2019年4月9日火曜日

種袋の種の量が変わった

スイカの種を蒔こうと、先日ホームセンターで買った種の袋を空けたら中には種が9粒。
1袋398円だった。


ウリ科の種って高価だねぇ。
メロンもそうだし、キュウリでも結構なお値段だ。

でも、でもなのです。
家庭菜園として使うにはちょっと嬉しい変化が見られたのです。

種の量、です。
1回買うと3年も4年も使っているのでいつからこう変わったのかはわからないけど、以前はもっといっぱい入っていたように思うのです。

それが、これだけ。


4粒を使った後の残りがここにある5粒で、合計9粒でした。
袋の表示は7粒なので2粒おまけ(3割近くも!)、発芽しない種もあるでしょうからということかな。

このスイカに関していえばF1じゃないから、今年獲れたものが美味しければその種を保存して来年にも使える。だからなおのこと1袋に沢山はいらない。

そして内容量表示が「○○ml」が「○○粒」と変わった。わかり易い。
コマツナやキャベツの種は今も○○mlだけど、1袋の内容量が少なくなった。


もちろん単価で計算したら高くなっているのだろうけど、1袋あたりにかかる手間は内容量にかかわり無くほぼ一緒だろうから仕方がない。
家庭菜園で3年使っても半分以上も残るほど沢山あっても困る、事実困っていた。

去年くらいから変化が見え出したように思う。

何年か前から全体に高くなっているなぁと思っていたところに、通販が主で「ちょっと高級」なイメージのブランド?の種が並びだした。それも1袋当たりが安くて買いやすくなっている。

今までは大根やコマツナのような葉ものの種の量が多すぎて、家庭菜園には不向きだった。捨てるには忍びなく、発芽率の悪くなったものを使わざるを得なかった。
ちょっとしたストレスだった。

新しい種は中身が少ないので瞬間的には高上がりと感じてしまうが、2~3回で使いきれるのはありがたい。いままでずっと望んでいたことだった。

ネット社会が消費者の意をメーカーや販売者に伝えた?

2019年3月31日日曜日

日川白鳳と杏が開花

幼苗を植えてまだ3~4年の桃と杏がある。
近隣の桜開花と相前後して、この2本も花を咲かせてくれる。

吉野桜は例えれば大人の色気を思わせるのに対して、桃は幼児の愛らしさのような感じ。
とは私の個人的感想だけど。

どう、この花。
早生種の「日川白鳳」で開花は21日。2輪が先行した。


3日前はいっぱいに膨らんで、これまた赤ちゃんのほっぺのような蕾。


今(31日)は8部咲きといったところかな、柔らかな葉も見えてきた。



去年は40個も収穫「してしまった」が、まだ本格的に生らせるには木が小さすぎる。
反省して、今年はばっさりと摘果するつもり。

杏も咲き始めた。
25か26日に開花。


こちらはどちらかと言えば1輪だけで見ればソメイヨシノに近い雰囲気を持っている。
桃は可愛いという外見に対し、アンズは品のいい大人の女性といえるような気がする。

家人は桃が咲いた時は褒めていたが、追ってアンズが咲くとこっちの方がいいと。
比較して好みを変えるのはずるいなぁ。

トップランナーは2輪で、未だに後が離れたままだが、蕾はいっぱい。


去年は着果は1つだけだったが、今年はどうか?
懐かしい味を楽しみにしている。


2019年3月16日土曜日

ジャガイモの植付

生活必需品のジャガイモを、例年通りに植付けた。

品種にこだわりたかったが、最寄のホームセンターには残念ながら男爵、メークィン、キタアカリしかなく、そのためだけに車で30分近くもかけて他の大きな店に行くのは効率が悪いような気がして、メークィンとキタアカリにすることに。

植付前の畝作りは、3日前。
あっちの都合こっちの都合を考慮していて、ハッと気付いたらこんな日になってしまったのだ。

3月11日に植付しようと、これだけは固定で計画していたのであわてて畝立てをした。
3mの4本というささやかなものだけど、腰を壊してはしょうがないので、急ぎながらも2日かけて形にした。


左から4本がジャガイモ用に仕立てたもので、土の色の違いは耕した日のズレによるもの。
見目形はまぁ何とか、それなりのベッドに見えるよね。

でも手抜きがあって、ここに元肥としてすき込まれているのは鶏糞、木灰、少量の溶りん。計画ではもっと前にバーク堆肥が入っているはずだった。

仕方がないのでバーク堆肥はジャガイモ収穫後に入れることに。

今ここでバタバタしなくても、ジャガイモ収穫後は続いて植えたり蒔いたりできるものってほとんど無いので、その時間を利用すればいいじゃないかと、後付けだけど気が付いた。雨の合い間にやることになりそうだけど。

では、芋の植付けのはなし。
買った種芋はそれぞれ2kgずつ。

上手に大きさが揃っていて、キタアカリは1個がおよそ50g。


皆いい具合に発芽していた。


メークは100g前後だったので、半分にして都合1日陽に干した。


これらを前日つくったベッドに2列ずつ植えつけた。
先ずメークィンのうつ伏せ植え。通常こうして切断面を下にして植える。


逆向きはちょっと時間が掛かるけど強い芽ができるというので、やってみた。


種屋さんが披露していたやり方だけど、根拠はわからないそうだ。

キタアカリはそのまま定間隔でぽん、ぽんと落としていく感じ。
アレッ、画像が無い・・撮り忘れたようだ。

そうそう、害虫対策・・
2年前から「ケラ」や「コガネムシ」の害がひどく、大きな穴を開けられてしまうのだ。

昔からダイヤジノンという薬がよく使われ効果があるらしいので、植え付け前の畝の表面に薄くすき込んでいる。去年だいぶ退治できたが、まだ耕すと1畝から2~3匹は出てくる。

堆肥や鶏糞を使えばどうしても防げないらしい。
手作業での捕殺と薬を使わざるを得ない。

素人の作品とわかっていても、穴だらけの野菜ってきれいにするのに手間がかかるから嫌われるんだ。
農薬は避けたいと言いながら穴あき野菜は避けるという矛盾に、皆さん気が付いているのだろうか。

さぁ、とにかくこれで今月末には地上に芽が出て来るだろう。
その後はそれほど大変な作業は無く収穫までいける筈。

握り拳ほどもあるジャガイモがわずか3ヶ月弱でできあがるエネルギーはすごい。
今年はどんな芋になるかな。












2019年3月5日火曜日

春キャベツの完成 収穫

10月上旬に種を巻いたキャベツが、このところの気温と雨でぐんぐん成長し、今日は1つを収穫。

こんな具合でした。


外葉を取って1160g、比較的ふんわりと巻いていて柔らかそう。
農薬使用なし。この時期としては上出来じゃないかな。

夕食時さっそく生食で食べてみた。
柔らかく、甘味もあり美味しい。
欲張っていつまでも畑に置かずに、これで良かったようだ。

予定の収穫時期より1ヶ月も早くできあがって、気分は爽快。
今年の春はいつもよりだいぶ暖かいような気がしているので、成長が速かったのか。

私の頭の中では10月に蒔いたものは収穫が半年後、といういつの間にか固定概念ができてしまっていたようだけど、蒔き時や気候で1月もずれることがあるんだ。

過去の記録によると、生育期間180日で1500g以上で収穫していることが多い。
春キャベツらしい柔らかさが無かったように思う。

1月遅れで蒔いたこの後のも、もう芯は立ち上がっているのでそう時間は掛かりそうにない。この後病気や虫にやられなければだけど。

今スーパーに出ている地元産のキャベツは、サワーキャベツだということだけど大きかった。1500gは超えていただろうなぁ。

生産者さんは「大きすぎて売り難い。2~3人の家族じゃ食べきれないだでなぁ」とぼやいておいでだった。

店が仕入れて並べているキャベツって、いつも1200g前後の同じ大きさだ。
「売りやすいサイズ」というのがあるのか・・。

それでも店では半分にカットしたものを売っているけれど、「大きすぎて・・」と言っている農家さんはカット野菜は売らない。
切るとその日のうちに売りきらないとならないからだ。

農家では大きくできたと喜んでばかりはいられないので、辛いところだ。
出荷用の野菜は、輸送上の問題からも効率を優先しなければならないのだ。

スーパーの大根には葉はほとんど付いていない。
なぜ?と思ったら、箱詰めの際に嵩張るからだと。

葉を付けたからといってもその分まで売値に含められないのに、輸送費は掛かる。
それなら切ってしまえということのようだ。

葉も欲しいと思う消費者には残念だ。
ごく少数だけど私のお客様は、新鮮な葉はそのまま持って行ってくださる。
(葉が不要なら置いていくようにと添え書きをしているが、葉だけ置いていく人はいない)

それにしても、いつもキャベツを1.2kgで、大根も太さと重さが揃うように仕上げる技術って、すごいものだ。

話が生産者側と消費者側とで混ぜこぜになってしまった。
私が両方の立場なので、頭の中がいつもこんな風なのだ。


2019年2月23日土曜日

確かに昨日は完全な形を見た。

今朝。
あっ!


これは本体を収穫した後にできた子キャベツ。
どこまで成長できるかという興味で見ていたが、やられてしまった。

刈り取って量ったら凡そ700g。
脇にできた副産物でこの大きさは経験がない。

犯人はたぶんヒヨドリだろう。
今朝の1食分でこんなに食べるものなのだ。

野草に比べたら柔らかく、アクも無く、1箇所でこんなにボリュームもあって最高の餌場だ。おまけにこれは無農薬。

あ、無農薬は彼らには有り難くはないか。
柔らかく美味しい野菜と一緒に動物たんぱくも摂れれば尚いい。
ヘッ、そうは問屋が卸さないよ。

この間、近所の家の(たしか)桃の枝で飛びまわっているメジロをみた。
木の枝にいるムシを食べていたのだろう.
体色や大きさはウグイスとそっくりだけど、目の周りがはっきりと白く丸く囲まれていたから間違いなくメジロ。

何十年も自然の豊富な環境に住んできたけど、枝から枝に飛び回るメジロをはっきり見たのは始めてだ。
すぐ傍に人が居ても逃げる様子はなく、餌を捕るのに夢中に見えたので、意外と神経が太いことに感心した。

引き換えヒヨドリは、人間の姿が見えないときだけを狙って食べに来る。
好きになれないなぁ。

ヒコバエのようなキャベツはもう2つできているが、これはもう彼らにやろう。

2019年2月14日木曜日

キャベツの手抜き二期作 

こういうのは二期作とは言えない?


正規にできたキャベツは12月中に正規に収穫終了。
収穫後1株だけそのまま活動継続させたら、こんな風になって、既に小キャベツが2個採れた。

これなら、邪魔にはならなかったのだから全部そのままにしておけば良かった。
この写真のいちばん大きな球は赤ちゃんの頭くらいで、柔らかく厚い葉で包まれている。

まだトウ立ちする様子はないから、もう暫く生産活動続行してもらおう。
後がつかえていなくて温度が適当なら、キャベツって収穫後律儀に片付けない方がいい。

ブロッコリーは脇芽の収穫をあてにできることは知っている人が多い。
分に漏れずうちのブロッコリーもやはり子沢山。


こんなふうに株の回り中に脇芽(蕾)がついていて、これは最初に株の頂にできた花蕾と味的になんら変わらないので、儲けものなのだ。

蕾が開かないうちに摘めば大きな花蕾よりも使いやすくていい。


今年はこれが豊作。
利用し終わるのとトウ立ちして黄色い花が咲くのとどっちが早いかな。

2019年2月9日土曜日

ゴボウ栽培 春と秋と土

ごぼうの栽培は家庭菜園に適さないのか、単に私のウデが悪いのか(当たり前にこっち)思うに任せないのだ。
「うまいごう」という品種を2年間に3回栽培をし、今回もナンダカナァ~の出来具合。

で、記録と記憶で過去を振り返ってみた。

A、去年10月上旬に種蒔きし120日を経過したゴボウを試しに抜いてみた。
地上の葉の状態を見ると、発芽以来一度も葉を隆々と繁らせたことがないので、地下の根が成長を続けているとは考え難いのだけど、時間的にはもうできていてもいいのでは。


いつも同様に完全な姿で抜くことはできなかったが、これで26cm。
根の先まであれば30cmあったか。太い部分で1cmほど。

全体に小さいが食べられる状態ではある。

B、その前年も秋に蒔いている(こちらは10月下旬)。
翌年2月まで待っての結果はほぼ股根なしで20cm。やはり先端は土の中に置き去り。

やる気が失せていたか何となく見ていたのか保存画像は無いが、やはりロゼット状の葉が地面に張り付いたようになって変色したり枯れたりだったように記憶している。


C、その年は春にも栽培している。
3月中頃の種蒔きで6月中旬に収穫。およそ90日の栽培だった。
これは10~15センチで見事に股根になっていたが、地上の葉は青々と立ちあがっていた。



これら3回はそれぞれ栽培場所を変えている。
AとBは客土して作った畑で、Cは元々は畑(田?)だった所そのままで今も小石が残っている。
Cでは大根がりっぱにできた年もあったのでやってみた。

この品種の特徴は、秋蒔きもできること、大きさは太さ1.5cm長さ35~40cmの中サイズなので家庭菜園でもできそう。

この3回の栽培経験を振り返って解ったことは
・秋蒔き栽培は葉が十分に育たないので、秋蒔き栽培が可能な品種であっても、春蒔きと同じペースでは成長しない。
・秋蒔き栽培は十分な大きさにはならないが、時間を掛ければ収穫できる(トウ立ちには注意)
・大根以上に土を選ぶ
・「記録」の重要性

こんなに明確な結果が出ているのに、1年前、半年前の状況をすっかり忘却し一喜一憂している。

ということで、より作りやすいのは春蒔きの方。
でも秋からの栽培も小型ならできるので、ほぼ通年蒔ける品種ならジャガイモ収穫後の畝を利用する等を考えてみたい。


余談
世界広しと言えど、ゴボウをこんな風に畑で丁寧に栽培しているのは日本だけのよう。
以前にたまたま目にしたテレビ番組によると、ヨーロッパのある国ではゴボウを食べる習慣はある。が、栽培ものじゃなく野草としてのゴボウを掘って食べるというものだった。

栄養価に富んでいておいしいゴボウを栽培して食べる日本の食習慣は貴重だ。
1本あたりのボリュームが小さく贅沢な品とも思うが、醤油とも油とも相性がいいのだから、どんなふうにでも調理できる。
入れ歯になるまでは沢山食べたいものだ。