2019年5月18日土曜日

エダマメの摘芯 1本立ちにすべきか

エダマメの摘芯ということを初めてしてみた。
発芽後ちょうど60日、葉が4枚くらいになった枝豆。品種は茶豆、早晩性はわからない。


防虫ネットをフワッとかけて鳥よけ兼虫除け(にはなっていないか?)で今のところいい雰囲気で育っている。

この芯(成長点)をカットして、こんな風にした。


摘芯の目的は脇枝を多く出させるため。

どの辺りから出るのだろう、多分カットしたすぐ下辺りではないだろうか。
摘芯をしない場合(今までやってきた栽培)では、側枝ってどうなっていただろう?

ちゃんと見ていなかったんだ、姿が浮かばない。

1本当たりの豆莢はそう沢山はできなったので、出てきた芽を間引きせずに1箇所に3本くらいまとめて育てていた。
今年も2~3本ずつで育てている。

種屋さんの指導では1箇所1本にするようにとなっている。
それじゃ効率が悪くてもったいない、と思っていた。
1本当たりの豆の数が少なかったので・・

最近になってようやく気付いた。
摘心して側枝を増やせば莢(実)の数も当然増えるから、1箇所1本でいいのだと。

たぶんそういうことなんだろうと。

私の家庭菜園の師匠は母。
時間に余裕の無かった母が、なるべく手間を掛けずに食べられる形にする方法を考えたのだろう、間引かずにそのままで育てればできる豆の数は同じだと。

当時の栽培では種は自家採取だったから、種代の計算なんてしなくても良かった。
そう考えれば納得がいく。

さて、どんな結果になるか。
この後はカメムシ対策になるかな、去年はずいぶんひどくやられたから反省してそこのところも頑張らなくちゃ。

2019年5月17日金曜日

青菜栽培はこまめな間引きがキーポイント

直接畑にばらばらと種を蒔いて育てるコマツナ、ホウレンソウ、チンゲンサイなどの青菜は、芽が出たら「間引く」のは当たり前と思いつつも、1~2度の間引きで済ませていた。

最近、結果として良品の青菜ができたとので振り返ると、間引き回数が多かったことに気付いた。去年秋からのホウレンソウ、コマツナ、今年のチンゲンサイの姿を見てみる。

昨年秋のホウレンソウ。
10月初旬に種を蒔いて1月後には収穫になった。


これを収穫した状態がこちら


美味しそう。

こちらは久々にちゃんとできた小松菜。
去年4月収穫のもので、これも種蒔き後36日。


スッスッスーとできたものは質がいい。
今まではなかなか大きくならずに、ある程度に成長した頃はもう、硬くて不評だった。

そして今年初のチンゲンサイ。


これは実際は間引き菜なので、まだ中学生位の体でスリムなんだけど将来の成熟形が予想できる。
播種から約40日。虫の穴も殆どなく、あと数日で成人?となりそう。
ほぼマニュアル通りに育っている。


何度も間引きをして徐々に株間を空けながら育てると、さっさとできあがることに気付いた。
もちろん1~2回の追肥と同時に虫害対策もしていなければならない。

虫害対策には主に防虫ネットを使用するので、間引き作業をするにはその都度ネットの裾をめくり上げなくてはならず、これが面倒でつい作業をサボりたくなってしまうのだ。

じゃぁ始めから間引きが必要ないように粗く、極端にいえばあの小さな種を1粒ずつ蒔いたらどうかと乱暴な発想も出るけれど、これはこれでダメ。

こういう種は始めから1粒では育たないという。
幼児の頃は周りにある程度の仲間がいてお互いに競い合って成長するのだと。

それから種の中にはダメなものも混じるから、すこし大目に蒔いて選抜する必要もあるので、1箇所に1粒というのは合理的とは言えない。

大根のように始めから一定の間隔を空けて蒔く方法もある。しかしそれだって普通1箇所に1粒じゃなく3~4粒は蒔くから、それを間引きながら最終的に1本にしていくものだ。

成長に従って仲間の数を減らし、栄養と環境を独占しながら満足な姿になっていくそうな。
こう書くとちょっといやらしい育ち方に思うけど、他の生き物の食糧となるのが目的の生物なので。

とにかく・・
虫の餌にならないよう管理することも大事でかつ大変なんだけど、防虫作業と比べればごく簡単な「間引き」をちゃんとすることが成長に大いに寄与することを、再認識。

栽培期間40日~2ヶ月くらいのこの手の野菜は栄養と間引きの管理でパパッと仕上げれば、柔らかく美味しいし、ムシが寄り付く危険性も低いということになる。

昨秋から今までちょっとホウレンソウやコマツナの出来が良かったので、間引きとはと改めて考えてみた。

2019年5月16日木曜日

ソラマメが枯れたのは水枯れか病気か?

ソラマメの葉が黄色くなってきた、と思ったら翌日には縁が茶色く枯れてきた。


この姿はこれと同じだ。


鉢植えのナシが枯れた。
共通するのは水不足。

ナシの方はコンクリートブロックの上に置かれた鉢物だから、水遣りを忘れたらたちまち枯れる。10日も放っておかれたら当たり前に枯れる、反省。

ところが土に根を張っているはずのソラマメが、たった10日の日照りで枯れた。
他の野菜は皆元気なのだ。

この晴天が続く前までは平均1日置き位に雨だった、それもその都度それなりの量で。
だから首を傾げたくなる。

でも枯れたのは事実。

下の方にもまだいっぱい付いている莢は、外見は熟しているように見えても触ると手応えがなくフカフカ。


割ってみると、案の定実は異状。




皮が赤っぽくなっていたり、ほとんどは小さくてシワシワ。
これはきっと栄養や水が届かなくなって死にかけているからだろう。
ワタの部分が黒くなっているのも、組織が死んでいるからだろう。

やっぱり水枯れが原因?
それとも「青枯れ病」か何かかな?

この色形が変になった豆を茹でて食べてみた。
決して美味しいとは言えないけど、妙な味はせず食べられないことはなかった。

う~ん・・・

残念だけど、片付けてしまおう。
葉菜などと比べて株が大きいので、抜くのも大変だろうと構えて取りかかったが、以外と簡単に根が抜けた。

写真を忘れてしまったが、ボリュームが無く寂しい根だった。
やはり健全ではなかったか。

それに簡単に抜けたということは、根張りが浅いということ。
それなら、水不足も考えられる。
今更だけどソラマメって根が浅いんだ。

病名はわからないけど病気もあって、水も切れてしまって・・the endだったのか。

病気の原因はタネにあったかもしれない。
前回栽培したものから採った自家採取品だったから、保菌者だったのかも。
(昨年産はアブラムシの被害が多きかった)

完全な良品質でもなかったものからの種を使うのは危ない。
「安物買いの銭失い」と言われるじゃないか。

2019年5月14日火曜日

里芋から新芽 親芋・子芋・傷芋を植える

やっぱり植え付け時に出ていた芽とは別に新しく芽が出るんだ。
これが新しく顔を出した芽。


反対側から見ると


くるくると巻いてまだ葉の形はわからない。

これが発芽する前、つまり保存中に発芽した様子は、こんな風だった。


この時の葉はもうハート型に開いていた。
この状態を埋め直してどうなったかというのが、上の写真。

既に出て埋められた新芽は死に、新たに巻いてツンと尖った芽が出たのだ。
サトイモの植え付けはこれで良かったようだ。


暫くすると種芋を掘り取った場所からまた芽が出ていた。
掘り上げてみると、


堀り残した芋があって、なんとスコップでバッサリと半分(1/3か1/4かもしれない)に切られた芋から出ていた。

腐ってさえいなければ、どんな芋でも種として利用できるということか。
それが大きいほど種としての力があるだろうけど、里芋って強いものなんだ。

だから捨てた辺りと思われるところのあちこちから芽が出ているのをよく目にする。
その株から収穫できた経験はないので、この芋もどうなるのかは判らない。
結果をみたいので、他の芋の端に植えておいた。

親芋を種にした場合と子芋の場合と、おまけで半切りの種とで、結果にどんな差が出るか出るのか楽しみ。


《親芋から切り離した子、孫のその後》
土中の保存は株ごとしたので、目的の親芋の周りにくっついていた子芋、孫芋の行方。

3株分なので大量にあったわけで、一度に全部は食べられない。
形のいいもので傷みがない芋は茹でて冷凍する。
冷凍保存は経験があり、そのまま煮汁に入れれば生と遜色なく食べられることが判っていた。

どうかなぁ?程度のものは紙袋で当座の保存後少しずつ消費した。
当座用に保存した芋は・・

小ぶりの芋は問題なかったのに、大きめで形がイビツな子芋は煮ても硬く美味しくはなかった。歪な芋は親芋(先代の芋)との接着面が大きく、先代や次世代から切り離した時の傷から変質が起きるのだろうと想像する。

だから種芋でなくても、収穫後いつまでも常温で保存していると同様に変質してくる。
サトイモは収穫後の保存がキーかも。

言えることは、一度に沢山収穫しないこと&1株分の芋は使用するもの以外はなるべく株から離さないことだね。

2019年5月13日月曜日

カラス対策 15センチの法則

インゲンの2回目の芽が出きった。
今までだったら、双葉から本葉になったら一安心だったが、今年は安心できない。

全体がほぼ5cmくらいに出揃ったトウモロコシをカラスに全部荒らされてしまったので、また同じことをさせるわけにいくものかと、手を打った。

それまで被せてあったべた掛けのシートを外してすぐに、今度は細い釣り糸(テグス)を張ることにした。


張った一番下の糸の位置は土の表面からおよそ15cmの高さにする。
上の写真ではよく見えない、↓これなら下の糸も見えるかな。


15センチの法則とか言うそうだ。
カラスに困った農家が、よく観察して考案にしたとのこと。

カラスの場合、上から舞い降りて目標物のすぐ近くに着地することはなく、やや離れたところに一旦着地し、そこから目標物まで肩を振り振り歩いて行く。

羽は体側にぴたっとくっつけて、2本の足だけで歩くバランス感覚は、たいしたものだなんて思ってしまう。

その時のカラスの頭から足までの高さが15cmくらいなので、その高さに細い糸を張っておけば「ワッ、怖っ!」となる。

カラスは大抵の脅しには、慣れれば平気になるのだそうだ。
ところが細い糸や網には弱い。

逃げる際羽が糸に絡んでさっと飛び立てないのでは?と考えるようだ。
頭がいいから、悪戯のアイディアもいろいろ豊富にあるが、人に危害を加えられたときのことも先に考えられるようだ。

目が利くので、釣り糸のような極細いものでないと遠くからでも見えてしまう。
中には視力の弱い個もいて、気付かずに寄ってきてひっかかり、慌てふためくなんていう場面に遭遇してみたいなぁ。



2019年5月8日水曜日

500g級の早生タマネギを収穫

何とまぁ、巨大なタマネギができた。


並サイズ以下はほんの数えるくらいで、後は皆350g~500gの大物タマネギ。
球の直径は12.5cm。
スーパーなどで普通に販売されているタマネギは200gくらいに揃えられている。

40cm幅の畝に10cm間隔で3列植えは、普通の大きさなら特に狭くは無いはず。
それが今回は目いっぱいで隣同士で押し競まんじゅう。


うちのはなんでこんなに大きくなったのだろう。
やっぱり多肥?

当初の植え付けは早生の2種類で230本。
途中リタイアは10本あるかないかで既に食べてしまった数が10個まではないので、200個くらいはある。

早生なので吊るしで干してもたぶん8月いっぱいが貯蔵期限らしい。
3ヶ月くらいで腐ってしまうようだ。

無人売店ではなぜか人気が無い(泣)
タマネギって結構食べる機会が多いのだけど、とにかく大きいから食べデがあるし、
後1月以内には晩生も200個以上収穫予定。

テッテイテキに安売りしたら持って行ってもらえるかな。
息子宅に送りつけるにしても、限度があるし・・

早生は水っぽいから、炒めて冷凍というのもあまり向きじゃ無さそう。
う~ん、悩ましい。

とにかく全部掘り上げて、庭に並べた。
なんだかガーデニングの庭のようだ(笑


2019年5月7日火曜日

トマト畝にポリマルチ

なかなかうまくできないトマト栽培。
主な原因がたぶん「雨」だろうと考えている。

そこで今年は重い腰を上げ、畝に黒いポリマルチを敷いてみることにした。
雨避けの屋根をつけるのは費用がかかるので、せめて根から吸い上げる水を減らしてみたらどうかと。

先ず、ポリフィルムの4辺をうまく土で押さえることができるだろうか。
ここのところが自信が無く、今まで踏ん切りがつかなかったのだ。

いくつかのプロの畑を見様見真似で、きれいには張れなかったが何とか形にはなったようだ。
風で動いてしまうので、あちこちを仮に石などで押さえては進み、押さえを取り除いては土掛けをし、と足腰を使い時間もかかった。

70cmくらいの畝幅に、手持ちの90cm幅のポリフィルムがぴったり納まった。
何年も前に買って持ってはいたものの、具体的な使用方法がピンとこなくて物置で埃を被っていた(本当に、真っ白に)。


4辺のラインが凸凹で美しくないけど、初めてのことなのでまぁ良しとして。
言い訳をすれば、4方に邪魔があって思うような位置に体を持っていかれなかったこともあるし・・

フィルムが張れたら植え穴を開ける。


四角な穴。
普通丸く切り抜くようだけど適当な道具が無く、カッターでXに切って穴を作り、そこの土を取り出した。
その脇に主となる支柱を建てたが、これは簡単にブスッとささり助かった。

この穴にオルトラン粒剤を混ぜ、水をたっぷり入れて、浸みこんだら植え付ける。

大玉の桃太郎を2箇所。
こんな風で。


穴を作った土が余ってしまうので、穴の中にきれいに納まらない。



何とかまとめて、その上から水遣りをすれば


これまたフィルムの上に流れてしまい何とも・・・
こういうことまでは想像していなかった。
プロの畑では畝の下に散水管が敷設されているとのこと、そうだろうねぇ。

プロと言えば、フィルムを張るときも機械なんだ。当たり前か。

耕運機のような形の機械をゆっくりバックさせていくと、脇の土掛けまで自動でされてきれいにぴったりと出来上がった。

畝が結構なカーブになっていても皺や緩みは見えず、ヘェ~と立ち止まって見入ってしまった。


それから、2~3本のことなのでどうでもいいのだけれど、一応花房の向きを手前(収穫し易い位置)に向けた。

成長点のすぐ下に蕾の房が1つついているんだけど、わかるかな。




同様にして桃太郎をもう1本と中玉を1本植えた。


最後にトマトの茎と支柱とをタコ糸で8の字型に結んで植え付け終了。


今まで風対策はアンドンでやってきたけど、畝にポリマルチを張ったのでアンドン囲いはできない。いえ、出来ないことはないだろうけど、フィルムが穴だらけになってしまいよくないのでは。

風が強い場所なので、ちょっと心配。
それに、水遣り。

マルチで雨水の浸入を防ぐのはいいけど、水遣りが不便になった。
痛し痒しだねぇ。

トマトは根付きさえすれば水にはそんなに神経を使わなくてもいいらしいから、しっかり根付かせるまでが大事ということか。

わが家はどうしても「大玉」に拘る。
ミニ系にすればもう少し楽だと思うけど、ミニのただ甘いだけの味はいただけない。

あれじゃ野菜じゃなくてフルーツだ、それも深みの無い味の。
一昔、いや二昔前になるかな、そんな頃はトマトが嫌いな子が多かった。

独特の香り(嫌いな人からしたら、ニオイだろうか)とテクスチュアがダメだったようだ。そういうところに媚びた商業主義が今の甘いだけのトマトを作り出したんだろう。

それが一年中同じ値段で売られているから、トマトの旬がいつなのかわからなくなる。
かつて町中に「八百屋」がいくつもあった頃は、地物のとまとやきゅうりが出盛りになると店先には一盛りで100円なんていうものが並んだものだ。

今は八百屋さんそのものが姿を消してしまい、そんなことでも野菜の旬がいつなのかがわからなくなっている。子どもに限らず大の大人でも旬を知らない、気にしない人は少なくない。

そんな風潮に抗するかのように、トマトの大玉栽培を目指すけれど、なかなか成功しない。たまに雨が少なく晴天が続いた熱い夏などはいいものができたこともあった。

今年はどんな夏になるだろうか。