2018年12月29日土曜日

大根の裂根 これも多肥障害か

晩生種の大根の収穫が始まった。
種袋の説明では播種から130日で収穫となっているが、早く蒔いたせいか90日で収穫開始になった。


これで55cm、太い部分で40cm。
尻まで太る筈がそうはなっていないのは、まだ早いのか?

7cmほどに太った大根が土の表面に15cmほど出ていた。それを見て、もう十分な大きさと判断し収穫。

2本抜いた内の1本は下で縦に裂け目が入っていた。


大根の大きさは上の大根とほぼ同じ。
どうしたのか?

ちょっとググってみると、原因は
・乾燥した直後に大量の雨があった
・肥料が多すぎた
・収穫の遅れ
などと出てきた。

また、肥料だ。
乾燥とか大雨はわからない。
取り遅れは、標準時期より40日も早いのだから普通有り得ない。

となるとやはり肥料過多。
肥料が多かったので早くに出来上がった、とも言えそうだし。

ま、多肥はなるべくしてなった結果なのだ。
これで良し!笑

出来上がった大根の味は・・・
煮ると柔らかい。
生では、尻尾を食べても辛味が全く無く子どもでも食べられる。

辛いおろし大根が食べたい。
来年は辛い大根を、と去年も思ったのだった。

2018年12月14日金曜日

白菜のふち枯れ病 多肥障害だった

今年2種類の白菜を栽培し、その内の1種「京都三号」は縁枯れ病でほぼ全滅。

外葉はしっかり大きくなって外見はできているが、頂部を軽く押すとずぶずぶっと手が入り込んでいく。
巻きがかなり緩いのだ。

横から押さえてもフカフカ。
これはできていない。
播種後100日を超えているので、未熟とは考えられない。

株を抜いてみると軽い。
半分に割ってみると、こんな風に中の葉が縁取りされたように変色していた。


調べるまでも無く「ふちがれ病」。
よく見てみよう。


レース編の模様編みをしたようにきれいに出来上がって?いる。

正常に出来上がった白菜はこうなっている。


比べると葉の数が全然違う。
葉を作れなかったとういうことは、病状が出たのは最近でもずっと以前から病んでいたのだろう。外葉は成長していたので、気付けなかった。

でも外葉も形が変なのだ。
最も外の土が付いて枯れかかった数枚を取って現れたきれいな葉の一番外側。


痩せた人の背骨が浮き出たように、白い葉脈が目立ち葉の広がりもない。
葉数が無いせいか全体におかしい。中国野菜にこんな感じのあったような。

ふちがれ病の原因の殆どは「チッソ過多」だと。つまり肥料が多すぎたのだ。ごく僅かだけど白い茎の内側に「ごま症」も見える。
あぁ、これもか。

意識的に窒素肥料である鶏糞の量を標準量の2倍で栽培してみたのだ。
今年の春からの栽培作物全体にそうしてみた。葉菜には特に。

その結果が、これ。
葉ものだからといってチッソ肥料を多く与えれば良いものができるというわけじゃなかった。プロが教える量は基本的に守るべきなのだ。

ホウレンソウ、コマツナといった野菜は基準を超えても問題ない結果になっている。むしろ追肥の頻度を上げ、肥量を増やす方向で栽培すれば成長が速くなる。成長速度が速まれば柔らかく良質のものが収穫できることが実感できた。

もう1種類の白菜「郷秋80」は1株が芯腐れ病(これも原因はチッソ過多のよう)で倒れたが、後は元気に完成している。
施肥量に違いはなかった。ならば品種だろうか?

「京都三号」は種苗の大手通販から調達した種だが、詳しい説明がなく「京都」と名づけられているので寒い地方の品種だったのか。
でもそれで施肥量に違いが出る?

余談
この種苗の大手通販の種は安いのが取り得でつい手を出すのだが、栽培用の詳しい説明がサイトのどこにも無い。安いのは大量に購入するプロ向けだから?プロに詳細な説明は不要だからか。
小さな販売店や地元ホームセンターでは品種に限りがありそれもいま一つ。
結果重視の栽培をするなら、無難な新種を選ぶべきなのかな。

深くこだわってみても簡単に答えが出そうにないし、去年も「京都三号」はうまくできなかったことも考えて、まだ残っているこの種は退場させることにしよう。
それと、次回からは施肥量は基準内に納めること。


こんな姿になった白菜で、とても使いにくいのだけれどそのまま捨てるのも抵抗があり、変色した部分を除去して使っている。
そんな中で白い茎(葉脈)の下の方が柔らかくて美味しいことに気付いた。

シャキシャキとし瑞々しく、根元近くでも筋っぽさがなく柔らかい。腐りもないので生食でも安心して使える。サラダ風の利用にとても便利だ。


2018年12月7日金曜日

葉ねぎの植え付け

九条太ねぎの定植。
10月初旬に小さなプラスティックトレーに種を蒔いて、およそ60日。


2ヶ月の間、3回か4回液肥をやり水を切らさないよう気をつけた。
茎の太さは3ミリくらいで、葉は3枚位。良い苗になったと自己満足している。

これを1.5mの畝に定植。



全部で100本あたので、この1.5mに納めるためにこんな風に3本ずつ一まとめで植えた。
太ネギなので1箇所1本にすべきのようなので、成長にしたがって間引きながら最終的に1本にしようか、と。

根元には土を掛ける前にイネ科の枯草(ワラの代替品)を置いて、その上に薄く土を掛けたけど、この枯草と土の順番は違っているかも。

藁を置く目的は根元の空気の確保。
それならどっちが下でも構わないように思うけど、違うのかな?

最後に水やりをした。
が、これは余計なことのよう。
ネギは乾燥に強いからか、植付け時の水は不要と種屋さんのHPにあった。

また、足が先になり「調べる」が後になっている。

2018年11月29日木曜日

1株だけのショウガの収穫

自慢できる成果じゃないけど、ショウガが1株が出来上がった。
たった1株だけ。


上手にできれば、たぶんこの2培位のボリュームになるのだろうが、先ずは1株形になったという意味では嬉しい。

気合を入れて発芽環境をつくり、8個の種を植えて収穫になったのはこの1株のみ。
8分の1というのはとてもショックなんだけど、発芽さえすればできるということは分かった。

それでは発芽しなかったのはなぜか?

植える予定地に1月前からフィルムを張って土を温めることをやってみた。


透明の厚手のフィルムをぴったりと張ることで保温できるかと試したが、たまに地温を測ると露出しているところとの差は1~2度。

黒のフィルムならもっと上がったのか?
それともこんな狭い場所で覆ってみたところで効果がないのか?

このままで一月後に8個の種を埋めた。
4月中頃だ。


植えた後もフィルムで覆い、保温に勤めた。
芽が出るのを待った。
発芽すればフィルムを持ち上げるのでわかる筈。

待つこと一月、ようやく1芽顔を出す。
・・これだけだった。
後の7個は腐ってしまった。

今回腐ってしまったのは、矛盾する考え方だがポリフィルムの下で蒸れてしまったのでは、とも疑っている。

真冬にも霜柱を見ることが無いこの地方で、4月中旬以降に凍って腐ってしまうことは考えられないのと、去年、一昨年は植付け後に極簡単に枯草などで覆ってやっただけで半数くらいは生育した。
それにかつてここよりも気温が低い地方で2~3回ある程度の収穫ができていたので。

プロも、本やネットでも土を温めろと教える。
でも日当りが悪い地温の低い土地でもできた経験があるならば、地温を上げてやる必要はない、ということになる。

私の経験や薄っぺらな理屈では説明しきれない、その時々の条件があっての結果なのだろうけど、とにかく生姜は気難しい。


さてこの株だけど、反対側にタネがくっついている。


植えた時の形がまだしっかり残っている。
つまりまだ生産するエネルギーを持っていると思える。今掘り揚げたのはちょっともったいなかったかな、と思う。

それにしても美味しそうだ。
贅沢に甘酢漬けにしてみようか。

根と葉の境の赤い部分をいっしょに酢に入れれば、全体に薄ピンクの酢生姜ができるという。
その辺は期待せずに作った今回の「新生姜の甘酢漬け」。

少し前にカリフラワーの甘酢漬けを作り、その甘酢が残っていたのでそれを利用した。
カリフラワーの時にはちょっと酢の量が多く、すっぱかったのでそれを直さずに使った。

①生姜の皮を剥いて、赤い茎が入るように繊維に沿ってスライスする。包丁では余り薄くはできないのでスライサーを利用。かなり危険な作業なので慎重に。
②1~2分水に放し(アク抜きが目的)
③ザルに上げたら塩をふって冷ます(塩はしんなりさせるため)
その間に鍋にお湯を沸かす
④生姜をお湯にくぐらせ、水気がきれたら甘酢に入れる

湯から上げると、きれいな黄色になった。


赤くならなくてもこの色のままでいてくれたら、これでいい。
しかしこれも時間の経過と共に黄色は薄くなった。

今回はお湯にくぐらせた生姜を冷めてから甘酢と合わせたが、生姜が熱いうちに酢に入れれば赤く発色したのかも。

美味しい甘酢生姜は、掘りたての新生姜でなくてはできない贅沢な品。
これで暫くは楽しめる。
よし、としよう。



2018年11月27日火曜日

アブラムシに襲われた大根

ニセダイコンアブラムシという、またも新種との遭遇。

「ニセ」抜きのアブラムシより二回りくらい小さく、やはり大群で襲ってくる。
体形は単純なアブラムシとの違いはあるようだが、やることは似たり寄ったりの様。

が、アブラムシというのは怖い。
大根の葉の生え際にケシ粒ほどの虫を発見し、これは何?と思った時から10日程で全体が枯れてきた。


ここまでになる前に、シャワーの水圧で流したり薬を使ったりしたけど被害は進行する一方。
これじゃ収穫終了期の春の姿。

土の中はどうなっているかというと、尻すぼみで成長が止まってしまっている。


順調なら長さ30センチくらいで、尻まで太っている筈。

表面は多少の凸凹はあるもののそれほど見劣りしないので、味噌汁にして食べてみた。
いくら煮ても柔らかくならず、ひたすら「不味い」。
私に遠慮した夫は一言も発せず、出されたものは頂きます、と。

輪切りにした時の様子はスが入ったようになっていた。これじゃ不味いはずだ。


ニセダイコンアブラムシの大群に襲われて葉が枯れ、もう養分も水分も取り込めなくなってしまったのだ。
食糧難の時代ならこれでも食べただろうけど、何とかしようという気にはなれずこの畝のダイコンは全部撤収した。

考えられる原因は
1、台風で倒れ傷つき、虫を誘った
2、肥料過多(故意で標準の3倍近くの鶏糞)で、繁りすぎ風通しが悪かった
ことが主かなと。

フーッ、難しいなぁ。

もう暫くは収穫できる大根はない。もう1種のを蒔いてあるが収穫予定は来年。
予定は大狂い、サビシイ~!






2018年11月16日金曜日

ミニ白菜苗がよくできたが完成まで行けるか?

ミニハクサイが播種から25日でこんないい苗が出来上がった。


播種から1月足らずで本葉が4.5枚に揃って、きれいにできている。
こういうのができると本当に嬉しい。

気温が上がってくる午前中に植えつけよう。
先発のミニハクサイと同じ畝に第2弾として植えられた。


元肥は既に混入済みだから、いつものように植え穴を掘ったらオルトラン粒剤を混ぜ、穴に水を入れて苗を植えつけ、しっかり土を押さえる。そうしたらネキリムシ忌避のために今回は「ダイアジノン」を根元にほんのちょっとパラパラと撒いておく。


今まではネキリムシ忌避としてネキリエースを使っていたのが、使い切ってしまったので手元にある薬を調べたら、ダイアジノンがぴったり嵌った。

最後に土押さえの意味もあっての水を含ませて、はい、植え付け終了。

この白菜の栽培マニュアルはこうなっている。


実際の種蒔きは10月17日なので適期内から外れていた。
が、すーっといい苗ができた。

品種としては極早生で60日で完成するとなっているが、これはアテにはしない。
秋冬ものは説明どおりにはいかないし、そんなに急ぐ必要もないので大きく外れない範囲で出来上がったら万々歳と思っている。

不安なのは、去年の例があるから。
播種時期を外したら(たぶんこれが原因で)殆ど葉が巻かず、白菜にはならなかったのだ。

定植から凡そ1週間経った苗は順調(たぶん)に発育している。


人の子供に例えたら、首が座ってそろそろ離乳食の頃か?

外葉に1つ、2つ穴がみえるけど、この時期なので無視しても生育に支障が出るほどのことは無いだろう。

先発隊は今はもう巻き始めたので、そちらは多分大丈夫だろう。
これ。


第2弾としての種蒔きが1週間~10日遅れたことが、結果にどう響いてくるのか不安でもあり興味(真相解明みたいな意味)もある。

2018年11月15日木曜日

発芽までに時間がかかるようになった

少し前まで、キャベツは種を蒔いてから3日目には芽を出していたのが、5日も掛かるようになった。


気温が下がったのだ。
今朝はとくに寒く6時半の外気温は10度だったが、前日までは12~13度だった。

このキャベツの発芽適温は15度とあり、もうギリギリだったようだ。
四季蒔き品種で蒔き時カレンダーでは11月いっぱい蒔けるとなっているので、今月中にもう1回蒔きたいと思っていたが、無理かな。

急降下したのじゃないから体感的にはあまり感じなかったが、こんな現象が起きると寒くなったのだと思う。ついこの間まで、半袖Tシャツ姿も見られたものだ。

それでも、こんな時期に種を蒔いて、時間はかかるけど育てることができるってありがたい場所だ。

2018年11月8日木曜日

徒長したキャベツ苗を定植

ろくろっ首みたいな苗


10月7日に種を蒔いてから1月弱で苗らしくなってきた。葉の数はまだ3枚だけど、もう植えても大丈夫そうだ。

それにしてもこの茎の長さと曲がり具合はどうだ。
私の苗はなんでこう何もかもが徒長してしまうのだろう。

徒長したキャベツ苗


ろくろっ首のようにくねくねと伸びていくのを見ていると、早く広い場所に植えてやらなくちゃと思う。

畝はだいぶ前から鶏糞、苦土石灰、木灰をすき込んで準備してあったので、植え穴に防虫剤を混ぜ込んで植えつけた。根だけを埋めると土を舐めているような形になって負担が大きいだろうと、深めに植えた。


でも苗によってはつんのめっているが、まぁこれでいいことにしよう。そのうちちゃんと上を向いてくれる。

6日後・・
ほら、ほとんど全部まっすぐに立ちあがった。


僅かな期間で葉も大きくなった、すごい。


収穫まで半年、それでも「中早生」


収穫は4月になる。それでも品種的には「中早生(なかわせ)」となっている。同じく「中早生」で11月下旬まで蒔けて収穫は6月なんていう品種もある。
分類の仕方ってどうなっているのだろう。

それにしても種を蒔いてから半年以上ねぇ。
徐々に気温が上がってくる春に蒔けば3ヶ月で出来上がるのだから、こういうものって私が育てるのじゃなくて自然環境が育ててくれるのだとわかる。得意になってはいけない(笑い。

真冬の低温期は成長が止まるから、まだ暖かい秋の間にできるだけ大きくしておけば春は早めに収穫できるだろうか。
当地は雪が降らないから大苗での冬越しもダメージはないと思える。

6月から収穫のキャベツも蒔いた。
考えただけでは8ヶ月の上もかけて育てるなんて気が遠くなりそうだけど、日々の細かな変化に一喜一憂しながらの過ごすと、もう?というくらいの時間だ。

春に種を蒔いても同じくらいの時期にできるが、春の苗は虫害が大変だから冬場に苗作りをした方がしっかりと育つのでは、と気が付いた。
これって私としては新しい発見。

2018年11月7日水曜日

ソラマメの発芽

ソラマメの種を土に埋めてから17日経って、ようやく発芽が始まった。
こんな形で出てくる、ちょっと変わった双葉。

ソラマメの双葉

それにしても待たせてくれた。
手前の2つがその17日目に出た芽で、その2日後にまた1つ。
後3つはまだ何も見えていない。

腐ってしまったのか、干からびてしまったのかと思うほど心配しながら待った。
初めての自家採取の種だったから、種がダメだったのかと不安も交えて。

短期で発芽させるには


私の場合年によって発芽日数が違うのだ、直に蒔いたりポットで発芽させたりと気まぐれなところもあるが、同じ条件の場合を比べても差が大きい。
思うに、水分調整が難しいのではないか。

特にこのようなポット(セル)に植えると、頻繁に水遣りすれば腐り足りなければいつまでも出ない、ということかと。

ソラマメの種は体積があるので全体がふやけるまでにかなりの時間が掛かりそうだ。それなら遠慮せずにたっぷり水遣りすれば早いかと思うが、似たような大きさのインゲンマメを発芽させるには水が多いと失敗する。どこがどう違うのか単に外見での判断はできないいようだ。

その点、直接畑に植えれば極端な日照りとか長期に連日の雨にでもならない限り、平均的日数で発芽するのではないだろうか。
私の古い頭では豆類はそもそも直に植えるもの。そのほうが楽だし・・

今回は予定の場所にカブやら小松菜やらが占領していて、それまではポットで生育させて、それらが終った頃にちょうど移植できるのではという管理人に都合の良い計算だった。


2018年11月6日火曜日

白菜の芯腐れ病

個々に見ればこんなにいい感じに巻いてきているのもある。

収穫間近のハクサイ

それが、株によっては芯腐れ病が出てしまった。
虫穴が増えているので葉をめくりながら犯人を捜していたら芯の近くが黒い。


虫害だけを気にしていたのでとんでもないものを見てしまったようなショック。

一番端の株だ。
こんなに傷になっていたらもうだめなので、とにかく抜き取ってよく見てみよう。

葉を全部外に押し広げて(葉数が少ないので簡単に開いた)。

白菜 芯腐れ病

角度を変えて


半分に割ってみた。

白菜 芯腐れ病 半割り

諸に芯が腐っていた。これは致命傷だ。
特に葉物は成長点の芯がやられたらどうしようもない。ナスやトマトのように脇から枝を出していくものは芯がダメだとその分を枝が頑張ってくれるけど、こういう種類の野菜はそうはいかない。

芯が腐って「芯腐れ病」

このサイトによると間違いなく「芯腐れ病」のようだ。
原因は言われれば心当たりはある”チッソ過多”のようだ。

今日まで気が付かずにいたが前から症状が出ていたのか、葉は大きいのに数は極端少ない。中に新葉ができて全体のボリュームがでるはずが、芯が病気なのだから新葉の育ちようがなかったのだ。

8月末に種を蒔いて2ヶ月と少し、触るとまだフカフカでも外見は形になってきている。


2列植えなので、反対側は


いい感じにできてきているように見えるけど、欲目かな。

障害はこの1株だけだろうか、原因が肥料過多なら全体に出てもおかしくないのだ。
それはエライコトになる。

白菜は葉を栽培するのだから肥料は多くていいと思い、種屋さんの言う基本量の2倍にしてみた。
この株だけじゃなく全体にすごいボリュームになった、とも感じていた。
近くのプロの畑には同じくらいの大きさの白菜が育っていたのを見て、ちょっと安心したりも。


葉菜だからって窒素肥料を多くすればいいってもんじゃない

単純な結論だけど、
葉を育てる野菜だからといっても、限りなくチッソ成分を増やせばいいというものじゃないのだ。基準や限界があった。

「病」と名がついてもこれは生理障害、その原因が気候などじゃなく「肥量」なら管理者の責任・・
気楽に勝手な判断でやると、とんでもないことにもなるもんだ。



2018年11月5日月曜日

早生タマネギ苗を購入、植える

「早生」と表示されているタマネギ苗100本を買ってきた。


50本1束で358円。
1本あたり約7円。10年近く前と変わらない値だ。
ツマヨウジほどの太さで、生き生きした緑色で状態はいい。

ちょっと水気を絞ってしんなりさせた方が植えた後の水揚げがスムースだと聞くので、このまま一晩放置した。買って時間をおかずに植える場合はこの程度の管理でいいようだが、植えるまでの待ち時間が長いときの管理は難しい。去年はそれで大失敗した。

売り場の説明ラベルによれば、収穫時期は5月上旬。
早生といっても収穫期は晩生より1月ほど早いだけ。どうせ早生なら3~4月に出来上がる位のが欲しかった。
それを言うなら極早生が適当なのだが、もう売られていない。

早速植え付けにかかった。
元肥は2日前にすき込んで、畝を整備しておいたのですぐに着手。
ケイフンも苦土石灰も、”畑にすき込んですぐに植えられる”と説明されている。助かる。

幸い昨日は午後半日静かに雨が降っていたので、土はたっぷりと水を含んでいる(この畝は砂が主だが、それでもしっとり)。事前の土への散水の手間が省けた。

植え付け時のいくつかのコツ


先ず位置決め。
畝幅は40cm弱なので列は3列としよう。株間は10cm。


細い竹棒を10センチ間隔に軽く押しつけて浅い溝をつける。
手前と向こう端の位置を長い竹竿で決めておく。3列なので中央列は凡そで植えればいい


次に、苗の散髪だ。
オカッパ髪を切るように、根元から10センチくらいのところでばっさりとやる。


この作業はどうしても必要な作業じゃないが、長いままだと立ち上がるのにエネルギーを使うのと、植えるときにも邪魔な分がないから能率がいい。根付きさえすれば葉はすぐに伸びてくるからこの方がいい。ネギを植えつけるときにもこうする。

タマネギを植えるときは「浅く」が基本。

白い部分が見えるくらいに、と説明にあるがそれじゃ支えが少なすぎて立っていられないので、葉の分岐部が土の中に入らないように浅くして、そう1センチくらいが妥当ではないかな。
そうして根元をぎゅっと押さえるのだが、ここは砂地なのでいくらでも下がってしまうので、まぁ適当なところで止めておく。


こうして全部植えつけて植え付け終了。


植えてみたら117本あった。この中で絹針の太さもない苗は数本だけだった。
タマネギ苗は大き過ぎないというのが基本だが、かなり小さな苗でも育つのがタマネギの不思議。
それにしても針ほどもないというのは危なっかしいので、左端に別にして植えた。

最後にネキリムシ対策のネキリエースなる薬を根元にパラパラと散らして作業終了。
上からの水はどうしようかと迷っていたらヒヤヒヤと当ってきたので完全に終了となった。

種からの育苗が難しい

なぜ早生苗を買うことになったか・・
種を蒔いた晩生種が、”やはり”うまく育たず、400~500本の予定が100本ちょっとしか育っていない。

大きさは別にして、自作苗(晩生)の育ち具合はこんな具合。


去年も同様で、原因がわからずにまた同じことをした。
紙ポットの納まりを直してみたのだけど、関係がなかったか。

原因として思い当たることは、水が多すぎたか。
土の量がすくないので、どうしても不安があり水遣りが頻繁すぎたのでは。

でも、状況を見れば中央ほど育ち外回りが無くなっている。
発芽時には全体的にあったのに、徐々に消滅していった。

水遣りって、中に行くほど水量が多くなり外側ほど薄くなるのが普通。
それなら水過多で、というのは当らない。
何が問題なんだろう?

今回買った種は1袋(5mℓ)で送料込みで350円なので、これで300本も育てば1本あたり2円にもならない。
400本も500本も作ろうと思うと、全部を苗から作るのは止めたほうがいい。







だいこんの収穫開始

日ごとに太ってくる大根。
10センチ以上が地上に出て、「できたよ」という雰囲気のを1本抜いてみた。


やっぱり曲がっちゃったなぁ。
予想はしていたけど・・台風の風で30度くらい倒されて、無理になおして折れるとまずいのでそのままだった。

時間的には順調といえる出来なので、曲がりはお愛嬌としてもらおう。
葉はまだ青々としているから、まだこれからも成長していきそう。

この大根の身体測定の結果は、身長33センチ、腹囲6.5センチ。


種袋の説明によれば、種蒔き後60日で長さ37~38センチで太さは7.5センチになると。
縦横のバランスは悪くないけどダイコン属の中では小さめ、かな。
60日はちょっと過ぎているのだけど、もう少し肉をつけるとより多くから愛されでしょう・・あと数日に期待しよう。

実は2日前にもう一回り小さい大根を収穫して食べてみた。
味が一番わかりやすいフロフキ大根にしたら、柔らかく、甘味もあって結構でした。

このときに下茹ではせずに直接昆布だしの中で加熱でも苦味は感じなかった。
品種(青首、吉兆)の特質か。

あ、アブラムシ。
欲張って株間を狭くしたから風通しが悪いためか、びっしりと群がっている。




2018年11月1日木曜日

カリフラワーの完成 美味しい!

3株のカリフラワーの内の1株だけが抜きん出で、とっとと成長し、播種から92日で完成。


早すぎて味が出ないのはまずいので、直径13センチになるのを待って収穫。
不思議に思うほどスーッと大きくなったので、日焼けして変色する時間がなく日除けせずに真っ白。
白い花だ。シベがないから花には見えないが花の蕾なのだ。

これは株全体の大きさから見てどうかといえば、これでわかるかな。


写真のために花蕾の周りの葉を取ったものだが、取った葉はまだ付いている外葉と同じ大きさで、除去した葉の数は今付いている葉と同じくらい。この花蕾1つのためにどんなに多くの葉が必要かがわかる。

収穫直前の株はこんな感じ。この中の真ん中のが今回収穫の株だ。


外葉は虫喰い穴がいっぱいだけど、可食部は無傷だった。
小さな緑色のイモムシが2匹丸まって見つかったが、もう食餌の元気も無さそうだった。

左右両脇の株はどちらも花蕾はまだ野球ボール大にもならない。確か花蕾ができ始めたのは3つともほぼ同時だったように記憶するが・・
残る2株もこれからぐんぐん急成長するのだろうか。

同じように管理していたのになんでこう結果が違うのか?理解に苦しむ。

それはさて置き、早速調理。
手抜きもあるのだけど、これはさっと茹でてドレッシングで食べるのが一番美味しいように思うので、そのように。

硬めに茹でて、とりあえずマヨネーズ。
美味しい!

元はブロッコリーの変種だというが、比じゃない。
買えば高価な野菜だけど、この味は財布をはたいてもの価値がありそうだ。
ちょっとオーバーかな。

2018年10月30日火曜日

防虫ネット使用のメリットとデメリット

キャベツが巻いてきた。あと半月くらいで収穫になりそう。

それが防虫ネットが掛かった上から見てかなりの穴が見える。


5株のうち2株はこんな状態で、そう~っと葉をめくれば茶色のイモムシが1匹、2匹。
まだ小さいがたぶんヨトウ。
見つけたのは捕殺したから、これで被害は止まるのではないだろうか。

あとの3株は今のところいい調子で、きれい。



葉に穴があっても虫がいないこともある。既に他に移動したかもしれないけれど、いないのではなくたぶん見つけられないのだろう。

防虫ネット使用のメリット



防虫ネットは使用すると使用しないのとではかなりの違いが出る。初めて防虫ネットを使ったときの結果は驚きだった。
それまではキャベツ、コマツナなどはいつも葉がネットのようになっていた。

それがネットを使うことでちゃんとそれらしい形になったのだから。
言われてはいたけれど、家庭菜園程度でネットまでは・・と尻込みしていたが、結果が出てこその遣り甲斐だと思い直した。

以降虫が付きやすい5月~10月くらいのアブラナ科類には必ず使用している、特に生育途中の小苗の時には欠かせない。そして防虫ネット使用でキャベツ、白菜、ブロッコリー等では虫害で全滅ということはこの数年経験していない。

防虫ネット使用のデメリット

しかしネットを掛けたからと過信してはならない、ということもわかった。
種蒔きの前、定植の前やその時には土の殺虫処理もして、すぐにネットを張っているにも係らず害虫はやってくる。

そうなるとネットの上からでは小さな穴や葉に隠れた虫は見つけにくく、本腰を入れて見つけようとするならネットを外さざるを得ない。
これが面倒でついつい被害を広げてしまうことになる。これじゃ見て見ない振りと同じで怠惰以外のなにものでもないじゃない。

素人に農薬は荷が重い

ネットを使用せずにで虫を避けるには「薬」を使わなくてはならない。
何種類かの殺虫剤を使うことでネットを外したいと考えたこともあるが、プロのような使い方は技術的にも気持的にも私にはできない。

今時の農薬は、使い方を間違えなければ人に対しての害はまずないということだ。
「今の農薬じゃ自殺はできない」なんていう人もいるくらい。
だから気にすることはないと言うが、それくらい危険がないということは裏を返せば「殺虫」効果も薄いともいえる。

今の私の使い方では、適当な薬を見極めて、身支度をし、計量して希釈し、早朝に噴霧するという一連の作業を何回も繰り返すのは、栽培を完成させるという点での魅力に欠ける。それで完璧に妨害できればいいが、それがなかなか・・・

防虫ネットはベターな選択

となると素人が家庭菜園でそれなりの野菜を作るには「防虫ネット」をうまく利用するのがベターかなと思う。費用(用具は繰り返し使える)、日々の手間を考えても。

主に葉を食用とする野菜は、できるだけ害虫は忌避したい。ハムシやハダニ、アブラムシなどの小さくて集団で発生する害虫は殺虫剤に頼るのが正攻法?のような気がするが、ヨトウムシ、アオムシなどの見つけやすいイモムシ類は植えたらすぐに防虫ネットを掛けて、コマメにチェックしてテデトール(手で捕る)が、家庭菜園としては妥当なところでは。