3月12日に植えつけて凡そ1月半。
近所の人に、他所と比べて木が大きいねぇと言われ、褒められたと思っていた。
そうじゃない、徒長しているんだと後から気付く。
恥かしい勘違い!
奥の畝のジャガイモが徒長している |
この写真で奥の畝の高さが手前と違っているのがわかる、かな?
茎の長さが奥50cmと手前30cmで、20cmもの差が付いている。
ツルボケになっている。
長くなった方(キタアカリ)は強い風が吹くと、将棋倒し状態になる。
なんでこんなことに?
いつもと同様に肥料を入れて植えた筈・・・
確かに、今年の肥料は通常の計算で施した。
このような計算をした、あくまでもきほんのキの考えかたとは思うけど。
標準的なじゃが芋栽培に必要な元肥量は
1㎡あたりN(チッソ)=8g、P(リン)=11g、K(カリ)=11g。(タキイ種苗)
この数字も教科書や参考にするサイトによっていろいろなんだけど、何かを拠所にしなくちゃ前に進めない。
当該の畝の面積は2.4㎡なので、上記をそれぞれ2.4倍すればN=19.2g P=26.4g K=26.4g
これを手持ちの発酵鶏糞(N=4、P=3.1、K=2.5)に換算して必要量を出すと
Nを19g含む鶏糞の重量は480gとなり、480gの鶏糞を施肥したように記録されている。
この鶏糞だけではP,Kが不足しているがそれは別に考える。P,Kの不足で徒長するとは考え難い。
植え付け前の「必要施肥量」の計算は合っている。
こんな状態を見て、多分去年の肥料がかなり残っていたのではないか?と気付く。
ジャガイモを植えつける前、ここにはハクサイがあった。
そのハクサイには元肥として鶏糞を標準量の2倍入れている。
そしてそのハクサイの殆どが病気になり、葉の数も少なく巻くこともせずに終った。
そういうことだったので、ハクサイに入れた肥料はあまり使われていなかったと思える。
そこに又標準量の鶏糞を入れたのだから肥料分が多すぎて徒長してしまった、多分。
そう考えて、過去の記録を再検討。
去年のジャガイモは、比較のため鶏糞を基準量施したじゃがいも(A)と、10倍近い鶏糞を入れたもの(B)とを作ってみた。
その結果は10倍近いBの収量が1割くらい少なかったが、徒長はしなかった。
その程度の違いだった。
そうなると、今年のツルボケの原因は別?
他にもちょっと気になっている条件の違いがある。
日当りが悪くなっている。
西側に家が建ち、春のこの時期は半日陰になるようになってしまった。
これも原因の一つでは?
両方の複合かも。
どうしたの?とじゃが芋に聞いてみたい。
残肥を量る道具もあるらしいが、高価でもあるしたかが家庭菜園でそこまでは・・
それなら尚のこと土や苗の関しての諸々の条件を考えた上で栽培する必要がある。
肌理細かな気配りが要る。
私の極粗い脳の肌理で、今更埋めることができるかな?
間に合わない可能性は高いが、埋めるべく努力は放棄してはならないよね。
人生いくつになってもボーっとしてはいられない、アー疲れる。
取りあえず、この畝からの収穫は少ないだろうと覚悟しなければ。