2022年3月22日火曜日

アンズは満開 桃はまだかな?

 アンズが咲いた。


3月21日、満開。
バックが青空なら見ごたえがあるのだが、生憎の曇り空で印象は今一・・

開花日は去年に比べて数日遅い。

ところでいつも大体同じ頃花を見せてくれるモモ(日川白鳳)は?

今はまだ蕾は硬く色も付いていない。
去年はアンズに遅れること6日だったが、この様子ではかなり遅れそう。

この冬の気温は、2月いっぱいは例年に比べとても低くこの地方には珍しい雪や結氷が何回も。しかし3月に入ってからはとても暖かい日が何日もあった。

でも積み重ねた気温は十分にはなっていないのだろうか。
積算温度といわれる計算かな 。

うちのアンズは、花の数をみれば今年はいくらか実が口にできそうな胸算用。
去年は花は数個で実は全く着かずだったから、今年はあの甘酸っぱい実が食べられるかもね😉

花の姿は、風が強くて乱れてしまったかちょっと品が落ちているような印象。(花にも品性はある?)
フフ、気のせいかな。

気楽に花を愛でている世界情勢ではないけど、自然の流れのなかで咲く花は気持ちが和むもの。かの大統領には爆弾や戦火が花に見えるのだろうか。あ、花じゃなく花火かも・・
いずれにしても彼はもはや人間としての感性は無いのだろう。



2022年3月20日日曜日

発酵熱で土を温め、サツマイモの芽出し成功

特別な資材も特別な設備も不要で、その気になれば1日でできる温床。

目的は、サツマイモの芽を出させるために土の温度を上げること。
過去には畑にマルチをしたり、スチロール箱で温めた見たり、それを家の中でやったり・・と試したがものにならなかった。

たまたまみつけたwebサイトでこれならできそうだと思い、軽い気持ちですぐに実行。
去年栽培し美味しかったサツマイモを保存しておいたのでそれを使てやってみようと思い立ったのが3月3日。

僅か数日で土が暖かくなった

始める前の地温は計らなかったが、その時の気温は最低3~4℃、最高でも10℃あるかないか。今年はとくに低温ということだったが。

これが↓種としたサツマイモ四片を温めている床。


温床を作って1週間。
土の温度が32℃に上がった。
すごい!

簡単に言えば畑の隅に穴を掘って、そこに野菜くずを入れて米ぬかと土を混ぜてビニールで覆っただけ。
土穴の中で野菜のぬか漬けをしたのだ。

〈案ずるよりは生むが‥〉だったけれどはじめてのこと。
ここまでを記録しておこう。

野菜くずと糠で発酵土を作る

(3月3日)
温床は字のとおり、暖かい土で作る床。
土の温度を簡単に上げるには、土の表面にビニールを張っておけば日の当たる日中はかなり高温になる、が、夜間に冷えてしまうので30℃以上を保つのはそれでは無理だ。

そこで、糠を使った発酵熱を利用しようという訳。畑の一部を深さ30~40cmの糠床にしてしまおうという考え方。30cm下まで地温を上げれば夜間でも地表温度まで下がることは無いだろう。

ぬか床作りの手順

1、予め予定しておいた場所に、芋の芽が伸びてきた時を想像して必要な面積の穴を掘る。
参考にしたサイトでは深さ40cm位となっていたが、私は都合で30cm。
容量は1㎥にも満たない穴。


2、掘った穴の中に畑から出た野菜くずとヌカと土を混ぜ込む。
野菜くずの中の白菜やブロッコリーの根が重いので1度に全部混ぜることは難しく、3回ほどに分けてやった。
その際に生ヌカと共に既に発酵済みのぼかしも少し混ぜている。これは必須ではないが、いくらかは発酵が早くなるかと。

3、穴の中で糠と混ざった野菜くずを足でしっかりと踏み込む。
漬け物用のぬか床を掌でギュッギュッと押し付けて空気を抜いていく要領、という感じ。
その上に掘った時の土を掛けて、また糠をすこし振り、やはり軽く混ぜたら床の出来上がり。

4、床ができたら全体を覆うようにビニールをべた掛けし、周りを土で覆って固定。
取り合えず全体を覆う大きさがあればどんなビニールでもいいが、こんな時のためにちょっと大きめのビニールシートを普段から貯め込んでおいたのが役に立った。


5、そして更にもう1枚のビニールシートとアーチ状の支柱でテントを張る(1枚目の写真)。
以上で温床工作は完了。

わずか1週間で地温30℃に上がる

翌朝からはテント内が結露した。温度が上がってきていることの証だ。
1週間ほど経ったところで様子見。

テントとビニールシートの端をめくって土に触れてみると、オッあったかい!
これが発酵熱。

温度計を入れてみたら32℃。
やったね!

更に3日後には表面に灰色のカビ発生。


種芋の伏せこみ 

(3月15日)
温かい床が準備できたら、さぁここに寝てもらおう。
小さ目の芋を丸ごと1個と半切りしたものを3個、計4か所に置いて発芽を待ちます。
(保存していた去年の芋は腐ってしまったので、改めてスーパーで食用を購入)


土を掛けてべた掛けのビニールとテントを戻して、じっと発芽を待つ。
6月には植付けたいが、間に合ってくれるだろうか・・

過去に「踏み込み温床」という言葉をどこかで見たか聞いたかした。
小屋のような装置をつくり、膨大な量の落ち葉を集めて・・という私にはちょっと敷居の高いものという印象だったのでやってみることにはならなかった。

畑から出た野菜の残渣と少々のこめ糠を主材料にして、寄せ集めの廃品でできるならやってみる価値あり。
自分でするサツマイモ苗作りは結局大幅に遅れて後に響いてしまう、ということはよく聞く。
だからこれでうまくいけば画期的。

・・この先の経過は次の投稿へ


ところで、漬物のぬか床はこんなに温度が上がる?
改めて気にして触ってみれば、暖かいと感じることがあった。
発酵熱というのは長時間保っている訳ではなく、発酵が終わればある程度のところで上昇は止まって後はまた常温に下がるので、ぬか床がいつも暖かいわけではない、ということの様。


2022年3月11日金曜日

ジャガイモを殺菌してから植える

ストレプトマイシンで殺菌

 種用として売られているジャガイモは予め殺菌されているものと思っていた。
それがどうもそうとは限らないようだ。

そうか病が怖いので、今年は買った種芋を殺菌して植えることにした。

殺菌剤は手元にあったのでさっと処理できた。
殺菌剤はアタッキンという、よく使われている薬。
(主成分はストレプトマイシン硫酸塩。ストレプトマイシンてたしか肺結核の治療薬で有名になったけど、人間もジャガイモも一緒なんだ!)


使い方は簡単で、バケツに4ℓほどの水を入れそこに100gのアタッキン(粉末)を100g入れてよく混ぜ合わせたら種芋をそのまま浸け・・


5~10秒で水溶液から引き揚げ水気を切る。いたって簡単。


上が種用ダンシャク2kg、右は種用メークイン1kg、左はスーパーで買った食用(たぶんダンシャク)1kg。色の違いは種用だからじゃなく、収穫からの経過時間と思える。

殺菌後は切って日陰で干す

水が切れたら、種用の大きさにカット。
いろいろな大きさなので手元にハカリを用意し、種1個が40~60gくらいになるように切っていく。

カットした芋を陰干しにして乾燥させる。
その時に3種類が混じってしまわないよう注意だ。


その間にうっかり雨に当たらないようにもね。乾くまでに2~3日かかるだろうから。

去年までは知らずにしっかりお日様に乾かしてもらい、半日で乾燥終了。洗濯物を干すように。というよりいきなり裸でカンカン照りの海水浴場に飛び出したようなもの。

それでも生育結果に問題は無かったけれど、そんなに急激な乾燥はよくないだろうと思い直し、今年は家の北側の風通しは良好の場所で時間を掛けて干してみた。

ベッドの用意はできている。
種がいい具合に乾いたら植え付け。

そして陰干して3日目でこんな状態になった。


同じ条件で乾燥させても芋の鮮度(たぶん)で随分違うので迷うところだけれど、左のダンシャクは限界。
いきなり直射日光で乾燥させていた時は全部が半日でこの種ダンシャク状態だった。今思うと急激な日焼け状態だったのだ。

より丁寧にするならば、先ず種ダンシャクを植付他の2種はもう少し干してから植えれば文句ないだろうけれど、一度で片付けてしまいたかった。

何年経っても冷や汗、脂汗で初心者・初級者の域を出られない学習できないヒトだナァ・・

と反省しながら3月10日に植付決行。
種芋合計4kgを50g/1個くらいにカットして、植え付けた種芋88か所。

畝全体にダイアジノンを混ぜ込み地中のコガネムシ、ケラなどの卵殺虫。更に植穴にオルトランを混ぜ入れてやはり地中のアブラムシ対策。

こうして種を伏せこんで終了。久々の大仕事。
少々腰にきたので、本日の定例ウォーキングはお休み。


改めて種芋が入っていた袋の注意書きを見直したけれど、殺菌については直接触れられてはいなく「食用にはしなでください」とだけ。


多分薬を使っているのだろう。

食用芋を種にしてもダメということも耳にするけれど、殺菌してから使う分には同じこと。
産地もどちらも北海道。

※殺菌の方法
薬剤を使いたくない場合はお湯による殺菌もできるようです。
48℃の湯に約40分浸せば殺菌効果がある、との情報も見られます。
48℃を40分保持することに工夫が要ると思われるのですが。