2023年3月26日日曜日

土の中の害虫は播種前、植える前に手を打つ

 種から育てて本葉5~6枚で10センチほどまで大きくなったキャベツが、2~3日前から元気がなくなりそっと触ったら地表のすぐ下で切れていた。


切り口の状態が分かるように、コンクリートの上に置くと


しまった、ネキリムシだ。
こんなに大きくなってからやられるなんて、あまりないことだ。

でも今回のこの場所でのネキリムシ被害はこれで3本目。
前に2本やられた後でデナポン(ベイト)を株周りに散布したけれど、効かなかったということは土の中に潜伏している。

土の中に潜んで茎を食いちぎるのはタマナヤガらしい。
齧られた位置も土表面より数ミリ下であることからも窺える

経過をさぐれば、なんと、植付時に殺虫剤を混和していない。
忘れてしまったようだ。

植えるときも種を蒔くときも必ずオルトランまたはダイアジノン粒剤を土に混ぜ込んでいるのに、その記録が無い。

11月半ば種まきで12月末には植えて、4月5月には収穫の筈だったのに、悔しい。

農薬は一切使わないと言う家庭菜園主は多いけど、どう防除しているのだろう?
これは未解決のまま長年の疑問。

発芽後や定植後に防虫ネットを設置しても土の中に既に潜んでいるムシには対処できない。
それに有機物を主とする堆肥(牛糞や鶏糞、自作の野菜くずなど)の中には害虫の幼虫や卵は入っているだろうに。

有機(無農薬)農法ではどうするのかと、ちょっと調べてみました。
先ずはネットを使う。
地面に銀色のシートなどを敷いて虫を寄せ付けない。
赤や黄色のテープなどを使う
などで土の表面上での対処方法だけで、土の中のムシには触れられていません。

防虫ネットは私も常に使って、地面より上での防虫効果を感じています。
地面に敷いてある銀色のネットも見かけます(努力の跡)
赤や黄色のテープは数回やってみましたが、効果のほどは疑問。

要は、たぶんハウスの中で栽培する以外には方法はないのだろう。
そこまでやれば有機栽培とも家庭菜園とも言えない。


関連のある過去の記事から








2023年3月24日金曜日

サバイバルを想定し野草を食べてみた 

3月23日

 いざ!サバイバル
となれば糧の一つになろうか?

勝手に生えてうっそうとなってくるカラスノエンドウ。

これが食べられるとの情報を目にし、ほう知らなかった試してみようと、正に我が世とばかりに勝手にはびこっているカラスノエンドウを、摘んできて食べてみた。

味見なので単に熱湯で茹でただけの料理の「お浸し」。


先ずは結論・・
本当になにも食べるものが無いサバイバル状況ならば食べるでしょう。


紫っぽいピンクの可愛い花をつけたカラスノエンドウ。


莢はまだ数が少なく、そして極小さかったのでとりあえず無視。

まだ花が見えない若そうな株から、その葉枝だけを摘んで調理してみました。
こんな感じのところを。


一口噛んだ時に瞬間にふわっと野のセリのような香りが立ち、おおっ!
が、生の時はぺらぺらの葉なのに加熱した葉を噛むと、なかなか嚙み切れないではないですか。むしろ葉柄の方が柔らかいくらい。

結局味と言えるものは何もなし。苦みすらも。
ひたすら筋っぽく、歯の隙間に入ってしまう。

それにごく薄い葉ものだから、加熱すればボリュウムがぐんと減って大勢で食料にできるものじゃなさそう。

今の我が家の菜園にはほとんど何もない状態だから、少しでも美味しく食べられたら使いたいところでしたが、残念。

ペンペングサ(ナズナ)は美味しいということだけど、これも量を採取するのは大変です。
こんなことを言えば、実際サバイバルのような暮らしを強いられている国の人々から袋叩きにされるかな。

天井知らずのような物価の高騰と実質減額の年金生活では、すべて最低価格のものを買っての生活をしながら本当に雑草に頼ることになりかねない不安。

戦後数年の貧しい生活の経験があることを自慢してちゃいけない。
どこにいくのかこのグローバル社会。

気温が上がってきてソメイヨシノの開花と共に根元の雑草も日毎に繁茂しはじめた3月中旬の経験でした。




2023年3月3日金曜日

徒長したソラマメ苗 定植後-その1

 異様に徒長したソラマメの苗をそのまま外に植えて、その後どうなった?

2月初旬に、ポットから降ろして畑に植付け
凡そ1月後の様子は・・

はい、これです。
植付け当初に副えた支柱をぐんぐん超えて、支えきれずに深々とお辞儀してしまいました。


当初頂部にだけしか見えなかった葉が、根元にも付き枝にまで成長してます。


今のところこれなら今後太る方にも成長するのではないだろうか。
もっと長い支柱に替えてしっかりと支えをして、もっと葉を増やそう。


根元の枝葉がもう少し増えたら、このズル長い芯は切り詰めればいい。
それでたぶん、遅ればせながらも正常の苗と同じように生育していくんじゃないだろうか。



今年もシルクスィートを温床に伏せこみ

温床作り 2月17日

昨年作ったシルクスィート(さつま芋)がとーっても美味しかった。
11月末から12月初旬にかけて収穫した芋から種用の芋を残しておいて、それを今年の収穫用に温床に伏せこんだ。昨年の温床作りはこちらからご覧ください


種芋の殺菌・伏せこみ 2月27日

昨年は3月3日に温床を用意し、種芋の伏せこみ(32度まで地温が上がった日)は12日後の3月15日。
今年はもう少し早めに苗取りをしたいと思い、2月17日に温床を準備し30℃を超えたのが2月27日。

夫が掘ってくれた穴が昨年よりやや深めだったけれど、ほぼ同様の日数で地温があがった。
よし、これで床の準備はできた、と。

いよいよ種芋の伏せこみ。
保存していた芋はこれ。

大き目の芋からはもう芽がのびてきています。


これだけで行こうと思っていたのですが、小さい芋ももう食用にはならないから一緒に埋めて苗をどっさり作ったほうがいいとの声もあり、それもそうかと。

晩生たまねぎを掘り上げた後(5月末~6月初め)に植える予定なので、タマネギの出来上がり状況によっては芋の植え付けが一斉になるか、ダラダラになるか決められないのでその方がいいかも。

伏せこみは簡単で、温床にあまり深くない穴を掘って芋を伏せ込んでいけばいいのです。
今年は芋を殺菌してからそれをするつもりでいたのに、大き目の種の方はすっかり忘れてそのまま。

また掘り出して云々、というと良くないかとそれはそのままで小さい芋だけを殺菌。
殺菌に使ったのはトップジンm。手持ちの数種類のなかから「黒斑病」に登録があるとされるものを選ぶ。

バケツに種芋を全部入れ、そこにひたひた位の水を張って一旦芋を取りだしたら水の量を量り、その400分の1の薬剤を溶かし込む。薬は別の容器でバケツの中の小量の水でドロドロにしてから全体にまぜるといいです。


20~30分浸したら取り出して温床の中に埋めます。
基本的にこれで作業は終了ですが、念のため透明のフィルムでトンネルにし、発芽までは床の保温を続けることにします。

去年はこの後1月余りで発芽が確認できましたが、発芽を待つ1月は長い。



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