2020年3月14日土曜日

タマネギ苗は成長中

冬の間はちっとも大きくならず、ひやひやドキドキだったタマネギが2月中頃から目に見えて成長し、あぁ今まではじっと待つ期間だったんだと‥何を今さら。

今年は種を蒔いて育てた苗が且つてなく良くできて、これはいいと11月末には期待して植えた。やや大きくし過ぎたかな?くらいの印象だった。


それが年末になっても成長してるようには見えず、また失敗かなと私の胸中はやや下向き加減。これが年末頃の様子↓


植えた時には立てなかったのが根を張ってしっかりと1本立ちできた。一人でちゃんと立てたよ、というだけみたいに頼りなかった。

半年かかって出来上がるものなのだから、まだこんな程度でいいのかも、、、
生きてはいるのだし、寒い時期だから・・など自分に無理に希望を持たせていた。
そうするしかないしね。

なんせ、周りの畑のタマネギは1月から大きな白い球が土の上に乗っかっているから、気が気ではない。品種が違うことはわかっていても、不安がよぎる。

でも待つより仕方がないのだ、ちょっと早めに1回目の追肥をしたりして。

2月に入ると、あぁ大きくなってきた、ホッ!。
そして3月。
ムム、ちょっと伸び過ぎ?
風が強いので長く伸びた葉が折れてしまう。


根本はどうかな。


縦横のバランスが悪いかな?
でも、基本的にこれで良かったみたいだ。

何年もの間今まで何を見ていたのか、一番寒い季節にぐんぐん成長できる訳がない。
じっとエネルギーを蓄えて春を待っていたのだよ。

この時期は基本的に根にエネルギーを蓄えて春を待つ期間なのだ。
低温が好きなのはエンドウの仲間ぐらいかな。



今はタマネギも3回目の追肥を終え、さび病の予防薬(ジマンダイセン)も散布して、あとは収穫を待つだけ。今年は暖かいということだから、早めの出来上がりになるのか。

成長が始まれば始まったで大きすぎていないか、肥料は多すぎたのでは・・と心配になる。自分がしたことに自信が持てず次々に心配になり、困ったもの。


3月になってからは雨の日が多く、雨でも暖かい。
東京の靖国神社の桜が咲きそうだって、今日はまだ2月14日なのに。去年の「桜」がまだ終焉を迎えていないのに。

早く暖かくなるのは、恙なく暮らしている分には具合がいいけれど、なんだかヘン。
こんなに空気が湿っていてもコロナウィルスの感染の勢いは衰えないようだ。




2020年3月6日金曜日

レタスの発芽&育苗の道のり

私の菜園ではトップランナーであるレタスが発芽。
3月2日にポットに蒔いて、3日後の今朝(5日)グレーの華奢な芽が各ポットに4~5本。


今回の品種はチマ・サンチュ。「ほぼ90%の」発芽率。
数日前に買ってきたばかりの種だから、条件がそろえば当たり前の発芽率ですね。
結球しないレタスで、外側の葉から順に収穫していくもの。

主に焼き肉などを巻いて食べるという用途で、生で食べるという意味ではいつもの結球レタスと同じだが、結球させるには播種のタイミングを合わせなくてはならないいつものレタスと比べてその分が楽なのではないかと、今回はちょっと横着を決めこんだのだ。

先ず種まき用土を2号ポット(直径6cm)にいれて水を加えて湿らせ、小さな種をピンセットで4~5粒ずつ置き、種がやっと隠れるくらいの土を被せて、その上からさらに霧吹きを使って湿らせる。

このポットをスチロールの食品トレーに置き、乾燥防止に不織布を掛けて玄関の三和土へ。
ここの温度は23℃。

袋の説明によれば発芽適温は15℃~20℃なので、ちょっと暖かすぎるようだけどまぁこれくらいは大丈夫でしょう。

以前は種を一晩水に浸けてから蒔いたこともあったけれど、今回はそのままで。
結果は1日の違いがあったけれど、その時期の気温など他の条件もあるので何とも言えないけれど、何もせずに3日で発芽するならそれでいい。

それで今回は3日目に発芽、予想(予定)どおりだけれどこうすっと出てくれるとやはり感動もの。まずは発芽成功。
さぁ、これからが問題なんです、レタスは。この後の育て方で失敗していることが多いので。

モヤシにならないようにお日様に当てなければいけない。
外はピーカンの晴れだけど、空気温度は10度そこそこ。

手製の育苗箱にそのまま入れると、構造上の問題でこの小さな苗には十分な光が当たらず、やはりモヤシになってしまう。

ドーム部分を支える基礎みたいな下部の素材が色付きのポリカーボネイトで、これが遮光してしまうのが原因のよう。今までもポットを置く位置を少し上げてみたことがあったけれど、効果が顕著にはでなかった。

そこで今回は思い切り嵩上げを試みた。
大き目のコンテナをひっくり返して台とし、その上に発芽したポットを置くとこんな具合になり、ポット全体に光が当たるようになった。


こんな簡単なこと、今まで思いつかなかったんだ・・ハハッ、バカですねぇ。
この中に温度計を入れてドーム内の温度を測ってみた。

よく晴れて風の強い正午頃、40度になった。
生育適温は15~20度。いやぁー上がり過ぎ~。

ここまではコンクリートの上だったので、ちょっとずらして砂利の上で様子を見たが・・変わらず。

じゃぁ、育苗箱を少しだけ持ち上げて下から風を通したら中の温度が下るのではと、角材をかませてまた温度を測ってみたが、変わらず。

ドーム部に熱い空気が溜まってしまうのだと、夫のアドバイス。
なるほど、理屈で考えればそういうことか。
私も珍しく理屈を並べてみたつもりだったけど、及ばなかった、ということのよう。

と、ここまでは1日目のトライ。

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ここからは2日目(翌日)

これでだめなら、ビニールに穴をあけてみようか。
4mmほどの穴を天井中心に十数個空けたけれど、う~ん35度。

プロのビニールハウスでは、気温が高くなると裾をまくって調整をするようなので、じゃぁ底に置いた角材をコンクリートブロックに換えて通風量を多くしたら・・

ああでもだめ、こうでもダメ・・と装置をいじっている間脇の縁側に放置していた温度計を見たら、なんと20度を指している!



な~んだ、何もせずに十分な環境になっているじゃない。
もう晴れた日の日中は20度まで上がるんだ。

でもこの温度はお日様が高い時間帯だけ、傾斜したら保温が必要になる。
その時には、このドームが生きてきそうだ。

暫くは頻繁に様子を見て、場所選びすることになるでしょう。
日が出て外が暖かくなったら日当たりの良い戸外に出し、日が傾いたらドームの中で保温、日没後は屋内でと頻繁に移動しながら15~20度を確保しよう。

この15~20度というのは本来地温のことだと思うけれど、こんな少量の土なのでたぶん周りの気温で判断しても構わないのでは、と思うのは乱暴?

えぇ?というような結果が出たけれど、それでこの時期の育苗のコツが解ってくるかも。
ちょっとワクワクしてきた。成功するかな。

こんな風に右往左往している間にも苗は育っていました。

↑発芽して2日目

2020年2月2日日曜日

ほうれんそうの形

スーパーなどの店頭に並んでいるホウレンソウは、いつもきれいに長さが揃って袋に入っている。
でも私の冬のホウレンソウは、タンポポの葉のように360度に開いていて袋に入れるには向かない(なるべく傷つけないように、でもムリヤリ入れます)。


この形は、ほうれんそう自身が寒い冬に健やかに生きていくための工夫なのです。
寒さにはとても強いのですが、モヤシやスプラウト以外はどんな野菜でもお日様の光は必須です。

冬の光は弱いので成長のためにはその弱い陽をできるだけいっぱい受けるために工夫された?形だったのです。

地面にべたっと張り付いて風をやり過ごし、パラボラアンテナのように180度開いて目いっぱい光を受けることで成長していく。

考える力があるわけじゃないのに、賢いねぇ。

こういうふうな季節の形を知らなかった頃のわたしは、肥料が足りないのか、病気かと管理者(自分)を責めました。
ばかですねぇ。

小売店には1年中並んでいるホウレンソウなんですが、実はホウレンソウの旬は冬。
雪に埋まった畑でも育つんですよ~。

すっぽり埋まってしまわなければ、ホウレンソウが発する熱で周りの雪が解けるんです。
すごいよね。

冬のホウレンソウは、葉が厚く色が濃い。
しっかり栄養を蓄えていることがその色形からも窺えます。

ちなみに4月末にできたホウレンソウはこんな状態です。


まだ葉の長さは上の写真と大差はないようですが、全部空にむかって立っています。
葉の厚さも色も違うように見えます。

じゃぁ、この時期に店に並んでいる背の高い薄緑色のほうれんそうは、どういうこと?
勿論温室栽培であることは簡単に想像できます。

そのようなものと露地栽培の寸足らずで黒っぽいホウレンソウとを食べ比べれば、多分違いははっきり判るかと・・・

「野菜」という食の部分だけですけれど、私はとってもゼイタクな暮らしをしているようです。

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立春の今になって「本格的な冬の寒さ」になった・・そうです。
雪が降らないと農業にとって困るのですが、今更ですか。

寒くなったけれど、春に向かっているのです。
矛盾する言葉よのうですが、トウが立ち始めたのです。
ブロッコリーの花です。


どんどん出てくる脇芽が終らないうちに”花”となりました。
食べられなくなったのは残念ですが、陽に輝く黄色の花はきれい。

2020年1月27日月曜日

梅の花咲く

すぐ近くの道路沿いの畑の入り口で白梅が咲いていた。


このところ天候が悪かったり家の中の雑事に時間を取られたりで、外に出ない日が続き季節の変化に気付かなかった。

今日は1月27日。これで3部咲きくらいかな、今年の冬は過去4~5年の中で暖かい日が多かったように感じてはるけれど、いつもと比べて開花が早いのかどうか?

梅の木の下の緑色は水仙。
12月から雑草の如く咲いているが、葉の量が多すぎるせいかあまり美しくない。

寒さはこれから暫くがピーク。
今のうちに今年の作付け計画を練っておかなくては・・。


2019年12月16日月曜日

タマネギ苗の選び方

タマネギやネギの苗は鮮度がいいものより枯れたものの方がいいのか。
そうじゃなくて、萎れている程度で、多少枯れかかっていても大丈夫、ということだと思う。

それが、葉の半分も枯れているものが平気で売られているのが、これが玉葱苗ですみたいに堂々と売られているのが現状。
半額の値札で売っている店もあり、それはいくらかでも良心を感じることができる。

昨年は蒔いた種が上手く育たず、あわてて苗で手当てをしたので時期が遅くてひどい苗しか残っていなかった。
下の写真がその去年の苗。


この苗の結果は8割くらいの出来だった。

今年も補足用に探した苗はおよそ半分枯れた状態で去年よりひど状態の苗だった(写真は残してなかった)。去年の写真を見ながら今年のと比較すると、あぁずいぶんひどい苗を買ってしまったのだ。

それにしてもホームセンターの苗は、枯れている上に細く小さい。
鉛筆くらいの太さに育ったものが適当と言われるのに、HCのそれはボールペンの芯。

購入後すぐに植えた苗

こんな苗で育つかと、ごく懐疑的だったけれど他に無く、植えつけてみた。
結果は殆どが根付かなかった。

11月半ばの植え付けだから、時期的に遅くは無かったはず。
植え付け直後に雨降ったし、その3~4日後にも降っているから水不足もないだろう。

日の経過と共にポチポチと脱落苗が出、今(26日後)や生き残りは3分の1ほどになってしまった。その間3回自作苗の残りで補植しているが、それも根付かなかった。これは時期が間に合わなかったことも考えられる。

1束50本単位で売られている干し苗。
芯に新しい若い芽がでていたが、外葉の半分は枯れていた。

1週間後の自家製苗とを比較してみると

左は買った苗、右が種から育てた苗

右の種から育てた苗もあまり良くできなかったのだが、それと比べてもかなり見劣りする。

その後2週間経過し、左側は半分以上が枯れてしまった。
仮植えしておいた苗を使って補植したが、それも根付かなかった。


たしかポット苗は値段が培くらいだったけれど苗としては良品なので、それを使っていれば育ったかもしれないし、その方がお得だったかも。また、また出てきたこのけち臭い根性で、かえって損をしてしまったようだ。

失敗する度に思い出すのが、かなり締まり屋で何でもより安いものばかり買っていた義母が「種と苗だけはいいものを買わないとだめ」と言っていたというが、全くその通り。
義母はその経験を活かしたようだけど、私はまだ学習が足りないようだ。

と、ぐちゃぐちゃと腹いせを並べたけれど、いずれも私の見る目の無さと栽培技術の不足がなせる結果だったのだ。反省しておこう。

一方、9月末に”私が”種を蒔いて育てた苗は、これまでになく良い状態にできあがって、嬉しくてならない。これはまた次の機会に自慢するとしよう。



2019年11月27日水曜日

ほうれんそうと春菊の種蒔き

11月に入ってから種を直蒔きして育てられる野菜は、私の知識、技術ではほうれん草とシュンギクだけ。
それも低温期なので収穫まではそれなりに時間がかかります。

でもナベや和え物には欲しい野菜だから、そしていままで広く占領していたナスやラッカセイを終らせた後の畑が空いているので、今月いっぱいは順にホウレンソウを蒔こうと計画中。

ホウレンソウ種蒔きのポイント

9月以降はこれで3回目のホウレンソウ。そして今年の最終になるかもしれないと思うとちょと丁寧に準備しようという気になりました。

発芽を確実にするためにやらなければならない作業があるのですが、これは種の袋には書かれていません。
種を一晩水に浸すこと
です。

これをするかしないかで発芽率や発芽日数が変わるのです。
ホウレンソウの種は発芽を抑える物質で覆われているので、これを水に浸けることで取り除きます。

最低これだけでも発芽はするのですが、更にこの種を水から引き上げて冷蔵庫に2~3日入れればもっといい。

冷蔵庫内の温度と地温との差に効果があるのでしょうか。

冷蔵庫に入れて忘れてしまいそこで発芽していたこともあるのですが、それを蒔いたら翌日にはちゃんと芽が出たという経験もあるくらいです。

今回は冷蔵庫で2日冷やし、3日目に畑に蒔きました。
冷蔵庫内でもではだいぶ乾くので、浸水後すぐに蒔く場合より蒔き易いのですが、このように処理した種を扱うコツがあるのです。

種が濡れていると指にくっついてしまい思うように落ちてくれません。
そこで適当な容器に種を入れたら、種に砂を少し混ぜます。これでOK。


種がさらさらして蒔きやすくなります。
もちろん砂ごと蒔けばいいので、面倒はありません。

蒔き溝は浅めです。
畝の外に種をこぼしてしまい、拾いきれなかった種が土の上で目を出していたことがありました。
温度や水分が適当なら裸でも大丈夫ということでしょうか。

溝の深さは浅くですが、その深さも均一にしないと発芽が揃わず成長に響きます。
覆土が厚いところと浅いところが出来ないよう、支柱などを使って平らな蒔き溝を作るのも発芽を揃えるコツでしょう。


今回は蒔いてから4日目に、みごとに揃って発芽しました。


手前がホウレンソウ、奥はシュンギクです。
上の写真は11月27日現在で、ホウレンソウの発芽が始まってから10日目、シュンギクは6日目です。

ちょうど発芽が始まった頃からカメラとパソコンの接続にトラブルが出て、解決に10日も掛かりホウレンソウは本葉が出始めました。


あまり均等には蒔けていないので、少々間引き手間も掛かりそうです。
間引かなくてもいいようにと、初めから出来上がり状態での間隔で蒔くと上手く成長しないようです。

隣とちょっと触れ合う程度にし、成長に従って間引いていくようにしなければならないようです。自分の都合のよいようにはいきません。
収穫までに何度も間引くこともすっすと育てるためのポイントです。

すっすと伸びないと質のいいものができませんね。
ぽちぽちと疎らに芽が出て、何時までも成長しないでいいると小さいまま硬くなってしまいます。
日々成長が見えるような管理ができれば、美味しいホウレンソウが食べられます。

ほうれんそうは発芽が成功したら、8~9割はもう出来上がったようなもの。
後は間引きと追肥を忘れないようにすればいいので。

虫害や病気は、全く無いわけじゃないのですがあまり心配しなくても大丈夫です。

シュンギクの種蒔き

あまり好まれないので作る機会に恵まれないのですが、今年は畑の空きを埋めるため作ることに。

春菊はレタスと同じキク科。
レタスは何回も作っているけれど、なかなか気難しい野菜だと思います。

発芽率が低く、出てもいつの間にか消滅してしまうので、ストレスの溜まる種類です。
春菊はそれほどじゃないとは思うのですが、レタスの仲間なので要注意。

先ず、やはり種を水に浸して一晩。
これは種に発芽抑制の何かがあるとは聞きませんが、湿らせてから蒔いた方が効率がいいだろうと思ったまでです。
冷蔵庫には入れずに直接蒔きました。

で、ここで注意は、土の掛け方です。

シュンギクの発芽には光が欲しいのです。
ホウレンソウも覆土は薄くしましたが、シュンギクはもっと薄くです。
「種が見え隠れするくらい」と言われます。

ネット上などでよく言われるのは、土の代わりにモミガラを薄くかければいいと。
要は光が欲しい種なんですね、「好光性種子」という分類にはいるもの。
身近なものではレタス、春菊の他にはニンジンがそうです。

で、こうして蒔いたシュンギクは6日後から発芽が始まりましたが、出揃うまでは10日を要しましたが、出るべきものは全部出たようです。
待ちくたびれました。




《私的に今後の課題》
用意した場所にどれくらいの量の種を蒔くか、蒔けるのかが難しいのです。

袋には内容量○mlと書かれていますが、そう言われても、じゃぁ1列3mの畝には何ml使えばいいのか?私には解けない計算です。

いつも適当に用意した結果、大抵多過ぎて厚蒔きすることになってしまう。
高価な種を間引くために蒔くことになり、今後解決をしなければならない課題です。

今回は場所に余裕があったので、畝作りを広めに準備した。
そうすると今度は元肥が必要の無い部分にまで入れたことになり、何とも難しいのです。

2019年11月14日木曜日

播種後42日でキャベツの定植

苗の成長が遅い

初夏のように日ごとに暖かくなる時期には、種から育てる苗はぐんぐん大きくなるけれど、涼しくなっていく季節の苗はなかなか成長してくれず失敗かと焦る。

今回のキャベツもそうだった。
播種から30日を超えても本葉は2枚までしかなく、のんびり待っていたら順調な生育は望めそうにないのではと、苗を買った。

これで1株70円(税込)。


小さかった。
売られていた品はこれだけだったので、持ち帰って暫くこのまま育ててから植えようと腹積もりをして購入。

翌日雨が降った。
じゃチャンスかと、購入の2日後に植えることにした。
(ちょっと条件が変わればすぐに気持も変化してしまう弱さ)

2日でずいぶん大きくなっていた、ように感じた。↓


わかり難いけど、一見して「あ、大きくなっている」と思ったのだ。
出荷前に肥料をやってあったのだ、きっと。
土はフワフワだった。

私が育てた苗は10月初めに種を蒔いて42日経過したものがこれ。


けっこう大きいではないか。
葉は4枚出ている。
なんだか魔法にかかったような、騙されたような・・

品種の違いが葉の形にはっきりでている。
成長して大きな葉になってしまえばどれも同じに見えてしまうけどねぇ。

収穫期が同時になりそうだけど、どれも植えよう。多すぎたら売るというテもあるし。
自作苗の右端のはまだ小さく弱弱しいので予備にまわし、その左のポットには同じ大きさで2本出ているからそれを両方使おう。

根洗いで絡んだ根をほぐし、1本ずつにする

間引きのタイミングをのがし2本にしてしまった苗はどっちも優劣つけ難いので、ポットから外した根鉢を土ごとバケツの水に浸けて土を洗い落として、絡まりあった根を切らないようにそっと離し苗を1本ずつ独立させた。

間引きし損なって複数が同じように育ってしまったら、こういう風にして1本ずつにすれば両方が使えるようになる。

言葉は知っていたがいままで実行したことがなく、先日白菜を植える時に定植苗の数合わせでやってみたら上手くいき、これで2度目。

根洗いしたらグズグズせずにすぐに本畑に植えること。
根を裸にしてしまったのだから、間発を入れずに土に埋めてやらなければせっかくの苗がダメになってしまう。
急げ、急げ。

風除け優先でアンドン

定植時の定型作業で、植え穴に粒状殺虫剤(今回もオルトラン)を混ぜてたっぷり水を入れてポットから外した苗を埋め込み、土を寄せて押さえる。

その時に根鉢の周りをちょっと低くしておくと、仕上げに撒いた水が流れずに暫くそこに滞留し浸み込みやすい。こんなこともちょっとしたコツだ。

そうやって植えて、すぐに防虫ネットをと予定していたけれど、この日は(11月12日)は冷たい風が強く吹いていた。
冬の季節風だ。いつもより早いように思うので、この後吹き続くとも思えなかったけれど、移植したばかりの苗は風から守ってやらなければならない。

アンドンだ。


更にこの上にネットで覆ったら万全だけど、支柱が邪魔で出来ない。
先ずはしっかり根付くことだ。
風邪が落ちたら予防としての薬剤散布をすることにしよう、忘れずに。

この時期からのアンドンは初めてだ。
天気予報によれば北の方はもう雪マーク。
そうなればここでは晴れて季節風がビュービューになるのが定番。

秋はあっという間だった。

市販の苗が「小さい!」と感じたが、キャベツ(たぶんハクサイも)って小さくても本葉が出てさえいれば根付くもののようだ。

先日プロの畑にみた光景だけど、3cmくらいの苗だった。


このような苗が畑全体に植えられていた。


こんな小さくて大丈夫なんだねぇ。
風は大丈夫なんだろうか?
今は背が低いから風当たりは弱く、大きくなった頃には根がしっかりするから大丈夫なんだろうか。