こんなに大きな穴になるまでかじる虫は何だろうか?
ケイケンとカンによればヨトウム又はコガネムシなんだけど、それにしても穴(被害痕)が大きい。土の中でやられていたから、大根が太るにつれて穴が大きくなったことに気が付かなかったのかな?
私の菜園生活史上で最大のキズ。もっと早くに気づくべきだったんだ(泣
殺虫剤は何種類か使っていたのだが、効かなかったということか。
なぜ?
薬が違った?
使い方を間違えた?
使うタイミングが間違った?
プロ向けでも割に優しく解説されている参考書「病気・害虫の出方と農薬選び」で少し勉強してみた。完全に理解できたわけではないけれど、私なりに納得できたことをまとめてみた。
まずダイアジノン。主にコガネムシ、ケラ対策で播種時に使用。
幼苗期にデナポンで根切り虫対策
その後葉のアブラムシ、ハムシ対策でアクタラとアファーム。
結果予定した数のダイコンは一応できあがった?ものの、害虫防除は播種時の対策以外は葉に対してだけで、根に対する薬は使わなかったから穴だらけになった。
ここでデナポンやアクタラ、アファームはたぶん直接は関係ないので、問題があるならダイアジノンに対する理解の仕方。
使用説明書には「播種時に土中混和」とあるのでそれに従った。
土の中のコガネムシやケラなどに効果があるということだろう。それだけだ。
その時に土中の卵や蛹などが100%死ぬとは限らない。生き残ったコガネムシなどの卵や蛹などは?
播種時のダイアジノンの効果はおよそ2週間くらいらしい。その間に死ななかった虫は成長して幼虫や成虫になってダイコンを齧り、外にも出てくる。掘り上げた大根の穴の中で丸くなっているのを見ている。
こんな風になってからはたぶんダイアジノンは効かないのだろう。
別の薬でたたかなければならないのだ。
それに気づかなかった・・。
種を蒔いたり定植するときにダイアジノンやオルトラン粒剤を土に混ぜ込んで、それでその野菜の一生が守れると期待していた。(オルトラン粒剤の効き方はダイアジノンとは違うけど)
土の中にいた虫やその卵を殺してしまえば、何もせずに育てた場合より被害はずっと少ないのだろうが、それが全てではなかった。
成長に応じて寄ってくる害虫に対応しなくてはならないということ。
そうすると休む間もなく薬に頼ることに・・・
そうならないためには、1回の作業で確実に虫をたたくこと、またそれ以前に被害が出る前に「予防」として使うことで薬の使用回数を減らせるということのようだ。
なるほど、予防、予防といわれるのはそういう理屈だった。
考え方としては良く分かり、すっきりした。
でもその理屈通りに自分を動かすのは、ちょっとタイヘンそうだけど。
異変を見つけたら早く手を打つこと。
今回のダイコンには、ヨトウムシだったらプレオフロアブルかトレボン乳剤が登録されている。
大根に限らずじゃがいもやサツマイモにも同様に成長に応じて被害が出、外からは見つけにくい土の中なので気が抜けない。
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