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2020年5月4日月曜日

コマツナ栽培 ムシの居ぬ間に

低温期のコマツナはきれい

早春の葉物はちょっと時間がかかるけど、発芽さえすればきれいに出来上がる。


上の写真は3月11日に種蒔きをして、1か月少し経ったコマツナ。
まだ気温が低いせいか伸びが鈍いけれど、その分虫害がない。

予防の意味で一度殺虫剤を撒いてはいるが、まだ虫は冬眠中のよう。

このコマツナはすでに消費済で、これに続く第2回目が生育中。
もう5月ともなると、前回のように無防備では作れない。

4月初旬に播種して5日目くらいには発芽、しばらく様子をみていたが、モンシロチョウが姿を見せ始めたので危険を感じ、防虫ネットを掛けた。


播種からおよそ1月弱、まだぐんぐんは成長しないがいまのところきれい。

連作障害がないコマツナはいつでも作れる?


虫害とは直接の関係はないが、今頃得た知識がある。
それは「小松菜は連作障害は起きない」というのだ。

そういう事なら大変便利。
強い野菜で、連作障害を考えなくてもよければうまく温度調整して、通年同じ場所で栽培可能ということで楽になる。

とは言えそう現実は簡単なことではない。
直播き野菜の温度調整は、こと家庭菜園では簡単ではない。

温めるにはビニールトンネルが考えられるが、ほんのわずかな量を作るのにかかる資材代や手間を考えると実行できない。
温度を下げるのも同じことで、寒冷紗や遮光ネットを使うようになるのだろうが、やはり同じ理由で二の足を踏んでしまう。

それに気温が高い時期は虫害がすごい。
見た目をきれいに仕上げるには、3日と空けずのクスリ漬けにしないとできない。

となると、コマツナの家庭栽培は、暑くなるまで、涼しくなってからがスムーズ。

夏場にはコマツナにかわりチンゲンサイが適している。
チンゲンサイは暑い季節が大好きなのだ。

葉物野菜の変わりダネだね。
でもやはり、虫には好まれるので頻繁な殺虫、防虫対策は必要。



2019年5月17日金曜日

青菜栽培はこまめな間引きがキーポイント

直接畑にばらばらと種を蒔いて育てるコマツナ、ホウレンソウ、チンゲンサイなどの青菜は、芽が出たら「間引く」のは当たり前と思いつつも、1~2度の間引きで済ませていた。

最近、結果として良品の青菜ができたとので振り返ると、間引き回数が多かったことに気付いた。去年秋からのホウレンソウ、コマツナ、今年のチンゲンサイの姿を見てみる。

昨年秋のホウレンソウ。
10月初旬に種を蒔いて1月後には収穫になった。


これを収穫した状態がこちら


美味しそう。

こちらは久々にちゃんとできた小松菜。
去年4月収穫のもので、これも種蒔き後36日。


スッスッスーとできたものは質がいい。
今まではなかなか大きくならずに、ある程度に成長した頃はもう、硬くて不評だった。

そして今年初のチンゲンサイ。


これは実際は間引き菜なので、まだ中学生位の体でスリムなんだけど将来の成熟形が予想できる。
播種から約40日。虫の穴も殆どなく、あと数日で成人?となりそう。
ほぼマニュアル通りに育っている。


何度も間引きをして徐々に株間を空けながら育てると、さっさとできあがることに気付いた。
もちろん1~2回の追肥と同時に虫害対策もしていなければならない。

虫害対策には主に防虫ネットを使用するので、間引き作業をするにはその都度ネットの裾をめくり上げなくてはならず、これが面倒でつい作業をサボりたくなってしまうのだ。

じゃぁ始めから間引きが必要ないように粗く、極端にいえばあの小さな種を1粒ずつ蒔いたらどうかと乱暴な発想も出るけれど、これはこれでダメ。

こういう種は始めから1粒では育たないという。
幼児の頃は周りにある程度の仲間がいてお互いに競い合って成長するのだと。

それから種の中にはダメなものも混じるから、すこし大目に蒔いて選抜する必要もあるので、1箇所に1粒というのは合理的とは言えない。

大根のように始めから一定の間隔を空けて蒔く方法もある。しかしそれだって普通1箇所に1粒じゃなく3~4粒は蒔くから、それを間引きながら最終的に1本にしていくものだ。

成長に従って仲間の数を減らし、栄養と環境を独占しながら満足な姿になっていくそうな。
こう書くとちょっといやらしい育ち方に思うけど、他の生き物の食糧となるのが目的の生物なので。

とにかく・・
虫の餌にならないよう管理することも大事でかつ大変なんだけど、防虫作業と比べればごく簡単な「間引き」をちゃんとすることが成長に大いに寄与することを、再認識。

栽培期間40日~2ヶ月くらいのこの手の野菜は栄養と間引きの管理でパパッと仕上げれば、柔らかく美味しいし、ムシが寄り付く危険性も低いということになる。

昨秋から今までちょっとホウレンソウやコマツナの出来が良かったので、間引きとはと改めて考えてみた。

2018年9月8日土曜日

かぶ、コマツナはスッと発芽

かぶ、コマツナに、チンゲンサイを雨上がりに蒔いて3日目にそろってきれいに発芽した。
カブは目検討だけど、3センチぐらいの間隔で点蒔き。


コマツナは1条ですじ蒔き。もう少し濃い目に蒔いてもよかったが、種の残りがこれだけだった。また新しく買って追加しよう。
カブに比べて葉がだいぶ小さい。


チンゲンサイも発芽は上々で、これも点蒔きにした。


こういう風に全部揃ってすっと発芽すれば、スタートは成功ということになる。
出ない箇所がいくつかあったり、何日もかかってボツボツというのはまず順調な成長は見込めないものだ。

かつて種蒔きの「基本のキ」すら知らなかった頃の私は、蒔いた種が芽を出さないことがよくあったものだ。
テキトーに土を掘って種を落とし入れて、テキトーに土を掛けていただけだった。

・播種時期を守る
・土を良く湿らせる
・蒔き溝の深さを均一にする
・覆う土の厚さは野菜によって違う
・種と土を良く密着させる
という基本を全く知らなかった。

今の私が知る限りではニンジン、ホウレンソウ、レタス、シュンギクはちょっとコツがあるのだけれど、一般的には上記の点を外さなければ種が古くない限りちゃんと出る。

知らないとは怖いもので、経験がないと簡単だと思ってしまう。それが2~3回やってダメだといやになって菜園そのものを止めてしまう例が家庭菜園を始める人に多いのだと。

調べるツールはいくらでもあるのだから、作ってみようと思い立ったら何か1つでも学ぶまでは続けたいもの。
少しでもわかってくれば面白くなるものです。


日差しがだいぶ弱まってきたようにも思うので、寒冷紗を外して防虫ネットに交代しよう。

これらはどれも一度にいっぱいできても困るものなので、1週間から10日もしたら第2回目を蒔く予定にしている。

2018年9月5日水曜日

かぶ、こまつなを蒔いた

私にとってはまず成功が難しい野菜なので、気が重いけど欲しい野菜のトップ10の内。

カブ(F1白雪)

かぶの品種としては初めてのもので、「小かぶの時から中かぶになるまで順次収穫できて裂果や変形が少ない」などの特徴が魅力で選んだ品種。
9月いっぱい蒔けるようなので、少しずつ数回に亘って蒔いていく予定。
カブは買うと高いので、できる時期にはぜひ作りたいが、ちゃんとできたことはあまり無い。

コマツナ


何回も作ってみるのだけれど、柔らかくてある程度大きく育ったものを収穫することはなかった。
収穫適期がごく短いので、大きくなりきらずに硬くなってしまう。きっと肥料が足りないのだといつも後になって思う。今度こそは、と何回思ったことか。
で、また今度こそとケイフンを標準量の2倍漉き込んだが・・

そして欲張ってチンゲンサイ


これはだれでもが手を出しやすい野菜のようなので、売店での1品として作りたい。


台風が過ぎた後、はっきりと空気が変わったとは思えないがいくらか過ごしやすくなっている。それでも直射はまだ痛いほどに感じるので、また寒冷紗を使った。

どれもアブラナ科でと~~っても虫にやられやすいものばかり。
コナガ、キスジノミハムシ、カブラハバチ、アオムシ・・針穴が開いた程度では犯人の姿が見えないので、推測で対策をしていくところから始めるしかない。

3日位で発芽するだろうが、虫との闘いの季節が始まる。
発芽したら寒冷紗を防虫ネットに替えて虫対策。

発芽の様子はこちらで



2018年4月28日土曜日

コマツナが太らないのは・・

春蒔きのコマツナ、播種からおよそ1月後の収穫でこんなもの。
3月16日に蒔いたもの。

太らなかったコマツナ 播種後40日

長さは18cmほどで茎はエンピツ程度。
でもこの時は柔らかく、美味しかった。

その後10日で、2~3センチ伸びたが太くならずに硬くなってしまった。

コマツナの採り時はごく短く、低温期で70日、高温期は25日という情報があった。
3月~4月は低温期と思えるが、結果は40日弱だった。

加熱の仕方で食べられないことはないが、味噌汁にして美味しいものではなかった。

いつも満足にはできないので肥料が不足かと、この栽培では基本量の1.5倍でやってみた。
それで過去の栽培よりはよくできたように思うけれど、やはりボリュームがでない。

市販の小松菜は茎の太さが1センチもあって、柔らかい。
品種の違いだろうか?

コマツナはいつでも蒔くことができる、という思いが「簡単」だと思い違いしているのかしら。

いつでもと謳われていても、芽はでてもどんな季節でも生育が順調とはいかないことは承知。
しっかりとしていて柔らかく甘いコマツナを作りたい~ ><;

今回は発芽からずっと防虫ネットで被っていたので、虫害はなかった。
余談だけど、ネットからはみ出した部分は成長が遅れ、後半は虫穴があいた。

このブログの画像でネットから顔を出しているところが4月中頃から穴が開きだした。

2018年4月5日木曜日

防虫ネットの保温効果

網目1mmの防虫ネットにも保温効果があることが明確に見えた。

コマツナの発芽後に全体を防虫を目的にネットで被った。


いえ、全体を覆うことが出来ずに10センチほどがネットからはみだしてしまった。
2m50センチのネットで2mの長さの畝を覆うとこういうことになるのに、計算が雑なため起きた現象で、公開するにはちと恥かしい状況。

しかしその結果コマツナの生育に違いが表れ、いい勉強になった。
虫害ではなく、成長の差が出たのだ。

ネットの中と外の成長の違い

今年の3月は例年に比べてかなり暖かい日が多く、保温の心配はいらないと思っていたのだけれど、ネット内と外とでは明らかに大きさが違う。

こんな差が出たのにはちょっとびっくり。

このネットは風除けとしての利用もしていたけれど、保温効果もあったのだ。
温度の違いは1度あるかどうかの違いかもしれないけれど、累積されるとこうなるということか。

野菜栽培上の言葉で「積算温度」云々と言われるのはこのことなのかな。
今のところ虫の被害も無いし、成長はいいし・・Wの成績だ。

収穫が楽しみ。

2016年3月15日火曜日

葉物野菜の直播開始 コマツナ・ブロッコリー・ラディッシュ

昨日の雨で地面はしっかり水を含み、今日は晴れ。
3月も15日まで季節は進んで、ぼつぼつ直蒔きもできそうです。

手持ちの種ではコマツナ、チンゲンサイ、ラディッシュが播種適期になっています。
では、この3種を蒔くとします。


場所は---
あれー、無い。

あーでもない、これでもうまくいかないと作付け計画をグダグダ決めかねていて、結局用意してなかった。
ホウレンソウやダイコン用に準備の畝はできているけど、それらを蒔くのはまだちょっと早そうだ。

早いと解っているものを蒔いて失敗するより時期が合っているものを蒔くべきだよね、と一人合点し
急遽予定変更でホウレンソウやダイコン用の畝にコマツナ、チンゲンサイを蒔くことに。

こういうのを「現場合わせ」といいます。自慢すべきことじゃないけど私の得意ワザです。



これらはどれも難しいことはなく、既に元肥や石灰を敷きこんである畝に1cm程の深さの溝を作りそこにパラパラと小さな種を落とし、掘った土を戻し上から軽く押えて終い。

パラパラと蒔く種の量は「出来るだけ薄く」です。
沢山蒔くと後で間引くのが大変です。

間引いた菜も食べられるので、一食になるくらいの間引きができればそれもテではあるのですが、これらの葉物は一度に沢山収穫しても困るので、少しずつ何回かに分けて蒔きます。そうすると1回の間引き菜の量は知れたもの。味噌汁の実にはなってもおひたしや和え物は無理ですね。

今回の私の場合は、コマツナもチンゲンサイも1.5メートル程。
どっちも青菜なのでたぶんこんな量でいいのでは。


収穫予定は4月中~下旬頃かな。
うまく発芽したら4月中に2回目を蒔く予定です。




ところでこの種は去年の秋に百円ショップで購入したものです。
2袋で108円。

イタリア産で内容量10mg。
モノによっては量が少ない場合もありますが、そのほうが嬉しいんです。
1年、2年じゃ使い切れなくて捨てることになることを思うと、安いのは嬉しいです。

品質に差は感じられないし、野菜の種ってどっちみち輸入品ですからね。
ただ説明が荒っぽいので慣れていないものは要注意なのと、新品種は売られていないのが欠点です。

種 100円ショップ




作業ついでに、今育苗中のキャベツやブロッコリー用の畝に石灰を入れました。

先日芽を出したキャベツが畑にデビュー出来るのは3~4週間後でしょう。
だからまだ急ぐことはないのですが、石灰は早くても問題ないようです。

土のペーハーをアルカリに傾けるのが目的ですが、一旦PHを上げてしまえばその後ある程度はそのままの状態を保てるようなのです。

それと石灰にはいろんな種類があって、それによっては水を含むと(土に混ざると)発熱するものがあり、種まきや植え付けの直前だと害が出てしまうのです。

発熱するのはたぶん生石灰で、普通素人が家庭菜園で使うのは苦土石灰が一般的のようですからあまり神経質になるには及びませんが、直前ではちょっと不安になります(論拠はありません)。

今回私が使ったのはカキガラ石灰です。
カキガラ石灰は自然農法や無農薬栽培の場合によく使われます。土を固くしたくない為のようです。

その辺にこだわらなければ安い石灰で構わないんです。
私は自然農法や無農薬のつもりじゃないのですが、昨年秋にハズミで買ってしまい残っていたので使いました。


本当は散布量も計算して(土を硬くしないためにも)すべきなのですが、経験上こんなもんかな、でこんな感じに撒きました。
手前の畝3列がそれです。

石灰を撒く

ここには2月末に牛糞や米ぬかを入れてあります。
これを軽くうない込んで、再度形を直して終了。

どうせ入れる化成肥料も一緒に混ぜ込んでしまえば、鍬を振るう作業が1回で済むのですが、化成はあまり早くに入れると雨で流れてしまい効果が薄れます。

じゃぁ石灰は2月に堆肥と一緒に入れておけば、今回わざわざ鍬を使わずに済んだのに・・・
その辺は私の支離滅裂さであり、理屈ではないのです。
反省し、次回に生かします。


化成肥料は後で苗を植えつけるときに入れる予定です。