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2020年10月20日火曜日

ラディッシュの発芽 きれいに揃う

 種まきから5日、ラディッシュ(さくらんぼ)がきれいに揃って発芽、この間の私の頭の中のもやもやが大分晴れた。

画像をクリック(またはタップ)して拡大して見れば明快、感心するほどきれいに出ているのがわかる。

ようやく、適温になったんだ。
朝の地温が15度くらい(気温は13~14度)、昼は20~23度くらいでバシッと発芽した。
蕪も出始めた。

ゴボウもようやく出てきた。3度目の正直で。それでも間ばら。



ゴボウ(短根種)の発芽適温は20~25℃ということになっているのに、その頃に蒔いても出ず今出はじめた。寒さには強いので出れば育つだろう。

ラディッシュに関してはこれが1回目の播種だけど、とにかくこの秋口はゴボウをはじめとして発芽に難渋した。

キャベツにレタスなどいつもなら少し時間がかかっても発芽はしたのに、今年は何度蒔いてみてもだめで、いろいろと予定が狂ってしまった。

ポットに蒔いたものが皆ダメだった。
管理の仕方が間違ったのだろうねぇ。


2020年10月10日土曜日

芽が出ない、あれが出ない、これも出ない・・

 ハクサイ(普通の大きさになる種類)は苦心惨憺でなんとか発芽させ、今は取り敢えず見た目は普通に成育中。変な書き方だけど白菜は結果的に結球しなくてはできたことにならないからね。

で、種を蒔けども発芽してこないのはミニハクサイ、キャベツ、ゴボウ。
順に経過を追ってみよう。冷静にたどれば何か気づくかもしれない。

ニミハクサイの播種


種まきは9月19日 畑に直蒔きした。
蒔き時適期は9月上旬~10月上旬の間なので、そのど真ん中。

発芽適温は18℃~22℃。
実際の地温は、計っていない。(「昨年は9月13日に蒔いて成功したので」というのが今回播種の根拠)

結果・・ 26株分蒔いて発芽したのは3芽

最終結果はわからないが、大株になる普通の白菜(郷秋80)は発芽適温25℃で9月7日に蒔いている。その時には新聞紙をべた掛けし、寒冷紗を白、黒のダブルで遮光して発芽させた。何もしない場所の地温は34℃まで上がっていた。

それをわずかに1週間ほど遅くなったからというだけで何の対策もせずに蒔きっぱなし。
適温が5度前後の違いをあまりに軽くみていたと言わざるを得ないなぁ。
原因は明らかに高温による焼死。

キャベツの9月播種


種蒔きは9月15日 ポットに蒔く。
蒔き時適期は10月中旬まで、発芽適温は15℃~30℃。

畑地の地温は30度を超えたこともあっただろうが、ポット蒔きし新聞紙をかけて日の当たらない家の裏に置いたので30℃を超えてはいないと思う。
測ってはいない。

10日後に3芽だけ顔をだしたが、あとは知らぬ顔。出てきた3芽も3ミリほどになったままそれ以上成長せず。水は適量で管理していたが、その後枯れた。
比較として、8月6日に蒔いたものは徒長はしたが無事生育している。

この時期に発芽に10日もかかることも変だ。
被せた土が厚過ぎたのだろうか?

これは諦めてもう1度同じ種を蒔いた。9月26日。
やはり10日後にやっと2芽、その後1芽増えたがそこまででストップ。

過去5年間の記録を遡ってみると、9月に種まきはしていなかった。
手持ちのこの品種以外のマニュアルをチェックすると、あぁ、9月は適期から外れている。
そういうことなのか・・

直射を避けての管理はしたけれど、ビニールポット(1号)に入れられた土は路地の土と比べて温度を感じやすい(夏季はより高くなる)のかもしれない。
それから「時なし」とか「時しらず」という表示のものは要注意。

過去に、7,8月の盛夏に蒔いて特別の気温対策はせずに収穫ができていたけれど品種が違った。少し高度な技術を必要とするキャベツは品種もきちんと選ぶべきか。

ネット上で少し調べた結果では、9月頃蒔いて年内に収穫できる品種は無かった。
「夏蒔き」品種の蒔き時は8月いっぱい、「秋蒔き」品種は10月からで収穫は翌春というのが定番のよう。

年明けごろから春先に食べたいキャベツは、一般地の家庭菜園じゃ作れそうにないというのが今回の結論。

ゴボウの9月播種

これも9月蒔きの発芽トラブル。
品種はこれ、素人向きの短根種。



この種袋には発芽条件に関して書かれていることは温度だけ。
ホームページに行ってみると注意事項がいくつか書かれている。
・種の特性として①種の皮が固いので予め吸水させること②好光性なので土掛けはごく薄く③排水性のよい土をよく耕してと。そして条件ではないが発芽まで1,2週間かかることが他の菜種などとの違い。

上記に照らしてどうだったか・・
①給水はさせた。ただし流水ではなく浸漬で。

過去にはそれで上手く発芽してる。余計なことをいえば何もせず80%くらい発芽させたこともある。
②土掛けもごく薄く1~2ミリを意識してやった。
③基本的に砂地なので排水性には問題なく、固く固まってもいない。
これで16日後にやっと現れた芽が3つ。蒔いた種は100粒以上。

他のサイトで調べてもこれらは基本的条件で、大きな違いは見当たらない。
あ、種は今年購入したものなので古くなってはいない。

そうなるとこれも温度(地温)しかない。
蒔いてから計って30℃のこともあった。適温からは外れるが、5度超は無理だったのか。5度ぐらい超えてもいいなんて私の勝手な判断で、自然は科学で証明されるということだ。

こういったところにも人間性が現れるね、なんて言葉がどこかから聞こえてきそうだ。
恥ずかしい😨

どんどん遅れてしまうけど、今からもう一度蒔いてみよう。
もう25℃内には収まるだろうから、その確認の意味も含めて。

共通して注意不足ではあったが、今年の夏は異常な高温だったようにも思う。
来年も下がらずより高温になるのでは、なんて恐ろしい予測も聞こえてくる昨今だ。

**********************
〈追記〉

覆土が薄いときには大雨に注意

ゴボウはその後改めて蒔きなおして、数日後から4日連続で雨(台風14号)。
雨が止んで見回りに出てみると、ゴボウの種は大方が土の上に出ていた。
(ちなみに、種はまだ何の変化も見られなかった)

浅く覆土したので大量の雨で土が流れてしまったのだ。
天候の荒れが予想されたら何らかの対策をすべきなのだ。
マニュアルはあくまでも基本、環境条件や特殊事情は個々にその都度考える必要があることをしっかり頭に止めておこう。


2019年2月9日土曜日

ゴボウ栽培 春と秋と土

ごぼうの栽培は家庭菜園に適さないのか、単に私のウデが悪いのか(当たり前にこっち)思うに任せないのだ。
「うまいごう」という品種を2年間に3回栽培をし、今回もナンダカナァ~の出来具合。

で、記録と記憶で過去を振り返ってみた。

A、去年10月上旬に種蒔きし120日を経過したゴボウを試しに抜いてみた。
地上の葉の状態を見ると、発芽以来一度も葉を隆々と繁らせたことがないので、地下の根が成長を続けているとは考え難いのだけど、時間的にはもうできていてもいいのでは。


いつも同様に完全な姿で抜くことはできなかったが、これで26cm。
根の先まであれば30cmあったか。太い部分で1cmほど。

全体に小さいが食べられる状態ではある。

B、その前年も秋に蒔いている(こちらは10月下旬)。
翌年2月まで待っての結果はほぼ股根なしで20cm。やはり先端は土の中に置き去り。

やる気が失せていたか何となく見ていたのか保存画像は無いが、やはりロゼット状の葉が地面に張り付いたようになって変色したり枯れたりだったように記憶している。


C、その年は春にも栽培している。
3月中頃の種蒔きで6月中旬に収穫。およそ90日の栽培だった。
これは10~15センチで見事に股根になっていたが、地上の葉は青々と立ちあがっていた。



これら3回はそれぞれ栽培場所を変えている。
AとBは客土して作った畑で、Cは元々は畑(田?)だった所そのままで今も小石が残っている。
Cでは大根がりっぱにできた年もあったのでやってみた。

この品種の特徴は、秋蒔きもできること、大きさは太さ1.5cm長さ35~40cmの中サイズなので家庭菜園でもできそう。

この3回の栽培経験を振り返って解ったことは
・秋蒔き栽培は葉が十分に育たないので、秋蒔き栽培が可能な品種であっても、春蒔きと同じペースでは成長しない。
・秋蒔き栽培は十分な大きさにはならないが、時間を掛ければ収穫できる(トウ立ちには注意)
・大根以上に土を選ぶ
・「記録」の重要性

こんなに明確な結果が出ているのに、1年前、半年前の状況をすっかり忘却し一喜一憂している。

ということで、より作りやすいのは春蒔きの方。
でも秋からの栽培も小型ならできるので、ほぼ通年蒔ける品種ならジャガイモ収穫後の畝を利用する等を考えてみたい。


余談
世界広しと言えど、ゴボウをこんな風に畑で丁寧に栽培しているのは日本だけのよう。
以前にたまたま目にしたテレビ番組によると、ヨーロッパのある国ではゴボウを食べる習慣はある。が、栽培ものじゃなく野草としてのゴボウを掘って食べるというものだった。

栄養価に富んでいておいしいゴボウを栽培して食べる日本の食習慣は貴重だ。
1本あたりのボリュームが小さく贅沢な品とも思うが、醤油とも油とも相性がいいのだから、どんなふうにでも調理できる。
入れ歯になるまでは沢山食べたいものだ。


2017年10月15日日曜日

ゴボウの茎切りはナメクジ だった

ゴボウの本葉が展開すると地際から切ってしまうのは、どうやらナメクジの仕業だったようだ。

これが(お見苦しい画像で失礼)

ナメクジ ゴボウを食害

こんな風にしてしまったようだ。

ナメクジに切られたゴボウ

ナメクジに切られたごぼう

ナメクジの食害

ヤガだと思っていた。
ヤガの幼虫らしきものも出てきたのだから、彼らも共犯だったのだろう。

が今日はナメクジの食害現場を見てしまった。
食餌活動中が2匹、その近くにもう1匹。

その1匹が上の写真。
見つけるとすぐに「殺さねば・・」の観念がはたらくので、考える前に踏みつけてしまい無残な姿にをupすることになった。

最近(気温が下がり始めてからかな)ナメクジがあちこちで活動している。
体長2センチくらいでぶよぶよしている。

本来夜行性だといわれるが、それが日中によく見かけるのはずいぶんと図々しいヤツだ。

退治するには、見かけたらその場で捕まえて踏みつけて殺すけれど、多くは夜に捕食活動をするのだから農薬が一番効果があるとのこと。

昔からナメクジには塩、と決まっている?けどナメクジが溶けるほどの塩を撒いたら植物までだめになってしまう危険がある。

農薬の他には尿素が効くらしい。
尿素なら肥料としての効果もあるのだからいいかも。

ただしチッソ過多にならないよう考えなきゃいけない。
ゴボウにはクスリ、キャベツやハクサイには尿素という使い分けでどうだろう。


2017年10月12日木曜日

ゴボウはネキリムシの好物 発芽はしても育たず


地際を切られたゴボウ

葉の虫害はさておき、葉がここまでになっても地際を切られてしまう。
今回も、播種30箇所の内発芽後に7箇所も抜けてしまった。

発芽率もそう良くはないけど、本葉が出る頃になるといつの間にか無くなっていた。
この姿を見て、ネキリムシだと判る。

そうか、ネキリムシだったのか。

私の観察眼もちょっとだけ進歩したのか、真相?が解ってきた。
土を掘ってみると1匹だけみつかった、黒っぽいイモムシが。

ヤガだと思う。
発芽してすぐに殺虫剤を撒いているのだけど、効果がないみたいだ。

すぐに追い蒔きをして、大体芽は出た。

ゴボウ 発芽

ゴボウの双葉、なかなか可愛い。
本葉になるのに結構な時間がかかり、えっちらおっちらやっている内にいつのまにか消えてしまう。

この発芽確認を待つ間にも2~3箇所が又なくなっている。
10月いっぱいは蒔けるようなので、種の袋はしばらくは手元においておこう。

ゴボウは一斉に収穫しなくてもいいからずらして蒔いたと思えばいいけど、あまり手こずるとヤガに馬鹿にされているようにも思えてくる。

2017年6月17日土曜日

ごぼうの収穫 股根なんてもんじゃない

これは何という野菜ですか?と問われそうな姿。


股根なんて生やさしい状態じゃない。
まるで箒(ほうき)のよう。新種の野菜かと思われそう。

まっすぐにできているゴボウを求めて次々に掘りあげてみて、結局全部抜いてしまった。

ゴボウの種の袋には種を蒔いてから90~100日で収穫だと書かれ、現在86日なんだけれど、これ以上置いてもこの状態が改良されるとは思い難い。

まさかこんな結果になろうとは・・・

この畝にゴボウは合わなかったのだ。
石は抜いたつもりだったけど、とてもゴボウさんにすくすくと育ってもらえるようにはなっていなかった。

確かに、掘ってみると多くのゴボウが根と根の間に石を抱いて現れた。
それに土がとっても固く、その意味でも根は伸びられなかったのではないだろうか。

2センチも掘っただけでもうこんなふうになっていた。


ここの土を「欲目」で見ていたのだねぇ。
昨年秋にはここでとっても太いダイコンが沢山できたんだけどねぇ・・

次回は砂地でやってみようか。

砂地なら素直に伸びるのではと思うけど、直播きの種を砂地でどうやって発根させるのかが問題だ。

葉はこんなに立派なので、つい下に期待したけれど


地上の様子からは根の状態は全くわからないものだ。
マイッタ、マイッタ。


ちょっと(いや、だいぶ)がっかりのゴボウだった。
それにしてもゴボウって細根というのか枝根というのか、途中からの根の数がすごい。


これだもの簡単には抜けないんだねぇ。
どれも途中で切れてしまった、というか抜けないので諦めて切ってしまった。
勿論手で力任せに引っ張ったのじゃなく、スコップを逆向きにして掘り進めた。

ほんの数本のまっすぐに出来ていたゴボウは、太いところで2センチにもなっている。
そうなるともうス入りだろうね。

と不安を抱きながら太い方の1本を切ってみた。
ジャ~~ン!

ゴボウ 播種後85日 ス入り始め

おお、思ったほどじゃない、良かったぁ。

これはもちろん食べるけど、箒のようなゴボウもちゃんと食べるのだ♪
大根と違って根の先も他と同じ味の筈で、割ったり削いだりしなくてもいい分楽だし。

2017年5月1日月曜日

ごぼうに鶏糞を追肥

ゴボウが発芽してからおよそ1ヶ月。


そろそろ間引きの頃かと、改めてみるとまだ1本立ちできそうなところはあまり無い。
生育がとても不ぞろいだ。

間引きはもっと先だ。
周りの雑草を始末して、追肥しなくては。

播種前の元肥は入れていないから、追肥はケイフンでやる。
こんな大きさではまだ根は広がってはいないだろうが、株元から少し離して置く。

ゴボウ 元肥 鶏糞

粉末状の鶏糞を株に沿ってスジ状にまいて、風に飛ばないように水で湿らせておいた。
ゴボウは栽培期間が長いから、化成肥料より有機系の肥料の方がいいだろうと思う。

これも最近知った施肥のテクニック。
この場所は土目が悪いからいいものはできないと思うので、せめて肥料は足りなくならないよう注意しなくては。


2017年4月5日水曜日

ヌカの発酵熱が奏功したか、コボウが発芽

生ヌカを混ぜ込んですぐに蒔いたゴボウの芽が出た。
30箇所の内の24箇所。



ツヤツヤとした厚みのある双葉、確かにゴボウだ。

肥料の1つと考えて元肥にコメヌカを混ぜて、すぐに種を蒔いた。
蒔き終わってからとんでもないことをしたことに気づいた。

コメヌカって有機物であるうえに、発酵性の肥料だ。
水気を含んだら発酵して発熱するのだから、そこに種を蒔いたら死んでしまう。

あ~~~、エライコトヲしてしまった。
やり直しかなぁ。

それでも、全くダメなものかどうか・・・
とりあえず発芽を待ってみよう、と。

毎日保温用の不織布をめくってみて、ドキドキしながら待つことおよそ2週間。
今朝、24箇所で揃って出ているのを発見、わぁタスカッタ~!

ヌカを混ぜ込んですぐには、種を蒔いたり苗を植えたりすることは危険といわれる。
それをやってしまった訳だけど・・・

混入したヌカの量が少なく、よく混ぜ込んだので害にならなかったのだろう。
量が少ないから発酵の際の熱もそれほど上がらず、かえって土を温めて発芽を促すことになったとも考えられないか?

元の土がやっと隠れる程度のヌカでは害が出ない、出なかった。
ということは、この量では肥効も期待はできないというふうにも言える。

肥料効果についての実験?は次回以降にして、「ヌカの害」に関しては一つ知識が増えた。

発芽に関してもう一つ。
ニンジン。

3月3日に蒔いたにんじんが、待てど暮らせど姿を見せないので、諦めて24日に蒔きなおした。
それが今日双方とも芽を出し始めたのだ。

地温が足りなかったようだ。
言われているように今年はいつもより寒い、ことの証明だろう。




2017年3月24日金曜日

ゴボウの種蒔き ニンジンは蒔き直し

ゴボウをどうしても作って欲しい、と言われナスの数を減らして割り込ませることにした。

事前の元肥は、牛糞を2月に入れておいた。
石灰も10日程前に鋤きこんだ。

そうだ、ヌカも入れようと思い立って昨日入れた。
そこに今日種を蒔いた。

種を蒔く前に植え溝にヌカが混じっていない土を置いて・・と考えていて
あ!そのまま蒔いちゃったよ~。

生ヌカが混じった土に蒔いたらまずいよねぇ・・・
どうしよう・・(泣)


今更どうしようもないよ、やちゃったんだから。
結果の無事を祈るのみ。

そのことを除けば、とても丁寧に蒔いた。

先ず、畝に殺虫剤(オルトラン粒剤)を撒いて簡単に混ぜる。
写真はとったけど見えないので、省略。

次に水を撒いて土を湿らす。


雨上がりにやれば全体が湿っていていいのだけど、そううまくはいかない。

次、溝をつけていく。


私は3センチ角くらいの角材(あり合わせ)を使う。
そのままの土だと表面が凸凹で、種を落した位置が揃わないために平らにする作業。

1cm弱くらいの深さで溝をつけたら、10センチ間隔で種を落していく。
溝をつける板を定規にもしてあるので、それを使う。


蒔く種は昨日から水に浸してあった。


ゴボウの種は皮に発芽抑制物質があり硬いので、そのまま蒔いても発芽し難いから。
で、浸水にあたっては蒔く数も計算しなくてはいけないということになり、いきあたりばったりではまずい。

今回は3mの畝に10cm間隔なので90粒。
数え間違いもあるだろうから、100粒にした。

水から引き上げてすぐに蒔こうとすると、種が指先にひっついてしまってなかなか落ちずとてもイライラする。
一旦ティッシュにでもとって水を拭くか、あれば砂にまぶして蒔くといい。

予定通りに蒔いたら極薄く土を掛けて、またさっきの定規付きの板で上から押さえて置く。
ゴボウは発芽に光が欲しいので、厚く土を掛けると出てくるのに大変なんだ。

まだ寒いから、防寒着も着せてやる。


これも風にはがされないよう、何箇所も止める。


これで完了。

こんなに丁寧にやったけど、ヌカがねぇ~。
どうなるのかなぁ。

3週間も前に蒔いたニンジンはまだ出ない。
時間がかかる種ではあるけど、これは多分失敗だろう。

作業ついでに蒔き直した。

基本的にごぼうと同様だけど、点蒔きじゃなくて条蒔き。


ニンジンは発芽、幼苗時はある程度仲間が一緒でないとだめなんだって。
隣と手が触れ合うようでなくちゃ、上手く成長しないのだと。

種もすごく細かいので、その点でも点蒔きは難しいからスジに蒔いたほうがやり易いこともある。

間引きの手間は大変だけど、間引いた若いニンジンは美味しいからそれを楽しむこともできる。


空気はだいぶ暖かく感じるけど、相変わらず風が強い。
東京では数日前にソメイヨシンノが開花したというが、このあたりの気候は去年よりずいぶん遅れているように感じる。

2017年1月25日水曜日

ごぼうの越冬

涼しくなり始めた9月下旬に種を蒔いて100日位からようやく収穫開始。
あまりに小さいので、もっと大きくなるかと待ったけど時間は経過しているのでここまでか、と。

この季節は茎葉が地面にビタッと張り付いたようになっているので、そのうち葉が上に伸び上がって来るのかとも思ったが、調べると播種から90~100日が収穫適期だと。


葉は風に煽られてボロボロ。
もうこれ以上頑張らせるのは無理かな。

「うまいごぼう」という品種で、30~40cmの短いごぼう、という説明。
今回の作品は長いもので30cm。
こんなもんなんだねぇ。


大根はちゃんときれいに出来る畑なのに、又根、又根。
でもこれでもゴボウ。
煮たらいい香りで柔らかく、あぁ「おいしいごぼう」だ。

ゴボウの栽培は播種適期も生育適期も地温20~25度。
越冬できると。

ということは、
真夏も真冬も常温での発芽はしない。
発芽できる温度で発芽したら20~20℃に保てば育つ、のか?

秋に蒔いたのは真冬の今こうして食べられる。
つまり適正な温度内で完成まで生育したものは、厳寒期にはそのままの状態を維持している。

寒くなる前に出来上がっていた白菜に大根は、やはりそのまま地上に立ってそれ以上に成長はしない。

畑で保存しようとそのままにしてある里芋は、地上に出ていた葉はすべて枯れたけれど土の中の芋に変化はない(凍結防止策は必要)。

ホウレンソウ、コマツナなどはどうか。

12月に蒔いた種は皆発芽した。
でも成長はほとんどしない。

そのままの大きさでじっと生きている。
そして空気が緩んで春の臭いがしてくると、ぐんぐん伸びてくる。

かと思えば、
もう菜の花を冬の青空に向かって金色に輝かせている種類もある。

キャベツやタマネギ(晩生)は・・
少しずつ、少しずつ変化しているけれど、出来上がるのは気温が上がってからだ。


冬野菜と呼ぶのだろうか、12~2月ごろに収穫したい野菜は寒くなる前に完成させることが大事なんだ。
恥ずかしいことだ、今頃こんなことに気づくとは。



2016年9月4日日曜日

真夏の種まき 

第1回目の大根が出揃わないので、蒔きなおしてみたけどやはり出ないものは出ない。
今度は水が足りなかったのか?

大きくなり本葉が出てよくわかるようになると、1回目と2回目とあわせて2/3くらいは出ている。
これくらいなら、とちょっとホッとする。


出ない、出ないと下向きのことばかりを綴るのもいやだけど、事実を書いておかなくちゃ後でまた同じ失敗をする。


ゴボウも全く出ない。これはビクともしない。
日除けのつもりで寒冷紗をフワッと、裾もトンネルの出入り口も開けて掛けてある。
大きな日傘を広げたように畝を覆った。


それで温度はどうかと測ると、40度。
寒冷紗の中も寒冷紗がないところの地温も同じ。

地温といっても地表から3~4センチ(種はこれより浅い)の深さなので、遮光率22%のネットでは、こうカンカン照りだと全く効果なし。
あらためて栽培マニュアルを覗くと「発芽温度 20~25℃」とある。

あ~、こりゃ出る訳がない。

ダイコンの発芽温度は最高35℃と。
これは40度の地温でも強い種は発芽可能ということか。
でも適温を5度も超えているから、揃うのは無理なんだろう。


白の寒冷紗(遮光率22%)では真夏の地温は下がらなかった。
遮光ネットならどうだろう?

黒い遮光ネットで、狭い範囲だけど試してみた。

1枚掛けだとほとんど変化なし。
畳んで2重にしてみると5度ほど下がった。
更に畳んで4重にしたら10度下がって30度になった。

これは測っている間にも太陽の位置が動くので正確ではないが、ここまで差が出れば違いはわかる。

この遮光ネットの遮光率は確か55%くらい。
それを4重にしたから、55×4で100%を超える、つまりネットの下は真っ暗。
発芽だけならこれでいいけど、発芽後はこれじゃ困る。

ゴボウの生育温度は発芽時と同じだ。
と言うことはネットは外せないのだから、芽はだせてもゴボウのモヤシになってしまう。

つまり、最低でも地温30℃くらいになるまではゴボウの種まきは出来ないとい結論。
まぁ、これはあわてることはない。


ここまで手間がかかったけど、良い勉強になった。

・種袋には暑い時期でも蒔けると書いてあるが、発芽適温になるよう遮光してのこと。
・遮光に使う材料はいろいろあるが、遮光率、季節等に合わせて適当な素材を選ぶ必要がある。

この強い日差しのある地に住むまでは遮光について真剣に考えたことがなかった。
遮光だけじゃなく、農薬を出来るだけ減らして元気で美味しい野菜を作るためにも、資材を上手に使いこなす必要があるんだ。

今回少し解ってきたけど、奥が深そう。


芽が出ないことに気を奪われていたら、ダイコンの若芽にもうシンクイムシが食餌を始めていた。
双葉にもう穴があきだしたので、あっと思って近づくと芯葉が巻いている。


葉を巻いているクモの糸のようなものの中にカブラヤガ(タマナヤガかな?)が居る。

遠視鏡をし、ピンセットを持って虫取り開始。
夏休みはもう終ったのに。

炎天下で数匹捕殺。
朝ならもっと居たかも。

暫くはシンクイムシとネキリムシの害を最小限にするよう注意をしなくてはならない。