2019年2月23日土曜日

確かに昨日は完全な形を見た。

今朝。
あっ!


これは本体を収穫した後にできた子キャベツ。
どこまで成長できるかという興味で見ていたが、やられてしまった。

刈り取って量ったら凡そ700g。
脇にできた副産物でこの大きさは経験がない。

犯人はたぶんヒヨドリだろう。
今朝の1食分でこんなに食べるものなのだ。

野草に比べたら柔らかく、アクも無く、1箇所でこんなにボリュームもあって最高の餌場だ。おまけにこれは無農薬。

あ、無農薬は彼らには有り難くはないか。
柔らかく美味しい野菜と一緒に動物たんぱくも摂れれば尚いい。
ヘッ、そうは問屋が卸さないよ。

この間、近所の家の(たしか)桃の枝で飛びまわっているメジロをみた。
木の枝にいるムシを食べていたのだろう.
体色や大きさはウグイスとそっくりだけど、目の周りがはっきりと白く丸く囲まれていたから間違いなくメジロ。

何十年も自然の豊富な環境に住んできたけど、枝から枝に飛び回るメジロをはっきり見たのは始めてだ。
すぐ傍に人が居ても逃げる様子はなく、餌を捕るのに夢中に見えたので、意外と神経が太いことに感心した。

引き換えヒヨドリは、人間の姿が見えないときだけを狙って食べに来る。
好きになれないなぁ。

ヒコバエのようなキャベツはもう2つできているが、これはもう彼らにやろう。

2019年2月14日木曜日

キャベツの手抜き二期作 

こういうのは二期作とは言えない?


正規にできたキャベツは12月中に正規に収穫終了。
収穫後1株だけそのまま活動継続させたら、こんな風になって、既に小キャベツが2個採れた。

これなら、邪魔にはならなかったのだから全部そのままにしておけば良かった。
この写真のいちばん大きな球は赤ちゃんの頭くらいで、柔らかく厚い葉で包まれている。

まだトウ立ちする様子はないから、もう暫く生産活動続行してもらおう。
後がつかえていなくて温度が適当なら、キャベツって収穫後律儀に片付けない方がいい。

ブロッコリーは脇芽の収穫をあてにできることは知っている人が多い。
分に漏れずうちのブロッコリーもやはり子沢山。


こんなふうに株の回り中に脇芽(蕾)がついていて、これは最初に株の頂にできた花蕾と味的になんら変わらないので、儲けものなのだ。

蕾が開かないうちに摘めば大きな花蕾よりも使いやすくていい。


今年はこれが豊作。
利用し終わるのとトウ立ちして黄色い花が咲くのとどっちが早いかな。

2019年2月9日土曜日

ゴボウ栽培 春と秋と土

ごぼうの栽培は家庭菜園に適さないのか、単に私のウデが悪いのか(当たり前にこっち)思うに任せないのだ。
「うまいごう」という品種を2年間に3回栽培をし、今回もナンダカナァ~の出来具合。

で、記録と記憶で過去を振り返ってみた。

A、去年10月上旬に種蒔きし120日を経過したゴボウを試しに抜いてみた。
地上の葉の状態を見ると、発芽以来一度も葉を隆々と繁らせたことがないので、地下の根が成長を続けているとは考え難いのだけど、時間的にはもうできていてもいいのでは。


いつも同様に完全な姿で抜くことはできなかったが、これで26cm。
根の先まであれば30cmあったか。太い部分で1cmほど。

全体に小さいが食べられる状態ではある。

B、その前年も秋に蒔いている(こちらは10月下旬)。
翌年2月まで待っての結果はほぼ股根なしで20cm。やはり先端は土の中に置き去り。

やる気が失せていたか何となく見ていたのか保存画像は無いが、やはりロゼット状の葉が地面に張り付いたようになって変色したり枯れたりだったように記憶している。


C、その年は春にも栽培している。
3月中頃の種蒔きで6月中旬に収穫。およそ90日の栽培だった。
これは10~15センチで見事に股根になっていたが、地上の葉は青々と立ちあがっていた。



これら3回はそれぞれ栽培場所を変えている。
AとBは客土して作った畑で、Cは元々は畑(田?)だった所そのままで今も小石が残っている。
Cでは大根がりっぱにできた年もあったのでやってみた。

この品種の特徴は、秋蒔きもできること、大きさは太さ1.5cm長さ35~40cmの中サイズなので家庭菜園でもできそう。

この3回の栽培経験を振り返って解ったことは
・秋蒔き栽培は葉が十分に育たないので、秋蒔き栽培が可能な品種であっても、春蒔きと同じペースでは成長しない。
・秋蒔き栽培は十分な大きさにはならないが、時間を掛ければ収穫できる(トウ立ちには注意)
・大根以上に土を選ぶ
・「記録」の重要性

こんなに明確な結果が出ているのに、1年前、半年前の状況をすっかり忘却し一喜一憂している。

ということで、より作りやすいのは春蒔きの方。
でも秋からの栽培も小型ならできるので、ほぼ通年蒔ける品種ならジャガイモ収穫後の畝を利用する等を考えてみたい。


余談
世界広しと言えど、ゴボウをこんな風に畑で丁寧に栽培しているのは日本だけのよう。
以前にたまたま目にしたテレビ番組によると、ヨーロッパのある国ではゴボウを食べる習慣はある。が、栽培ものじゃなく野草としてのゴボウを掘って食べるというものだった。

栄養価に富んでいておいしいゴボウを栽培して食べる日本の食習慣は貴重だ。
1本あたりのボリュームが小さく贅沢な品とも思うが、醤油とも油とも相性がいいのだから、どんなふうにでも調理できる。
入れ歯になるまでは沢山食べたいものだ。


2019年1月22日火曜日

真冬の菜園

上空を見ればきれいな薄い空色。裸の木々の枝先は風速7~8mの風に揺れている。
昼間の気温は平均8~9度で朝は平均的に3~4度。
バケツの底に張った水が薄く凍っていることがごくたまにある。

そんなところが今の日常。
風が吹かなければ薄い上着で外出できる気候なので、やはり楽だ。

冬の菜園は必要に応じて野菜を収穫するくらいで、日々の仕事は殆ど無く手持ち無沙汰。
春の作業に入る前に現状のわが菜園を記録に残しておこう。

緑があるところをぐるっと一回りして・・
今一番元気な野菜がこれ、キヌサヤエンドウ。


2株に見えるが、3株。
盛んに花を着けて、よく見れば1つ、2つ実が見える。

手前にツンツンしているのは秋までは次々と更新していた葉ネギ。
今はちょっとお休み。


キヌサヤと同類だけどグリンピース。植える場所が確保できずにキヌサヤから遅れること10日、ずいぶん様子が違う。


お隣のアンドンは、やはり低温に強いソラマメ。
1月半でずいぶん大きくなった。



脇枝が4本出ている。ぼつぼつ剪定(芯止め)の次期かな。

少しずつ収穫中の晩性の大根。
メーカーの説明では10月になってからの播種で、収穫は2月からとなっているのを9月24日に播種したら12月には収穫が始まった。

葉は小さめだけど近隣の大根もだいたいこんな姿だ。
根はよく太り、2キロもになることもあり、シャベルを使わなくて抜けないものもある。


良い出来なんだけど、表面の虫害も結構あり悩ましい。

次はブロッコリー。


頂上の蕾は収穫が済んで、脇から出るおまけ収穫を狙ってそのまま栽培中。



こちらはゴボウ。


今は地面に張り付いている葉。
その葉も少しずつ大きくなっている。春先には立ち上がるのだろう。



これは前出と同じ大根。
袋の説明どおりに10月になってから(10/11)種蒔きをしたもの。今はまだ地上見えるのは4~5センチ。


種蒔きの2週間ほどの遅れが、収穫期は2か月以上の違いとなったのだ。
品種的にはそのペースでいいと考えられるが、秋物の1日の違いの影響の大きさがよくわかる。

ちょっと気になっているのは、この場所は夏にメロンが病気を患い総倒れした場所。
今度の夏に土の殺菌をしようと思っているが、メロンの際の菌が大根にどう響くか?
今のところは異状が見えていない。


これも冬が旬の、シュンギク↓


種蒔きが遅かったので、まだこんなに小さいけど、間引くたびに大きく伸びるので面白い。
奥2列は1回間引いたもので、手前はこれから間引く予定の列。成長の違いがくっきり。


このアンドンの林は・・・



収穫は3月になるか4月になるかのキャベツ。


この防虫ネットは防虫目的じゃなく防鳥のため。
ヒヨドリやムクドリの餌になって、既に外葉が殆どギザギザ状態。

今は外葉なので許しても、そのうちに私の領分まで侵してくるし、置き土産が何ともネェ・・

そしてこれは5月か6月に収穫予定のキャベツで、まだロゼット状、先が長い。



そして、そろそろいいかな?のレタス。


でもできているのはこれ1個、他のは巻いてくれるかな?の状態。


↓秋に種蒔きをし、先月ここに定植したネギ(九条細ねぎ)。


丈はなかなか伸びないものの、ズングリと太ってきた。
間引きや株分けの次期を調べなくちゃ。

消費を待つだけの里芋1株。


土の中は出来上がっている。たぶんこのままで冬越しできるでしょう。


さてこれは変な次期に蒔いたミニ白菜。


芽は出るからと蒔いたけどはて、さて?巻かずにこのままトウが立ちそうな・・?

あとは残り少ない普通サイズの白菜2種。


なんともみすぼらしい姿だけど、今はどこの畑も同じ様にこんな感じで頑張っている。
霜が降りるようなら収穫して屋内で保存する必要があるのだけど、今年はこのままでいけそう。

ミニ白菜はまぁまぁの出来だったけど、郷秋(写真奥)は使えたのは2/3くらいで京都三号(手前)は結局全滅。過去3年でよくできたのは最初の年だけだった。


これは九条太ねぎ。
10月播種で、12月初旬に定植のもの。


きれいに揃って成長中。
もう少し気温が上がったら食べながらどんどん間引いたらいいかと。


12月初旬に蒔いたホウレンソウがこちら。


混んでいて間引きに手を焼いているけど、いかにも冬物といった肉厚で、いいものができそうだ。品種は「日本ほうれんそう」。

その隣はあと5~6個だけ残ったカブ。


10月21日に種を蒔いてから3月ほど経ったもので、ここまで防虫殺虫の手間はほとんど掛かっていない。
収穫期間は1月足らずでとっとと消費したためか、最後まで柔らかいまま収穫できた。

品種は「春秋まき中かぶ」で、同じ種を10月初旬に蒔いたらずいぶん虫の害が出て、農薬を使っても効果は薄かった。かぶは秋が育て易いとわかった。

欲張らずに、育てやすい時期に栽培することで効率を上げたほうがいい。

これは、ごく普通のパセリ。


前の世代の種が自然発芽したもの。パセリの実生苗は生育に時間がかかる挙句にうまく育たなかったが、まぐれ当たりでここまできた。
この春にはまた花が付いてしまうだろうが、これに励まされたので、また種を採ってみよう。


次はニンニク。


今のところ特に問題なく生育中のよう。
よくできた去年産のものから種をとったので、また期待している。

次も、おなじユリ科のタマネギ。
昨年以上に苗作りが思うようにならず、何回も苗を購入し5種類も栽培する羽目になってしまった。

早生のソニック(苗を購入)・・保存性に優れるとの説明あり
早生といっても5月初旬の収穫で、晩生種と2~3週間の違いらしい。


これは玉光という名で早晩性不明の自作苗



やっと鉛筆の太さに。

いずれも結果が出るまではわからないが、残念ながらあまりいい予感はしない。

個々の様子は以上。
メインの畑を一望して締めくくろう。


ほぼ連日の強風、雨もないので土はカラカラ。寒さに耐え細々と息をしているように見える。
これが2019年1月下旬の菜園なり。

























2018年12月29日土曜日

大根の裂根 これも多肥障害か

晩生種の大根の収穫が始まった。
種袋の説明では播種から130日で収穫となっているが、早く蒔いたせいか90日で収穫開始になった。


これで55cm、太い部分で40cm。
尻まで太る筈がそうはなっていないのは、まだ早いのか?

7cmほどに太った大根が土の表面に15cmほど出ていた。それを見て、もう十分な大きさと判断し収穫。

2本抜いた内の1本は下で縦に裂け目が入っていた。


大根の大きさは上の大根とほぼ同じ。
どうしたのか?

ちょっとググってみると、原因は
・乾燥した直後に大量の雨があった
・肥料が多すぎた
・収穫の遅れ
などと出てきた。

また、肥料だ。
乾燥とか大雨はわからない。
取り遅れは、標準時期より40日も早いのだから普通有り得ない。

となるとやはり肥料過多。
肥料が多かったので早くに出来上がった、とも言えそうだし。

ま、多肥はなるべくしてなった結果なのだ。
これで良し!笑

出来上がった大根の味は・・・
煮ると柔らかい。
生では、尻尾を食べても辛味が全く無く子どもでも食べられる。

辛いおろし大根が食べたい。
来年は辛い大根を、と去年も思ったのだった。

2018年12月14日金曜日

白菜のふち枯れ病 多肥障害だった

今年2種類の白菜を栽培し、その内の1種「京都三号」は縁枯れ病でほぼ全滅。

外葉はしっかり大きくなって外見はできているが、頂部を軽く押すとずぶずぶっと手が入り込んでいく。
巻きがかなり緩いのだ。

横から押さえてもフカフカ。
これはできていない。
播種後100日を超えているので、未熟とは考えられない。

株を抜いてみると軽い。
半分に割ってみると、こんな風に中の葉が縁取りされたように変色していた。


調べるまでも無く「ふちがれ病」。
よく見てみよう。


レース編の模様編みをしたようにきれいに出来上がって?いる。

正常に出来上がった白菜はこうなっている。


比べると葉の数が全然違う。
葉を作れなかったとういうことは、病状が出たのは最近でもずっと以前から病んでいたのだろう。外葉は成長していたので、気付けなかった。

でも外葉も形が変なのだ。
最も外の土が付いて枯れかかった数枚を取って現れたきれいな葉の一番外側。


痩せた人の背骨が浮き出たように、白い葉脈が目立ち葉の広がりもない。
葉数が無いせいか全体におかしい。中国野菜にこんな感じのあったような。

ふちがれ病の原因の殆どは「チッソ過多」だと。つまり肥料が多すぎたのだ。ごく僅かだけど白い茎の内側に「ごま症」も見える。
あぁ、これもか。

意識的に窒素肥料である鶏糞の量を標準量の2倍で栽培してみたのだ。
今年の春からの栽培作物全体にそうしてみた。葉菜には特に。

その結果が、これ。
葉ものだからといってチッソ肥料を多く与えれば良いものができるというわけじゃなかった。プロが教える量は基本的に守るべきなのだ。

ホウレンソウ、コマツナといった野菜は基準を超えても問題ない結果になっている。むしろ追肥の頻度を上げ、肥量を増やす方向で栽培すれば成長が速くなる。成長速度が速まれば柔らかく良質のものが収穫できることが実感できた。

もう1種類の白菜「郷秋80」は1株が芯腐れ病(これも原因はチッソ過多のよう)で倒れたが、後は元気に完成している。
施肥量に違いはなかった。ならば品種だろうか?

「京都三号」は種苗の大手通販から調達した種だが、詳しい説明がなく「京都」と名づけられているので寒い地方の品種だったのか。
でもそれで施肥量に違いが出る?

余談
この種苗の大手通販の種は安いのが取り得でつい手を出すのだが、栽培用の詳しい説明がサイトのどこにも無い。安いのは大量に購入するプロ向けだから?プロに詳細な説明は不要だからか。
小さな販売店や地元ホームセンターでは品種に限りがありそれもいま一つ。
結果重視の栽培をするなら、無難な新種を選ぶべきなのかな。

深くこだわってみても簡単に答えが出そうにないし、去年も「京都三号」はうまくできなかったことも考えて、まだ残っているこの種は退場させることにしよう。
それと、次回からは施肥量は基準内に納めること。


こんな姿になった白菜で、とても使いにくいのだけれどそのまま捨てるのも抵抗があり、変色した部分を除去して使っている。
そんな中で白い茎(葉脈)の下の方が柔らかくて美味しいことに気付いた。

シャキシャキとし瑞々しく、根元近くでも筋っぽさがなく柔らかい。腐りもないので生食でも安心して使える。サラダ風の利用にとても便利だ。


2018年12月7日金曜日

葉ねぎの植え付け

九条太ねぎの定植。
10月初旬に小さなプラスティックトレーに種を蒔いて、およそ60日。


2ヶ月の間、3回か4回液肥をやり水を切らさないよう気をつけた。
茎の太さは3ミリくらいで、葉は3枚位。良い苗になったと自己満足している。

これを1.5mの畝に定植。



全部で100本あたので、この1.5mに納めるためにこんな風に3本ずつ一まとめで植えた。
太ネギなので1箇所1本にすべきのようなので、成長にしたがって間引きながら最終的に1本にしようか、と。

根元には土を掛ける前にイネ科の枯草(ワラの代替品)を置いて、その上に薄く土を掛けたけど、この枯草と土の順番は違っているかも。

藁を置く目的は根元の空気の確保。
それならどっちが下でも構わないように思うけど、違うのかな?

最後に水やりをした。
が、これは余計なことのよう。
ネギは乾燥に強いからか、植付け時の水は不要と種屋さんのHPにあった。

また、足が先になり「調べる」が後になっている。