2025年6月21日土曜日

カボチャの授粉

 2025.06.16

10日位前からカボチャの雌花が次々に開花し始めた。
当時は雌花ばかり。

今日初めて雄花が咲いた。


花弁の中を除くと


奥にちょこんと1本飛び出たようにある、これがオシベ。
待っていた雄花が咲いた日には、雌花は開いていなかった。

翌日1つの雌花が開たので、さっそく交配です。

開いた雌花はこれ ↓


雄花との違いは花の根元に丸い球状のもの(子房といってやがて実になる)が出来ている。
花の中を覗けばメシベが6本整列している。


どうやって交配(受粉)させるのか。

先ず枝から摘み取った雄花の花びらを全部取り除いて、オシベを裸にしたら
その柱頭をメシベに擦り付けて完了。

このまま待てば2か月ほどでカボチャが出来上がるはず。

この受粉作業は本来小さなムシ達がやってくれるのですが、必ず成功するとは限らないので確かな受粉をするにはこんな風に人口授粉をすればいいの。

カボチャは花が大きいので作業が楽ですが、メロン、小玉スイカなどは花が小さいのでなかなか大変で成功の確率は小さい。

咲いたタイミングが悪く授粉できなかった雌花は、やがてこんな姿になり生涯を閉じることに。


開花のタイミングがうまく合わずに、ムダ花がいっぱい咲き自然消滅することに。
もったいないことだけど自然界にはそんな植物がいっぱいで、首尾よく子孫を残せるものはごく少数であることは知られている。

幼い頃の記憶によると、捨てられた野菜くずの山のような所から勝手に出てきたカボチャの苗が実をつけて、やがて食卓に上がった・・。

でも、自分の手で交配させて実らせてみたい。
たくさんなくていい、2つか3つもできればいいのだから。

美味しいカボチャができたら、その種を春まで保存してまた植えて・・と持続可能な家庭菜園は楽しい。



2025年6月3日火曜日

モズ

 2025.04.23

少し前までは、「ほうれんそうってなかなか芽が出ないし、発芽が揃わないね」と言ったものです。
それが最近のほうれん草の種は芽が出易いように薬剤処理?をしてあったりします。
種蒔き技術を持たない人でも何も考えずに楽に発芽させられるようになりました。

黄色い矢印の文字が「発芽処理済みの種」

でも安価な種はだいたいそんなことはしていないので、いつものように1日水に浸してから冷蔵庫で1日2日お休みしてもらうことで、土に蒔いた時に数日で揃って発芽します。

今回も浸水→冷蔵庫の手順を踏んだようですが、そうしたことをすっかり忘却。
(実際にこの時に使った種はこれではなく未処理の安価の種)

何日かして、他の物を取り出すために冷蔵庫を覗いて、これは何?

色、形から、これはホウレンソウの種に違いない。
すっかり忘れていたのでかなり昔のでは、と一瞬ゾーとした。

記録を見て1週間前から冷蔵庫に入れていたようだ。


という経過のもとに、こういう状態の種を蒔いたのです。
せっかく出てきた芽を折らないように、そーっと置いてそーっと土を掛けました。

何も撒かれていない畑を毎日眺めて、まだかな・・、ホウレンソウって発芽に時間がかかるから、まだ4日しか経っていないから・・まだ早いよね・・なんて思っていた。

だって記録には蒔いたと書かれているんですから。
だってこの場所の土をいじった記憶が、ぼわっとあるし。

ボケ?痴呆?
このようなコトは昨日、今日に始まったことじゃなく、私の得意技みたいなものだと身近でみている者は言う。

だからボケというよりモズなのです。

芽が出ている種を植えたのだから、土を掛ければ普通に地上に発芽します。
大丈夫、経験済みです。
え?😂

2025.04.26
ほらね!
発芽した種を土に埋めて3日目には緑色の双葉が出始めた。


蒔かないタネは生えないというけれど、正にそのもの。
種を蒔かないで、出るのをいくら待っても芽は出ない。

蒔いたら3日で出た。
まだ先が(たぶん)長いのだからしっかりしなさい、私!