2022年4月10日日曜日

レタスのテント育ちとアンドン育ちの違い

12月に畑に定植し、1月になってからビニールテントで囲ったレタスとポリアンドンだけのレタスの生育の仕方を観察する目的で4株を育て、4月にその結果が出た。


品種は「ノーブルSP」(完全結球種)
結果は出たが、そこからはっきりとした何かが得られたとは残念ながら今は言えない。
テント囲いがある程度先を行くのではと読んでいたのだが、ほぼ同時の収穫となり、播種から5か月以上の日数を経ての栽培となった。

収穫時のレタスは、これがテント育ち↓


葉が暴れてしまって玉は小さ目。
もう1つは形はまともだったがやはり小さかった。

一方のアンドン育ちは↓


やはり小型(280g)だけれど2個とも形に問題はなかった。
この球を切ってみると


外から押してみたときに芯が固く感じたので、採り時をはずしたか?と思ったが切ってみたらこんなで、まだ早かったくらい。

どちらも2つずつなので、これだけでどっちがどうと言える実験結果ではなかったように思うが、あえてこの結果だけから言えばこの程度では大差なし、ということに。

欲目だろうか、2月頃の状態ではテントの方が葉の数が多くなってるように思えたが、その後の自然環境の下で差が縮まったのだろうか。

肥大するに連れてテント内で外葉が暴れたのは、何だったのか?
テントが窮屈で圧迫された末かな。

10月の半ばを過ぎるとキャベツは収穫は4月になるのが通常なので、この日数は特に長いわけじゃないかもしれない。
食べた結果は柔らかく、ほろ苦さと甘さのバランスが良く、文句なく美味しかった。
(あばれレタスは茎部分は苦みが強かった)

直径6センチの小さなビニールポット1個で苗を作り、そこでできた苗4本を全部育てて、大きさや形は十分ではなかったけれど、食べられるものが出来上がった。

種蒔きがあと1週間早ければ、結果もかなり違っていたのでは。
冬を跨いだレタスは病気や虫害の心配がなく味もいいのだが、温度管理が難しい。
それだけに面白い、なんてナマイキか。

2022年4月7日木曜日

白いサクラのような梨の花

 ピンク系が讃えられる季節だけど、純白のドレスのような梨の花もいい。




1本の木に和梨と洋梨が咲く
花を見てもその違いは素人には解らないが、枝ぶりは違う

今年は2種があまりずれずに開花。
着果が期待できそう。






2022年4月4日月曜日

ショウガの種はタイから来た

 今年のショウガは中国からのバトンタッチでタイからの輸入品。

昨年同様に中国産を買おうと出かけた店に並べられていたのは「タイ産」だった。
500gで税込み598円。去年の中国産と変わらない。
中国産は高くなってしまい、仕入れが難しかったのだろう、きっと。


 今まではタイ産の生姜は見かけなかったが、これからは日々食卓に上る食品としても中国産にかわって出回ることになるだろう。地図上の知識だけだけれどタイは気温の高い国だからいいものができるのかな。

ショウガも里芋と同様の方法で種用としての冬越し保存をやってみた。ダメモトで。
やはりだめだった。

これが掘りだした種ショウガ↓


掘り出したときにはちょっと見は問題なし。
が、ムムッ・・?
白い、ゴマ粒大のてんてんがいっぱい。

何、これ?
もしたしたらカビ・・

カビなら乾燥させたら死ぬのでは、と干してみたら・・・
ミイラになった。

やはり無理だった。
もっともっと深い穴で外気温に影響されない環境じゃなくちゃ保存はとてもできそうにない。

家庭で日常の食用にするショウガは秋に全部掘り上げて冷凍して一年間使っている。冷凍室から出してすぐに使えるのでこれで困らない。

今年もポリマルチで地温効を狙ったが・・

自家製種はさっさと諦めてタイ産の種生姜を入手し(値段は国産の約1/2)、さっそく植えた。
去年は里芋の株間に植えて半日蔭で育てたら、とても良質の生姜ができたので今年もそうすることにした。

芽が出る場所はよくわからなかったので大きめの塊で埋め、ポリフィルムで畝全体を覆って保温した。


今更ながらだけれど、このマルチングは無駄手間だったかも。

過去数年の記録によれば、4月上旬に植えたショウガはフィルムでの保温対策をしてもしなくても最初の発芽までは凡そ1月半、4月半ばの植付なら対策なしで1月前後、更に5月になってからでは無蓋で1月弱。

部分的に土を覆った程度では地温を上げることはできない、ということの結果でしょう。
私の記録からの判断では、早めに植えて覆いをしても、発芽は5月末から6月になっているではないか。

おぉ、記録が役に立った。
来年からは自己満足だけの無駄な作業はやめよう。

上記のように常温でとり置くと腐るか干物になるかなので、種は5月になったら購入しようとすると、店の棚でほぼ腐っていたり、売り切れていたり。

遅霜はもちろん凍る心配のない当地なら、早くても質の良い種を買ってすぐに植えて、そのままじっと発芽を待つのがより良いやり方か。



2022年4月3日日曜日

保存した里芋を掘りだし種芋に

 今年も里芋の種は自家製で都合できた。

昨年末に収穫できた5株の内の2株を畑の空き地に埋めておいたのを、今年の植え付け用に掘りだした。


いい状態に保存できたようだ。

こんなにたくさんは要らないが、親芋から切り離すと腐ってしまうので、株ごと上下をひっくり返して埋めておいたもの。
いい具合に新芽も出かかっている。

種にする4個を選んで切り離して、簡単に泥を落としたら殺菌剤に浸してから植え付ける。

殺菌剤に浸すやり方はジャガイモの時と同じ。

80cm幅3mの畝に等間隔で4つ埋め、黒いポリフィルムを張って地温を上げるよう対策。
今回のフィルム張りは、手早く比較的きれいにできて気分がいい(他人の畑作業をかいま見てヒントを得たもの)。

農業地域じゃないのでなかなかそういう機会に恵まれない(畑仕事をしている人に出会うことがごく稀)のだが、他人の作業を見てヒントを得たり、ナゾ?が解けたりすることは多い。

里芋だけなら保温対策は必要ないけれど、この里芋の株間にショウガも植えたので、そのための地温対策となった。
(そのショウガについてはこちらのページで。)

種として使った残りの芋は陰干ししながら順次食卓へ。
里芋の親芋も美味しく食べます。

余談になるけれど、市販のジャガイモ(主に北海道産)がと~っても高値。
自家製はもうとっくに無いし、今年のは植えたばかりで今は発芽が始まったばかり。
なのでこの里芋が代打で活躍中。