されている。
私が見つけ時は、まだ本葉が数枚の小さな苗だったので、たぶん発芽から1月ほどと思えた。
これが、その時に見たハクサイ苗↓


播種から1月後の私の白菜は ↓


その他所で見た白菜が、今の私の白菜(上の写真)と同等の成長をして、収穫が始まっている。
播種からおよそ70日。

折りよく畑の管理者に出会うことができ、話を伺うと・・
品種は60日型。
長期に栽培するものと比べて質的に違いはない、という。

以下はその方の話から推して考えられることと、調べてみたこととの総合結果。
実際に蒔いたのはだいぶ遅れたようだが、蒔き時適期は私が使った「郷秋80日」と同じ。
収穫までには70日くらい要していた。

あまりの生育の速さに私は驚き、真相が知りたかったのだが、そのような品種があることが分かった結果来年からの対応はゆっくり考えるとしよう。

畑を見て更にほうっ!と思ったことのもう一つは、株間の狭さだ。
40cm位の幅に盛った畝に2列で植えられて、窮屈そうで風通しが悪いのではと思えたが、そのことに因る害が出たようには見えなかった。

虫害は外葉にはあるが結球している部分には見えていなかった。
実際結球した可食部の目方がどのくらいあったのかまでは尋ねられなかったが、葉の数と外葉大きさもとても立派だった。

適当な施肥量で、寒さに向かうこの時期に短期間でスッスッと大きくしてまえば虫害も避けられると考えていいのだろうか?

「いい土をつくれば、消毒(と言っていた)はしなくても大丈夫だよ」とのこと。
冬場に空いている場所の土を天地返しして、その時に石灰を混ぜて土中に潜んでいる虫を殺す」のだと。

もっと詳しくお聞きしたかったが、暗くなりかけた畑で、鍬を手放さずに話していたので遠慮して要点だけで我慢。

寒期の天地返しは効果があることは聞いているが、なかなか実行できなかった。
今回刺激されて空き畝の1か所だけひっくり返し、石灰を入れた。
がうっかり石灰は苦土石灰を使った。
これじゃ効果は期待できない、「消石灰(ショウセッカイ)」が正解だろう。