2024年11月2日土曜日

インゲンのハモグリバエ被害 葉の除去で対処

 2024.11.02

インゲンの葉に穴が空きその部分から枯れてきた。

下部の葉が枯れてきて

虫が這いまわった後がわかる

ハモグリバエの仕業だ。

秋のいんげん栽培は初めて。
種を蒔いてほぼ2か月で、細いけれど完成し少しずつ収穫ができている。

今のところ細めのエンピツ(そんなものある?)ほどの太さで、秋作はこんなものかと。

サヤ生育中

日々の食生活の中では、必需品ではないがあれば料理の見栄えが良く、ちょっと欲しい野菜だ。
買えば高いのであると嬉しい。
収穫は短期間だけれど、冷凍保存ができるので尚便利。

この害虫はハモグリと言われるように葉の中に潜り込んで活動し、彼らが這いまわった跡は葉の表面は幼児がお絵描きしたように見える。

直接実(サヤ)には影響しないようだが、潜って移動しながら産卵を繰り返すと。

被害が小さいうちは通り道の先端部を指で潰すことで殺虫できる場合もある。
やってみたけれどこんなにいっぱいの痕跡を潰したら葉はボロボロになること間違いなし。

葉を食べるネギに入られたら市場には出せなくなるので厄介だが、とりあえず食用外の葉だけ。

で、考えた。
もう葉にはかなり被害が出ているけれど、主に下の方の葉。
ならば被害の葉を除去してしまったらどうか?と。

ツルが出て上に伸びているので、下の古い葉は取ってしまっても上部の葉が頑張ってくれるのでは。キュウリなどはその手で生き延びて生産してくれる。

葉の多くが被害にあえば収穫の成績に響いてくるでしょう。
取り敢えず下の方のお絵描きされた葉っぱはもぎ取ってみた。

今後はよく観察してまだ広がるようなら薬という手段も仕方ないか。





2024年10月30日水曜日

ハクサイ作りのドタバタ☆☆☆ハクサイ育苗その後

 2024.10.30

今年の夏は異常高温が続いて、種まきのチャンスに悩んだ。
特にハクサイ。

結果として3品種を育てることになり、今はどれも順調に生育中。
まず8月13日に3つのポットに蒔いたのが「郷秋60」で、それの今の姿がこれ。


播種3日後に合計5本の芽が出た。
この温度で播種後3日で発芽、ヘェ~と思う。

9粒蒔いて5本の発芽はちょっと引っかかるが
まぁこれは今回は目をつぶろう。

この頃の気温は毎日最高35℃以上、発芽適温(20~25℃)を大幅に外れていても揃ってスッと出た。日陰に置いた小さなビニールポットの中の土の温度ってどうなのかな?

大体出るものは出たところでお日様の下にデビューさせなくては。
防虫ネットと黒い遮光ネットでWネットにしてたハウスのような構築物を被せて外に置いた。

(この後の記録がしばらく無く、思い出しながらの書き込みとなる)

この白菜は何とか定植できるまで漕ぎつけ、予定地に9月20日に6株を植えることができた。


次は「豊作祭り」
今年新たに買った種。


蒔き時は8月中旬~9月上旬で適温範囲は20℃~25℃。
当時の気温はお盆頃とほとんど変わらず。

気温を考えて気持ち程度に遅らせて、9月1日に8ポットに3粒ずつ蒔き3日後には全部のポットで発芽した。

やはり防虫ネットと遮光ネットで防御して外へ。

この先が苗づくりに四苦八苦となる。

やっと形を保っている「郷秋60」を畑に移植して同じようにWネットで防虫&遮光をした。
そして「豊作祭」のひどい状態になった苗の中からキズが浅そうなものを選び出して数株を定植。

この2種がちゃんと育つかは大いに不安。
白菜は成長が遅れると葉が巻かないので、何度も蒔き直していると間に合わない。

仕方がない、市販苗に頼ろうとホームセンターに走った。
12~13センチほどに育った苗の4連ポットが258円で購入できた。
枯れ葉や穴あき葉も無くきれいにできていた。


郷秋60で1か所に2本植えしていたところから分けた苗を持ってくるなどでの補植もして、3畝半分の白菜を育てることになった。

お陰様で今のところだいたいきれいに生育中。

となると今度は23株もがほぼ同時に完成‥なんてことになるかも、どうする・・
あぁ 不安は尽きない。

・・ちょっと気になること
近所の数枚の畑のどこにも白菜が見えない、プロと思える畑にも無い・・
いつもなら、私のよりだいぶ大きいなどと不安とヤッカミも交えて観察しているところなのに。

まだ小さくて私のフシアナのような目には見えなく、やがてハチマキをした株がゴロゴロ見えてくるのだろうか?

2024年10月23日水曜日

ネギの葉の中に潜むヨトウムシ

2024.10.23

 いい感じに育っている、とばかりに見えていた九条ネギ。

近くに来て葉に異変を発見。



子細に観察してみると喰い破られてボロボロになった葉をいくつも発見。

ネギアザミの場合は斑点のようになり、ハモグリバエは線状に絵を画く。
こんなに派手に食い破るのは何?

こんな形に食害するのはアブラムシやハムシの類ではない。
かなり大き目のムシの仕業。

敗れた穴から葉の中を見ると黒っぽい何かがあるの見える。
葉を切り取って開いてみれば


こういうコトでした。

全部をこんな風に切って調べることはしませんでしたが、噛み切られている葉はかなりあったので、少なくない数のヨトウがいる可能性は高い。

嚙み切られた葉だけを切りとれば、今いるヨトウは除去できるとも思いましたが、見落としやお絵描きされた葉もあったのでクスリにしました。

ヨトウは冬ごもりの準備に入り、ネギの葉の中で産卵、羽化?
ネギはこれから柔らかく美味しくなっていくはずなので、葉を傷つけられるのは悔しい。

まだ”夏日”の予報が出ることもある10月末だけど、秋の葉物が順調で楽しみ。











2024年9月29日日曜日

ヒガンバナ開花の遅れ

 ヒガンバナ(マンジュシャゲ)が今年も突然!?あらわれ、いつもここに現れてから気づくのだった。




今年の開花は9月28日。
いつもきちんと9月23日前後に開くのに、今年は1週間近く遅い。

これに気づいてみて、今年はいつもよりこれくらい高温なんだと再認識させられた。


播種適期が8月中旬~9月上旬の白菜の種まきを、迷いながら9月1日に蒔いたら2日後にスッと発芽。
結果は適期内だったとほっとしたけれど、成長が鈍い。

発芽はしたけれど陽ざしも強く、それを避けるべく寒冷紗を利用して対処しているが、双葉のままで変化が無いように見える。

白菜は時期が合わないと大きくはなっても葉が巻いてこないのだ。
そうなってからではやり直しがきかないので、保険の意味で苗を買ってきた。

いつものと品種を変えたので、これまた不安材料になってしまいなんとも気を揉む季節です。




2024年9月22日日曜日

異常高温の2024夏 種まき・育苗の対策

去年の夏も暑かったのですが、2024年の今年はもっと暑かったように感じます。

最高気温が33℃~34℃になる毎日(ここは静岡県湖西市)
9月21日の今でも31℃を超えて、連日熱中症アラートが発令されています。

通常では8月下旬からは秋冬ものの種まきが忙しい時期です。
白菜も大根も発芽適温は25℃まで。
今年は、この状態では普通に蒔いたのではまず発芽しないでしょう。

そこで、白菜の種を直射が入らない場所でポットに蒔いて、遮光用資材(新聞紙や遮光ネット)で覆って何とか発芽させましたがその後をどうするか・・・

このままだとどこまでも徒長して、これまた使い物にならなくなってしまうのは目に見えている。

遮光ネットで覆って外に出してみました。

その結果がコレです。


なんと!ウリハムシの大被害でした。

置いた場所のすぐそばにはキュウリが2本植えてあり、1週間ほど前に突然全体の葉がレース状になり枯れてしまったのですが、その原因はウリハムシ。

その木の始末はしておいたので、まさかこんなことになろうとは。
キュウリが無くなってエサ場を失ったウリハムシ集団は近くにあった白菜に移動したのでした。
発見後に”劇薬”マラソン乳剤を噴霧したのですが、その時だけ。

さて、どうしよう、今からまた同じようにポットに蒔いたのじゃたぶん間に合わないだろうねぇ。
畑に直蒔きするしかない、発芽したらすぐ防虫ネットで覆って、ととにかく播種。

蒔いてから「こんな時の対策」はどうするのか検索して出来きたのがこれ。

農業のプロが、こうしなさいと言っている。
暑すぎるのだから日よけをする、同時に防虫も。


何とかして発芽をさせ、手をかけてある程度まで育て上げなくては生育が間に合わないから。
秋は気温の低下が速く野菜の生育が追いつかず完成までいかない、という理屈でしょう。

防虫ネットと遮光用ネットのダブルネット。
これに加えて薬の助けも必要になろう。

ちょっと手間が掛かるけど、これにしてみよう。

結果を出すにはテマ、ヒマを惜しんでいてはならないノダ。
ガンバレ!
そう、頑張って結果をだそう。


ウリハムシには嫌いな野菜もあるようで、隣に並べていたキャベツ、ブロッコリーは無害でした。


その後のハクサイはどうなった?






2024年2月24日土曜日

無農薬のハッサクでおいしいマーマレード

 今季(2024年早春)は八朔の実がたくさん付きました。


生のままのハッサクもおいしく、食後のデザートとして毎日のように食べています。
でも腐らせずに食べきるには多いので、マーマレードにして長い間食べることに。

先ずは自然落果したハッサク3個で作りました。



仕上がりの量は、300mℓくらいの保存ビンに2本と少し。

甘味とさわやかな酸味にスパイスとしての苦みがいい。
それに何といっても無農薬の果実と上白糖だけで作られた安全なマーマレード。

小さな子供には向かないけれど、大人が毎日口にする甘味ものとしては満足です。

以下に簡単なレシピを添えますので、よかったら参考に。

『ハッサクのマーマレード』
材料:ハッサク 350gくらいを2.5個
   上白糖 580g(ハッサクの60%)
手順:
①はっさくは皮を厚く剥き(実と皮の間の白い部分が皮の側にくるよう)、1.5cm位に細くスライスし、目方を計って、水を張ったボールに入れる
細かく刻むので皮のキズは気になりません

②皮の苦みを和らげるために①の水を繰り返し取り替えて
今回は5~6回水替えした後でもまだかなり苦みが残ったので、1晩浸漬してまぁまぁの味になった
苦みの加減は好みがあるので、何回か作ってみて自分の好みに合うよう水さらしをしましょう

③実はホロを付けたまま1cm幅くらいの輪切りにし、ミキサーで細かくし目方を計る

④ハッサクの合計量の60%の上白糖を用意する

⑤②と③を合わせて鍋に入れ、少量の水を合わせ弱火にかける

⑥皮が好みの加減に柔らかくなるまで煮る、途中必要なら水を加える

⑦全体の1/3の砂糖を入れる

⑧数分後に残りの砂糖を更に2回に分けて入れるが、最後の1/3は味をみながら加減して入れ焦げないように煮詰めていく
食べてみて皮が硬くなく、全体にとろみがついてきたら完成(冷めると硬くなるのでやや緩めで止める)

加熱を始めてから火を止めるまでで1時間30分
出来上がり量=1300g (300ccの保存ビン2本強)


2023年10月19日木曜日

花が咲いたサツマイモのツルに芋は成らなかった

サツマイモ栽培に異変

 サツマイモのいもヅルに花が咲いた、それも大量の花が。
7月から咲き始めて、収穫時期になっても蕾がいっぱい。

どうしたのだろう?

コンクリート塀の上に造られたフェンスから垂れ下がって咲いているサツマイモの花

サツマイモの花

いつもは咲かない花が咲いている・・これは異変。
きれいだと喜んでいる場合じゃない。

そのツルには果たして芋はできるだろうか?
経験からの結論(結果)は、「芋はできなかった」のです。


土の中に塊根(芋)ができていれば今が掘り上げの適期という頃で、植付から140日を経て10月半ばに凡そ20株を掘り上げた。のびたツルのほとんどにアサガオに似た花が着いていました。

その結果収穫は写真のこれだけでした。

20株からとれた芋の全て

生育過程での様子

芋を成らせるツルそのものが、繁茂しませんでした。
1株に1~2本の、花が着いたツルだけが長く伸びましたが他にツルは出ていません。

根元はスカスカ

そのツルの根元をたどって引き揚げたら根は腐って無くなっていました。

根がない!

その主蔓が土に接していたところには細いヒゲ根が出ていたので、そのヒゲ根が水と養分を吸い揚げて花を生かしていた、ということの様でした。

その養分は花を咲かせるためだけに使われ、塊根を作るためには使われなかったというのが現実の姿なのですが、通常サツマイモはそのようなことはまず無いらしい。

花を見たのは全く初めてじゃなく、2~3輪の開花は2017年にもありました。
その時は珍しいことだとは思っても、芋の収穫に関係するとは思ってもみませんでした。


原因は何か

なぜ生殖用ホルモンが花を咲かせるように働いたのか、私の調べ方ではどうにもわからない。

タネ屋さんのサイトによれば、サツマイモの花は沖縄では見られるが本州ではまず咲くことはないとのこと。
その極稀な現象がうちのいも畑で見られました。

この夏はかなり高温だったので、それが原因の一端かとも思うのですが、今年の夏はどこでも異常に暑かったようです。
だったら他でも開花現象が報じられそうに思うのですが、聞こえてきません。

実もの野菜にはツルボケという現象が起きることがあります。
根に与えられた栄養(多くはチッソ分)が多すぎて茎葉が茂りすぎて実が付かないという現象ですが、サツマイモに関しては肥料は一切与えていないのでこれは無いと思えます。



今回花が咲いたサツマイモの生育条件
・使った苗は昨年に収穫した芋を種にして発芽させ、同じものを東、南、西の3か所に植えた
・この夏はどこでも異常高温だった
・花が咲いた場所は南向きの畝だけで、そこはコンクリートブロック塀に接していた
(これがクサイ!コンクリートは気温以上に高温になるから、そこの地温は他の畝に比べてかなり?高くなったのでは)

来年以降も同様なことが起きる可能性はあるので、花や蕾ができたら即摘んでしまおうとの対応案がでた。
けど、7月から茎の先での生殖活動がはじまっているのでそれを摘み取っても、その時は既に生殖ための栄養分は茎の先端に移動してしまっているので無意味かも。

サツマイモは肥料無しでどんなところでも作れるエネルギーを持つ作物なので、近々起こると言われている大災害に備えるために作り続けたい作物。
それが温暖化で叶わないとは一大事なのです。

地球の温暖化ってこういうことなんだ。