2020年10月20日火曜日

ラディッシュの発芽 きれいに揃う

 種まきから5日、ラディッシュ(さくらんぼ)がきれいに揃って発芽、この間の私の頭の中のもやもやが大分晴れた。

画像をクリック(またはタップ)して拡大して見れば明快、感心するほどきれいに出ているのがわかる。

ようやく、適温になったんだ。
朝の地温が15度くらい(気温は13~14度)、昼は20~23度くらいでバシッと発芽した。
蕪も出始めた。

ゴボウもようやく出てきた。3度目の正直で。それでも間ばら。



ゴボウ(短根種)の発芽適温は20~25℃ということになっているのに、その頃に蒔いても出ず今出はじめた。寒さには強いので出れば育つだろう。

ラディッシュに関してはこれが1回目の播種だけど、とにかくこの秋口はゴボウをはじめとして発芽に難渋した。

キャベツにレタスなどいつもなら少し時間がかかっても発芽はしたのに、今年は何度蒔いてみてもだめで、いろいろと予定が狂ってしまった。

ポットに蒔いたものが皆ダメだった。
管理の仕方が間違ったのだろうねぇ。


2020年10月18日日曜日

レタスは直播きができるんだ!それもばら蒔きで

 ウォーキングのコースの1つで、本通りからちょっと奥まった場所へ久しぶりに回ってみた。
ごく小さな菜園があってそこを見回り?するのが目的。

レタスの直播は目からウロコ

菜園の片隅に小さな苗が厚く密生していた。たまたま持ち主さんのお顔が見えた。
あちこち歩きまわってもなかなか人の姿にはお目にかからないので、これはラッキー。
他人の物を覗いていた無礼をお詫びしてから
「これ、何ですか?」
「あぁ、レタスだよ」

お断りして撮影したもの

えっ、レタスの直蒔き?
結球しない品種だというけど。

ポットに1粒ずつ丁寧に蒔いても発芽せず、出ても育たない・・私のレタス。

これで育つのかとは聞きづらく
「いつ蒔いたのですか?」
「え~と、先月だな・・9月26日」

つまり20日くらい前だ。私はその頃盛んにポット蒔きでやって発芽しなかったり、出た芽を枯らしてしまったりで悪戦苦闘していたと思い出し、う~ん・・。

防虫方法などの話題も入れながらしばらく会話した後、ぎっしりと密生しているレタス苗をごそっと掘り上げて苗ポットに入れて、手渡してくださった。
ありがたくいただいてきた。

ウォーキングは予定を切り上げ、苗ポット抱いて帰宅。すぐに植えなくちゃ。

1cmそこそこの苗が一塊になっているのを、どうやって移植しようか。
1本ずつにするのはかなり難しいし、それじゃ多分枯れてしまうだろう。

そうだ、根洗い。
バケツに水を入れて、ポットから抜いた苗の塊を土ごとそこに入れ、軽く揺すってざっとほぐし、根は無理なく離れる程度に数本絡み合った状態にする。
それをこうしてちょっと丁寧に直播きした程度に植えてみた。


グッドタイミングでその日の夜中に雨が降り、朝にはピンと立っていた。
これは定植2日経過後の様子↑

教えていただいたその畑では、この3~4倍の厚さで蒔かれていたのだ。
直播きでも白菜のように点蒔きならそれも有りかと思うが、レタスをまるでコマツナのように蒔いてあったのには仰天。

あのゴミみたいな種を1粒1粒土に落としていくのはとても大変なので、ばらばらとランダムに蒔けるならラッキー。種代が高くつくけどね。
でもなんて柔らかな頭なんだろう。いつもこうしているという風な口調だった。

そして、園主さん曰く「そこに出ているものは全部9月26日に蒔いたんだよ」
ダイコン、ハツカダイコン、ニンジン、ミズナ(シュンギクだったかな?)など。

どれも少しずつで、野菜によって大きさは違っていたけど、このやり方ってこれで育つなら楽だ。気難しい白菜はもう蒔けないけど、およそこんな頃というのを一斉に蒔けばずいぶん効率がいい。

マニュアルから1歩も離れなれない私からみると、なんて大らかなんだろう。人間性や性格ってこういうところにも出るんだねぇ。

根洗い

最近植え替えなどでよく使うテは「根洗い」。
読んで字のごとく、根を水で洗うこと。

ポットから畑に移植する際、1本にすることに不安を感じ2~3本をそのまま植え付けることがある。大きくなりどれも同じように育ってしまうと残す1本以外の苗を殺してしまうのがもったいない。
そこで一旦3本とも一緒に掘り起こし、根洗いをして1本ずつ別々に植えると、どれも他のと遜色なく育つので、この方法をよく利用する。
水の中で根をほぐすので無理なくばらばらになり、且つ水が吸い上げられて移植によるダメージが小さいようで全く萎れることがなくまた根付いてくれる。

今回の一塊のレタス苗もこうして移植に成功。

定点観測

最近の見回りウォーキングで2箇所の定点観測の予定地ができた。
1か所は上記のレタス畑。

もう1か所は白菜の畑。
レタスの直播きを見た日よりちょっと前の日だったと思うが、本葉3枚ほどで苗の大きさ4cm位だった白菜。
定植したばかりのようだったが、いつ収穫できるのか、どんな品種だろうか?

逆現象で、もうホウレンソウが収穫期の大きさに育っていた畑。
どうやってあの暑い時期に育てたのだろう?
そう、ここの畑はいつもホウレンソウがよくできているのだ。

管理の方法まではわからなくても、自分との時期の違いが結果にどう表れるのかが確認できるのではなかろうかと思う。

今年の秋口には種まきでドタバタしたので、よその様子が気になる。

2020年10月10日土曜日

芽が出ない、あれが出ない、これも出ない・・

 ハクサイ(普通の大きさになる種類)は苦心惨憺でなんとか発芽させ、今は取り敢えず見た目は普通に成育中。変な書き方だけど白菜は結果的に結球しなくてはできたことにならないからね。

で、種を蒔けども発芽してこないのはミニハクサイ、キャベツ、ゴボウ。
順に経過を追ってみよう。冷静にたどれば何か気づくかもしれない。

ニミハクサイの播種


種まきは9月19日 畑に直蒔きした。
蒔き時適期は9月上旬~10月上旬の間なので、そのど真ん中。

発芽適温は18℃~22℃。
実際の地温は、計っていない。(「昨年は9月13日に蒔いて成功したので」というのが今回播種の根拠)

結果・・ 26株分蒔いて発芽したのは3芽

最終結果はわからないが、大株になる普通の白菜(郷秋80)は発芽適温25℃で9月7日に蒔いている。その時には新聞紙をべた掛けし、寒冷紗を白、黒のダブルで遮光して発芽させた。何もしない場所の地温は34℃まで上がっていた。

それをわずかに1週間ほど遅くなったからというだけで何の対策もせずに蒔きっぱなし。
適温が5度前後の違いをあまりに軽くみていたと言わざるを得ないなぁ。
原因は明らかに高温による焼死。

キャベツの9月播種


種蒔きは9月15日 ポットに蒔く。
蒔き時適期は10月中旬まで、発芽適温は15℃~30℃。

畑地の地温は30度を超えたこともあっただろうが、ポット蒔きし新聞紙をかけて日の当たらない家の裏に置いたので30℃を超えてはいないと思う。
測ってはいない。

10日後に3芽だけ顔をだしたが、あとは知らぬ顔。出てきた3芽も3ミリほどになったままそれ以上成長せず。水は適量で管理していたが、その後枯れた。
比較として、8月6日に蒔いたものは徒長はしたが無事生育している。

この時期に発芽に10日もかかることも変だ。
被せた土が厚過ぎたのだろうか?

これは諦めてもう1度同じ種を蒔いた。9月26日。
やはり10日後にやっと2芽、その後1芽増えたがそこまででストップ。

過去5年間の記録を遡ってみると、9月に種まきはしていなかった。
手持ちのこの品種以外のマニュアルをチェックすると、あぁ、9月は適期から外れている。
そういうことなのか・・

直射を避けての管理はしたけれど、ビニールポット(1号)に入れられた土は路地の土と比べて温度を感じやすい(夏季はより高くなる)のかもしれない。
それから「時なし」とか「時しらず」という表示のものは要注意。

過去に、7,8月の盛夏に蒔いて特別の気温対策はせずに収穫ができていたけれど品種が違った。少し高度な技術を必要とするキャベツは品種もきちんと選ぶべきか。

ネット上で少し調べた結果では、9月頃蒔いて年内に収穫できる品種は無かった。
「夏蒔き」品種の蒔き時は8月いっぱい、「秋蒔き」品種は10月からで収穫は翌春というのが定番のよう。

年明けごろから春先に食べたいキャベツは、一般地の家庭菜園じゃ作れそうにないというのが今回の結論。

ゴボウの9月播種

これも9月蒔きの発芽トラブル。
品種はこれ、素人向きの短根種。



この種袋には発芽条件に関して書かれていることは温度だけ。
ホームページに行ってみると注意事項がいくつか書かれている。
・種の特性として①種の皮が固いので予め吸水させること②好光性なので土掛けはごく薄く③排水性のよい土をよく耕してと。そして条件ではないが発芽まで1,2週間かかることが他の菜種などとの違い。

上記に照らしてどうだったか・・
①給水はさせた。ただし流水ではなく浸漬で。

過去にはそれで上手く発芽してる。余計なことをいえば何もせず80%くらい発芽させたこともある。
②土掛けもごく薄く1~2ミリを意識してやった。
③基本的に砂地なので排水性には問題なく、固く固まってもいない。
これで16日後にやっと現れた芽が3つ。蒔いた種は100粒以上。

他のサイトで調べてもこれらは基本的条件で、大きな違いは見当たらない。
あ、種は今年購入したものなので古くなってはいない。

そうなるとこれも温度(地温)しかない。
蒔いてから計って30℃のこともあった。適温からは外れるが、5度超は無理だったのか。5度ぐらい超えてもいいなんて私の勝手な判断で、自然は科学で証明されるということだ。

こういったところにも人間性が現れるね、なんて言葉がどこかから聞こえてきそうだ。
恥ずかしい😨

どんどん遅れてしまうけど、今からもう一度蒔いてみよう。
もう25℃内には収まるだろうから、その確認の意味も含めて。

共通して注意不足ではあったが、今年の夏は異常な高温だったようにも思う。
来年も下がらずより高温になるのでは、なんて恐ろしい予測も聞こえてくる昨今だ。

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〈追記〉

覆土が薄いときには大雨に注意

ゴボウはその後改めて蒔きなおして、数日後から4日連続で雨(台風14号)。
雨が止んで見回りに出てみると、ゴボウの種は大方が土の上に出ていた。
(ちなみに、種はまだ何の変化も見られなかった)

浅く覆土したので大量の雨で土が流れてしまったのだ。
天候の荒れが予想されたら何らかの対策をすべきなのだ。
マニュアルはあくまでも基本、環境条件や特殊事情は個々にその都度考える必要があることをしっかり頭に止めておこう。