2018年3月23日金曜日

タマネギの葉が波打ったり、もう倒れ始めたり

今の時期、私の畑で成育が見えるのは12月に定植したキャベツ(芯が立ってきた)と、3月になってから定植した九条ネギと、タマネギ2種だけ。

収穫できるものがなくて、だいぶ寂しい。
よそではキャベツが出来上がってきている。どうやって育てたものだろうか。

まぁその件は置いといて、気になるのはタマネギの様子。
去年もこんな葉を見たような気がするのだが、記録がない。

葉の一面だけが波打ったような、竹を割って節が見えた時のような、明らかな奇形。
本来筒状の葉が潰れた様に扁平になっている。


これも


これも


こっちも


1球4~5枚の中の1枚だけのも、3枚のも。
3枚が変化しているのは他のより葉が大きく生育している。

全体を見ると小さめの固体は形がどれも正常。
大きくなってくると奇形になるのだろうか。

この葉の形は、結果の形だけを見れば「ウィルスによる萎縮病」のように思える。
が、種屋さんのサイトなどの説明によれば、こうなる前に葉が変色したりモザイク模様が出たり・・とある。

その状態がないので?となる。

昨年の結果は収穫には特に問題が無かった。
何の手も打たずに目立った障害は出なかった、ということか。

気になるけど、このまま様子を見よう。
ウィルスによるものなら、除去しなくちゃいけないけどねぇ。
悩ましい。

この現象は2種生育中のうちの晩成種(ノンクーラー)だけ。
もう1種の中晩成種は、ノンクーラーより当たり前に大きくなっているが取り敢えず変形はしていない。

でも全く健康という訳でもない。
恐らく風が原因ではと思われるけど、結構な数が倒れてしまった。



この数日は雨と共に強い風が続いた(今日も、だ)ので、おそらく風のためと思うけれど、倒れた方向があちこち。

この畝は南北に作ってあり、上記の晩成種の畝は東西に向いていて、その方は倒伏は全く無い。
風が原因なら、倒れたからといってもこのまま成長がストップにはならないだろう。

でも健全なものと同一にはいかないだろうから、順に消費することにしよう。
幸いタマネギの生食は好物だし^^。

今朝は結構冷たい風が吹いていたけれど、日なたはぽかぽかでいい気持ちだった。
わが家のモモも昨年より17日も早く開花し、今日はもう3~4部咲き。


次々と咲く春の花には癒されるねぇ。







2018年3月6日火曜日

室内育苗 徒長に悩む

発芽後12日、こんな泣きたい様な姿の徒長苗になってしまった。

徒長したブロッコリーの苗

クネクネ勝手な方向に伸びているのは普通のブロッコリー7ポット。
その左の4ポットの、曲がってはいないけど結構長いのはスティクブロッコリー。
その2種に比べればいくらかいいのはキャベツだけど、これだって結構ヒョロッと徒長している。

加温しての育苗をしてみたくて、2月16日にキャベツ、ブロッコリーの種をポットに蒔いて22度の室内に置いた。

4日後に一斉に発芽。


4粒ずつ蒔いた種が殆ど全部みごとに揃った。
購入後3年経った種だけど、なんの遜色も無くいい気分だった。

がよく見ると・・

発芽 徒長

ん?徒長・・
もう!

どれもみんな茎が長いように見える。
発芽と同時に徒長している、こんなことがあるのだ。

この場所は玄関のタタキだから、光はほとんど入らない。
無理もないか、それじゃ南の陽が差し込むガラスの窓際へお引越ししよう。
室温23~24度、日当り良好(のように見える)。

これで文句があるか・・。
文句があるようで、徒長は止まらず伸びる伸びる。
葉の色は緑色に変わって、光合成はできているみたい。

徒長の原因は何?
これ、と決めきれないままに怪しい条件をあげれば
1、窓ガラスが遮光しているのか。
2、空気が動かないからか。
3、給水しすぎたか。

給水については、種を蒔く前にポットの土に撒いた水が足りなかったので、後で下から吸わせた水が多かったような気がしなくも無い。
それに気づいてからは、土の表面が完全に乾くまで水は切った。

室内は無風なので、それも良くないのだという意見も。

刺激が欲しいらしいので、風が当ったように掌でたまになでてみた。
ヘアードライヤーで弱い風を送ってもみた。
いずれにしても、こんなことで満足できるのかなぁ。

一番疑わしいのは窓ガラス。
ガラスが二重構造になっていて、そのガラスが遮光性のあるものなのかどうかが不明。

ちょっと調べると「遮熱ガラス」というのはよくあるようだけど、ガラスその物が遮光になっているという説明には行き当たらない。

そんなこんなで原因がわからないままウダウダしているうちに、ますますニョキニョキと・・。

いっそ外に出してみよう。
いつものミニ温室を使って。

ミニ温室

基礎部分のポリカーボネイト板(薄い茶色)が、これまた遮光しているのではという疑いもあるのを、苗をいれたバットのを持ち上げることでいくらか改良できたように思う。

被ってあるビニールの裾を上げると、ポリカの壁なっている。


この中は、ちょっとした台を置いて高さを出して苗箱を置いている。

底上げで徒長防止

という具合。
台を置いて苗箱を底上げしたところが今回の工夫。
どうってことないのだけれど、今までここに気づかなかった。

それで数日前から、昼間のお日様に当て始めた。
朝10時ごろから夕方4時半ぐらいの間で温室内の温度は10℃位~34℃位。

大体生育温度(適温は15~20℃)の範疇にあると思うのは甘いだろうか。
温度差が結構あるけれど、今のところこれ以上の方法はないので目を瞑ろう。

屋内と野外とを入れたり出したりで、暫く様子を見ることにする。
ブロッコリー苗の徒長ブログ続偏1 続偏2



過去にはキュウリの徒長の経験がある。
去年の8月のキュウリ苗。

この時は駐車場のポリカ(半透明)の屋根の下で、直射日光は入らなかった。

どちらも何かで日光を遮っているのだけれど、プロの農業者はビニール温室内で育苗をしているらしい。
ビニールなら、遮光率はそうは高くないのだろうか。

もう本葉が2枚できている。早くしっかりさせなくちゃ・・・

2018年2月20日火曜日

ヒヨドリはアブラナ科の野菜が大好き

あー、やられてしまった。

だいぶ前に出来上がっていたキャベツを、収穫しようと行ったら、これ、この始末。

ヒヨドリの食害 キャベツ

白菜と同様に外葉が齧られていたのは承知していて、なんで柔らかい中の葉は食べないのかと不思議だった。

ちょっと目が届き難い場所だったのもあり、油断もあってこんなことになっていた。

鳥害 キャベツ

2株残しておいたキャベツの両方やられてしまった。

柔らかい葉を食べないわけがない。

美味しいところを後にまわしただけだった。
好きなものから食べるか、好きなものは最後にするかという選択は人間だけじゃないのだねぇ。

毎年同じように鳥害があるのに、毎年手遅れになっているように思う。
私の頭は鳥以下か。


この頃はセキレイが毎日餌を求めてやってくる。
とても人懐こい鳥で、人のかなり近くまで寄ってきて地面を突いている。

セグロセキレイかな、白い胸のあたりが炭焼き窯にでも入ってきたようであまり美しいとはいえないのだけれど、しぐさや歩き方(すばやい!)がとても可愛い。

ヒヨドリもムクドリも菜園主から見ると「害鳥」だけど、このセキレイは害虫を掃除してくれて且つ愛嬌があり、人にとっても野菜にとっても益鳥だと大いに贔屓目で見ている。


2018年2月19日月曜日

「北風と太陽」で切干し大根作り

切干し大根というのは生のダイコンを煮たのとは別物の味。
ダイコンの収穫量とは関係なく、年に一度は作って置きたい食品だ。
今季3回目のダイコン干し。

切干し大根 干し始め

今日は「雨水」だというけれど、昨日も今朝も外に置いた水桶には薄くはない氷が張っていた。日中の季節風も強烈で寒い。

春の兆しを感じるまでにはまだまだ間がありそうだけど、もう2月も下旬を迎えるのだから油断は?ならない。

大根3本を抜いてきて、洗って皮を剥き、「回転つまきり器」という道具で千切りにする。


大根の千切り つまきり器

「大根突き」という伝統的な道具もあるが、年季が入っているせいか切れ味が悪く効率が良くない。

この道具はその名のとおり主に刺身のツマを作るものだが、刃が3種類あるのでいろいろあに使えて便利なのだ。

主に飲食店などで使用するものかと思うが、便利な世の中、ネットで何でも手に入る。それも手ごろな値段で。

これを使うと仕事は速いが仕組み上繊維を極短く切ってしまうので、乾くとクズが出やすいのが欠点だけど、効率よくできるので具合がいい。

千切りしたものを網カゴに広げて天日と風にさらして2日もすれば、こんなに量が減る。

天日干し2日目

これに少し色がついてくると、まるでタタミイワシのようになってカルシュウムたっぷりのように思えてくるのが妙だ。

更に2日もするとこんな風に。

天日干し 4日後

水色のカゴの中が今回切った大根で、右側のは前回分でどちらも元の大根は3本で同量。
多分そこでじっと見ていると縮んでいくのが見えるのでは?

そして真っ白な大根がキツネ色に(加熱したわけじゃないからこの表現は変かな、何て言えばいいのか・・とにかく美味しそうに)変わる。

気候が春めいてすこし緩んでくるとこうサッとはいかず、何日もグズグズしていて結局腐らせて締まったりするのだ。

つまり「北風と太陽」が活躍してくれる厳寒期のワザである。
「北風」か「太陽」かじゃなく、仲良く双方にご協力いただくのがコツ。

では日照時間が少ない北の地方ではできないだろうか?
そんなことはなく、冷たい風がビュービューなのだから腐ることはなくできる。
でもきっと、ビタミンDの含有量が違っている・・と思うのは手前味噌か。

ちょっと横道にそれたけど、更に2~3日干して終了。
都合4~5日乾燥させた製品はこんな状態で、すっかり水分が取られカサカサになった。

切干しダイコン4日後

ここまで乾燥したようでも天日干しなので、完全ではなく常温保存では不安がある。

最後はポリ袋に入れ、冷蔵庫へ。
新鮮なダイコンは終っても、これで夏前までは煮た香りのいいダイコンが食べられる。

大根の水気を抜いただけの筈なのに、食味が変わる。
天日に当てることによってビタミンDができるということは知られている。
それだけのことだろうか?

瑞々しい大根おろしも美味しいものだが、この切干し大根も格別だ。
離れて住む子供達からのリクエストもあるから、作り甲斐もある。
嬉しいことだ。

今年の大根は虫害で半作だったのが何とも悔しいのだけど、切干しもできたのだからまぁ良しとして、また春の作業に精を出そう。

2018年1月29日月曜日

寒中の粗起こし 虫害防除を期待

このところ数日はまた最低気温がマイナスで、外のバケツに張った氷が一日中融けない。
異常な寒さだ。

こんな厳寒期は土の中の害虫退治で、粗起こしをするといい。
何も植わっていないで空いている畝が多いので、そこの土をひっくり返して中に居る害虫の卵を冷気にあてて殺そうという作戦。


濃い色のところが起こした土。
所々に野菜が残って(生育中のも)いるのできれいじゃないけど、やれるところはやった。

スコップでザック、ザックと起こすだけなので、深さにしたら20cmくらいだろうか。
うちの作男が運動不足解消にと、一頑張り。

昨年のジャガイモとその後のダイコンはひどい虫害だった。
大根を蒔く前に全面的に殺虫剤を混和したけれど、効果がなかった。

こんなひどい虫害は初めてで、とにかくそのまま春作はできないと、寒中起こしなるものは初めてやってみた。

ここでできた大根はこんなひどいものだった。



こんなものばかりで、24本蒔いてちゃんとした形のものは1本もなし。

多分コガネムシが主犯と思う。
6月のジャガイモの犯人は、ケラのようだった。

何にしても今の内に退治しないことには、3度も害を被ったら「バカだ」といわれるけれどこれで効果がどのくらいあるものか、安心はできない。


2018年1月22日月曜日

白菜にもう蕾

数日の春陽気で進んだのはブロッコリーだけじゃない。


白菜にご覧のとおり、蕾。
トウ立ちだ。

巻いてくれなかった白菜だから、これを待っていたのではあるが・・・
ま、まだ早いよ~。

ちゃんとできた白菜がまだ残っているから、それが片付いてからの予定なんだから。
たくさんあるうちのこの1株だけだから、この株だけが特に早かったと思いたい。

幸いにも? 明日からはまた本格的冬気候との予報。
他に花芽が動き始めていても、多分、止まるだろう。

でも厳しい寒さはおそらく今月いっぱい。
そろそろお尻がムズムズし始める。

農閑期はもうお終いだよ。

頂花蕾収穫後の側花蕾が成長

厳しく冷え込んだ後1週間程春めいた日が続いた。
その影響だろうか、ブロッコリーの側花蕾(脇芽)がぐんと成長した。


頂花蕾を収穫後の株をそのまま育てて、こうなるのを待った。
そろそろまた収穫できそうだ。

このような株が5本あるので、それなりの量が期待できる。
この時期のブロッコリーはお得だ。

2~3日前からすこし下がってきたが、12月から今まで冬野菜はすべて大変な高値だった。
ブロッコリーもアメリカ産で(市内で一番安い店で)1本298円だった。

すべてこの調子だったので、なんでも買って暮らす人にはさぞ大変だったと思う。