2019年4月23日火曜日

里芋の親芋を植える

里芋を植える際に親芋を種にするといい芋ができる、との情報を得て早速やってみた。

これは裏ワザよう。
親芋は店では売られていないので、去年できた里芋を2月になってから小芋と親芋を離さずに株ごと畑に埋めておいたものを使った。

それが先日来土の表面に芽を出し始めた。

里芋の芽だし
ちゃんと定植する前に予め芽を出させる、芽だしというのに当るんだろう。
あぁもうこれは掘り上げてちゃんと植えつけなくてはいけない時期だ。
だけど予定の場所にはまだキヌサヤとグリンピースがいる。

他の空いている畝を利用できないかと、あれをこうして、これはああしてと入れ替えを考えてみたが連作になってしまいどうにもうまくいかない。

キヌサヤの方はもう花は無く、ほぼ全体がうどん粉病で真っ白。
そこでこれはもう退場させて、ちょっと狭いけど予定通りにそこにサトイモを植えようということに行き着いた。

年間の作付け計画を作ってみても、こんな風に早めに前作を撤去させたり、間に合わなくて全く別の場所にしたりで予定は飽くまでも予定でしかないなんてことがよくある。
作付けってほんとに難しい。

場所が決まったら、埋めてある種用の株を掘り起こしてみる。
こんな様子だった。

掘り上げた時に見えた状態(根がある方)。
品種は「土垂れ」、形のいい大き目の芋ができる。

土中から掘り出した保存した里芋(上側)

上下が逆さになっていたのだから、この根は水を吸う役には立っていない筈。

よいしょっと、上下をひっくり返すと

土中から掘り出した保存した里芋(下側)

白い芽がいっぱい。

株をひっくり返して頭を下にして埋めていたので、出た芽が一旦下に向かってから上に方向転換するので全部曲がっている。この発芽のエネルギーは芋本体からのものということでしょう。

それはどうでもいいけれど、種として使うのは親芋だけ。

これを子、孫を引き離し親芋だけの状態にして

株から切り離した親芋

親芋から切り離した小芋、孫芋、ひ孫芋

親芋だけを植え付けた。
今ある芽はたぶんここまでで、別に新しい芽がでてくると思うけど、一応今の芽が真上に伸びられるような角度で植えてみた。

里芋(親芋)の定植


2枚目の写真は↑まだ子芋が2つくっついたままなんだけど、無理に取ると親芋が大怪我をしそうなのでそのまま埋める。子芋からも発芽して結果に大きな問題はたぶん無いでしょう。

狭い場所に無理やり3つの芋を植えて、とりあえず植えつけ完了。

さぁ、この沢山の子、孫、ひ孫たちはどうしよう?
保存用として埋める時に当然こうなるだろうとの予測はしたが、そのまま保存するように書かれていたのでそうした。

それを3株もやってしまったので、秋から冬に食べるはずだった小芋がうんと減ってしまった。
初めてのことで試しなのだから、種にする親芋はうち程度の畑では1個でよかった、と今更思う。他のは小芋を使って今まで同様でやれば比較にもなったのに。

でもやってみて、そうっかとなるものだから今回は仕方ない。

萌芽した小芋、孫芋だって食べられるだろうけれど、順に食べるための保存はどうしたらいいものか?

湿気に合わせなければ大丈夫では、と紙袋に入れて物置へ。
梅雨前に食べなくちゃいけないね。

また植え付けの話しに戻ると、親から子達を離してしまって腐らずに芽が出るものだろうか?
里芋は切り口から腐るので、小芋を切り離すと切り口がいっぱいできてくる。

親芋を種にすると良質の里芋が・・という理屈は、親芋は大きいのでその栄養分も沢山貯蔵されているからというもの。
それならば親だけを植えればいい筈で、やり方は間違っていないとは思うけど。

これでうまくいけば、種代600~700円が節約できたことになる。
切り離した子や孫たちも残さず胃に収まれば、だけど。


こうして定植した里芋、2日後にはこんな風に双葉が開き始めていた。
もう!

定植2日後に発芽した里芋


ちょっと見えにくいかな、これでどう。

上の写真のup
まだ白いままでも明らかに里芋の双葉。
これを眺めてまた思う。

この芽はやはり土中に埋めておくべきだったのかな、と。
種が動き出すには、先ず根を出して吸水活動を始めてから芽が出るのが原則だから、先に芽を出させたら先に地上の成長に栄養をとられて根は思うように伸びない、ということになりはしないか。

わからないことだらけで、揺れますねぇ、情けない。

表面的な情報を浅はかな知識のままで鵜呑みにして、大失敗になるのかも。

この後の追跡投稿はこちら


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