10月上旬に種を巻いたキャベツが、このところの気温と雨でぐんぐん成長し、今日は1つを収穫。
こんな具合でした。
外葉を取って1160g、比較的ふんわりと巻いていて柔らかそう。
農薬使用なし。この時期としては上出来じゃないかな。
夕食時さっそく生食で食べてみた。
柔らかく、甘味もあり美味しい。
欲張っていつまでも畑に置かずに、これで良かったようだ。
予定の収穫時期より1ヶ月も早くできあがって、気分は爽快。
今年の春はいつもよりだいぶ暖かいような気がしているので、成長が速かったのか。
私の頭の中では10月に蒔いたものは収穫が半年後、といういつの間にか固定概念ができてしまっていたようだけど、蒔き時や気候で1月もずれることがあるんだ。
過去の記録によると、生育期間180日で1500g以上で収穫していることが多い。
春キャベツらしい柔らかさが無かったように思う。
1月遅れで蒔いたこの後のも、もう芯は立ち上がっているのでそう時間は掛かりそうにない。この後病気や虫にやられなければだけど。
今スーパーに出ている地元産のキャベツは、サワーキャベツだということだけど大きかった。1500gは超えていただろうなぁ。
生産者さんは「大きすぎて売り難い。2~3人の家族じゃ食べきれないだでなぁ」とぼやいておいでだった。
店が仕入れて並べているキャベツって、いつも1200g前後の同じ大きさだ。
「売りやすいサイズ」というのがあるのか・・。
それでも店では半分にカットしたものを売っているけれど、「大きすぎて・・」と言っている農家さんはカット野菜は売らない。
切るとその日のうちに売りきらないとならないからだ。
農家では大きくできたと喜んでばかりはいられないので、辛いところだ。
出荷用の野菜は、輸送上の問題からも効率を優先しなければならないのだ。
スーパーの大根には葉はほとんど付いていない。
なぜ?と思ったら、箱詰めの際に嵩張るからだと。
葉を付けたからといってもその分まで売値に含められないのに、輸送費は掛かる。
それなら切ってしまえということのようだ。
葉も欲しいと思う消費者には残念だ。
ごく少数だけど私のお客様は、新鮮な葉はそのまま持って行ってくださる。
(葉が不要なら置いていくようにと添え書きをしているが、葉だけ置いていく人はいない)
それにしても、いつもキャベツを1.2kgで、大根も太さと重さが揃うように仕上げる技術って、すごいものだ。
話が生産者側と消費者側とで混ぜこぜになってしまった。
私が両方の立場なので、頭の中がいつもこんな風なのだ。
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